ソーラーサーキットにも何種類かあるのですか?

「いい家」が欲しい。/談話室



M.M 1999/10/17(日) 01:45:21
久しぶりに書き込みします。
この間ずっと、皆さんのお便りと松井さんの回答を読ませていただいておりました。
いろいろ勉強させていただき、家を建てるならやはりSCの家しかないという結論にいたりました。
ただ、そこで同じSCの家でも工務店によってそれぞれ建て方が微妙に違うようです。
松井さんが建てられているように、どこの工務店でも建てていただければ間違いはないのでしょうが、私が住んでいる地域(神奈川県中央部)の工務店に話しを伺ったところ、松井さんの家との相違点がありましたので、それについて見解をお伺いいたします。
1.断熱材は、30ミリの二重ではなく、30ミリ又は40ミリの一重とのことです。
2.下地はなしに、いきなり断熱材を張る、また、OSBボード?(構造用合板のようなものとのこと)またはダイライトを張る。
3.通気ボードは張らない。
4.SC工法以外にもこの談話室でも話題のスーパーウォール工法や従来の軸組工法(内断熱)も同時に施工している。つまり、同じ職人がいろいろな工法で建築をしている。
といったところです。
1については、カネカでも地域によって断熱の基準が3ないし4段階に分けて設定しているようですが、私としては、この地域での最低限の基準としてどのレベルが必要なのか解らず、見解をお聞かせいただきと思いますので、本当にお忙しいところ恐縮ですがご回答お願いいたします。


悩める者 1999/10/19(火) 23:04:47
カネカの住宅の子会社には二つあって、K工務店とAホームの両方ともいくつかの住宅展示場に出展し、営業マンが活躍していますが、松井さんの「いい家が欲しい」の「依頼先」としては、どこかふさわしくないように思うのですが、いかがでしょうか?
その両方とも、建築中の現場を見たのですが、それぞれが違った「断熱方法」でソーラーサーキットの家と称するものをつくっています。
松井さんの現場も見せてもらったのですが、比較すると明らかに違うと思うのですが、私も松井さんのご意見を是非お聞きしたいのです。
その両方とも、「松井さんを知っていて、同じソーラーサーキットの家をつくる」と言います。ただし、両方とも「松井さんよりは、安く出来る」というニュアンスのことをにおわせます。
私としては、大いに迷ってしまいます。子会社の言うことですから、信用して良いのではとも思いますし、しかし、松井さんの造りかたの方が本物に見えますしで弱っています。
その両方とも、営業マンは親切で熱心ですが、松井さんはこちらから働きかけない限りは、なんにも言ってきてくれません。
ほったらかされているような気になるときもあり、つい熱心な方に引かれがちで、しかし、「いい家が欲しい」を熟読すると心配になります。
ぜひ、さまよえる悩める者に適確なご助言をしてください。


S.Y 1999/10/20(水) 07:18:07
M.Mさんそして悩める者さんは、とってもよい質問をして下さったと思います。
実は、私もカネカからAホームズを紹介されそこが「いい家が欲しい」に書かれているような安心できる「依頼先」に該当するのかどうか悩みまして、松井さんにおたずねしたかったのですが、ためらい続けていました。
松井さんは、「工務店」をお勧めしていると判断されるのですが、ご両者さんがご指摘のような心配があったり、何よりも住宅展示場に出ているということは、「半値八掛け」グループと同じ土俵で受注合戦をしているのでしょうから、そして、当然受注範囲も広く、受注量も増やさなければならないのでしょうから松井さんの本の「依頼先」とはかけはなれているのではないでしょうか?
営業さんの話では、カネカのグループ会社であるからいろいろと有利なことがあるような様子ですが、ハウスメーカーの営業さん達と同じように契約を急ぎます。
「いい家が欲しい」とカネカさんとの関係というか、工務店の紹介を松井さんにお願いしたのに、どうして突然カネカから関連会社が紹介されてきたのかがどうもよくのみこめないのです。
松井さんがお勧めの工務店は存在しないので、そうなっているのか、それともカネカからみて、工務店よりも関連会社の方が信頼できるから紹介してくれているのかが知りたいので、私にもご回答をお願い致します。


浮遊仙人 E-Mail: akio_noma@klo.gr.jp
1999/10/21(木) 13:54:53
同様の悩みを持つものとして投稿させていただきます。先日、Aホームの展示場で親切な説明を受けました。しかし、自分としては、こまかい自分の要求を聞いてくれるのは工務店以外にないと考え、カネカの契約工務店を照会して下さい、とお願いしたところ、松井さんも参加されている「いい家」の勉強会に参加しておられる工務店は20店くらいしかなく、ご紹介できるとしても数店しかないというお答えでした。その数店でもいいから紹介して下さいと頼んだところ、では、本社の方から、後でご紹介します、ということでした。最近、カネカ本社から手紙が来て現段階では紹介できる工務店はありませんとの返答を得ております。これは、どうも不思議なことです。カネカのパンフレットを見れば、契約工務店がお話をさせていただくということで、実際の契約・施工は個別に契約工務店を選べるかのように書いてあるのですが、そこは紹介しないで、Aホームのみを推薦しているように思えてしまうのです。結局、自分としては(松井さんの本を読む以前から)工務店に頼もうと思っていたので、別途ソーラーサーキットを手がけている工務店を探さざるを得ないと思っています。松井さんはお忙しくて恐縮ですがご紹介いただくために別途メールまたはファックスを送ろうと思っています。其の折にはよろしくお願いします。


T.О 1999/10/23(土) 21:53:22
K工務店は、地下室がお勧めです。
坪68万円ぐらいでできると言います。予算の乏しい私はそこにひかれていろいろと話し合いをしているのですが、最近になって地下室にお金をかけるなら、ソーラーサーキットにはしなくてもいい、自然換気のもっと安くていい家があると説明されました。
現場見学会にはカネカの人も応援に来ていて、ソーラーサーキットを勧めているのですが、どうも首尾一貫しない変な話なので、つまり地下室がメーンでソーラーサーキットの家は副次的な扱いなのか分からなくなってしまってしばらく様子を見ることにしました。
営業マンがの話ではカネカとは資本提携をしていて、兄弟会社であるとのことですから、それならば人一倍ソーラーサーキットを勧めてよいとおもうのですが。
そこでお尋ねなのですが、最近になって何かソーラーサーキットの家にはまずいことが発生しているのか、コジマという会社に問題があるのかどちらなのでしょうか?


詮索好き 1999/10/23(土) 22:16:26
同じ建てるなら、私は兄弟会社に頼みますね。
だって、資材がそれこそ“半値八掛け”で入手できるはずですもの。
少々モドキと言われようと安いほうがいいですよ。
欠陥があったり、問題が出たら親会社の天下のカネカさんがちゃんと面倒見てくれるはずですから。
でも、地下室の安いのは恐いですよ。
一流メーカーがつくった隣の家の地下室は、カビだらけで使い物にならない状態でお気の毒なかぎりです。安物買いの銭失いの見本のような地下室だとだんな様がぼやかれています。


M.M 1999/10/24(日) 00:31:04
皆さんそれぞれ、同じような悩みをお持ちになっているようですね。
SCの家は、それぞれの地域特性に合った暮らし方ができる、というところに最もその特徴があると理解しています。その意味では、それぞれの地域によって、施工上の多小の相違はあってもいいのかなと思っています。それが、それぞれの工務店の信念に基づいていれば。お客にいい家を提供するという信念があれば。
ところで、施工上のことでひとつ質問があります。
断熱材ですっぽり覆うということになっていますが、土台のところに断熱材の受け材を打ち付けるようになっており、そこのところは断熱がされないこととなるが、それは仕方のないことなのでしょうか。
きしくも、ちょうどそこからアウターサーキットの空気の流れを引きいれることとなるのですが、どうなのでしょう。
また、同時に湿度の高い時期には、湿気が直接土台に近い木材に触れることとなる訳で、防虫・防蟻対策上懸念されることです。常に空気の流れがあれば問題にはならないのでしょうが、まったく風のない日もある訳ですから。
松井さんのお考えをお聞かせください。


H.S 1999/10/24(日) 09:43:03
製造元が商品を代理店に頼んで売ってもらっている場合、倫理的にその製造元及びその関連会社はその商品を売らないか、売ったとしても代理店より高く売らないのが常識です。
私は家電メーカーに勤めていますが、自分のところの商品を社員割引で買うより、新宿あたりのカメラ屋さんで買うほうがよっぽど安いのです。
皆さんの発言を読んでいますと、カネカは自分の関連会社を優先的に紹介しているようですが、これが本当だとしたら大変身勝手な会社ですね。代理店さんに売っていただいているという認識が足りないのではないでしょうか?それとも他の工務店のレベルが低く、心配なので紹介できないのでしょうか? いずれにしても自分のところの利害を一番に考えるのではなく、ユーザーの便宜を一番に考えてもらいたいものです。 それにしても子会社のほうも「兄弟会社がカネカだから・・・」というセールストークはなんか情けないですね。もっと次元の高いレベルで競争してほしいものです。
すいません。談話室の主旨とは違う発言をしてしまいました。そぐわないのであれば遠慮なく削除してください。


T.TО 1999/10/24(日) 21:00:39
問題は、そのK工務店がカネカの兄弟会社であるとか、カネカと資本提携しているとか、カネカの公認の工法だとか言って内断熱ノパネル工法をソーラーサーキットと称して受注することにあるのですから、K工務店は独自のネーミングをつけて、自力で営業すればお客である我々が惑わされることもなく、それはそれなりの評価を得て、場合によっては本物よりも高い評価を得て大いに成功発展をすると思うのですが。
H.Sさんのご指摘を待つまでもなく、私がK工務店の社長であるならばさっさとそうしています。モドキは所詮はごまかしと言われ続けるでしょうし、現実に素人の私が見てもそれはソーラーサーキットとは言えないはずのものです。
しかし私はモドキを承知で安いK工務店にお願いしようと検討中なのです。グラスウールを使うよりはよほどましだと思うからです。


K.S 1999/10/25(月) 07:15:20
昨夜いろいろと考えたのですが、やはりこれは勇気を出して書き込みすべきであると思いました。
浮遊仙人さんのお話で、「いい家」を造れる工務店をカネカさんが紹介することができない、つまり現在のところ存在しないということは由々しき大問題ではないでしょうか?
いま、私はある工務店にソーラーサーキットを勧められているのですが、そこに対して不安が生じてきています。
そのカネカさんの真意というか本音というかについて、松井さんのご見解をお聞かせ願いたく思います。


かじや 1999/10/25(月) 21:27:55
k.sさん&詮索好きさんへ
私はsc工法を施工している工務店です。談話室はよくのぞくのですが、ご意見が気になったので書き込みをいたします。
いい家を造れる工務店は存在します、ただそのような工務店は展示場を持たない工務店が多いと思います。私が他のscを施工する工務店を紹介するにしても、その工務店のことをよく知らなければ紹介できません。松井さんが言われるように紹介者が責任を問われます。ですから、sc工法に決定されたとしてもその依頼先は相性を確かめた上で決定されたほうが良いかと思います。カネカにしてもたくさんの工務店が参加していますので、とても把握できるものではありません。又、カネカはscの工務店をhpで公開するべきだ!とのご意見がありましたがそれこそ混乱を招くばかりです。
ですから、いろいろな方法で相性の良い工務店を探されることをお勧めします。私もsc工法を依頼されるお客様すべてにお答えしてるわけではありません、まさに相性があります。
談話室での意見交換をいつも見ているのですが、お客様の考えていることがよくわかりとても参考になります。いつの日か皆様とお会いする時があるかもしれません、楽しみにしています。
初めてメールというものをおくりました。


松井 1999/10/26(火) 23:56:26
 
 いいものはいつの世にも求められ、それが現れるとその周辺には必ず擬(まが)いものもまた現れる。多くの人は、安きを求めるが故にその見分けを誤る。
 
 家は、一生ものである。したがって、後悔もまた一生ものとならざるをえない。
 
 家の良し悪しは、床下と壁の中と屋根裏をどう扱うかによって決まる。つまり、表には見えなくても隠された基本部分こそが大事なのであって、外断熱・二重通気工法であるソーラーサーキットの家づくりは、それらの部位を特に大切にする。
 
 問題なのは、それを大切にしようとする確固たる心構えが、造る側にも、住む側にもあるかどうかだ。
 
 だからなのである。その造り手には、良心が他の家づくりよりもはるかに求められる。そして、そこに住もうと望む人には、それを評価する理性があって欲しい。それなくして「いい家」が造れるわけがないし、手に入れることもまた不可能なのである。
 
 松井修三


H.S 1999/10/28(木) 07:12:39
SC工法を施工している工務店 かじやさんへ

>カネカはscの工務店をhpで公開するべきだ!とのご意見がありましたがそれこそ混乱を招くばかりです。

どのような混乱を招くのでしょうか? 是非その理由をお伺いしたいものです。
同じ土俵で戦いたくないのでしょうか? われわれユーザーは松井さんのおっしゃっている4つの相性をたしかめて、自分の責任で工務店を選べばいいのではないでしょうか?


松井 1999/11/01(月) 23:33:26
以前にもお話したことがありますが、造る側からの感想としてソーラーサーキットの良さは、カネカが松竹梅を容認しているところにあると私は思っています。
他のフランチャイズのように、制服から鉛筆までも統一して使わせるまでに会員を拘束し、画一的な家を造らせることは、決して「いい家」をつくるためにプラスに作用しません。
会員でいることに経費と神経を奪われ、家づくりにかける分が少なくなってしまうようでは困ったものです。
四つの相性をよく確認して、これぞと思う造り手と組めばよいのです。
カネカの兄弟会社であるとか、資本提携しているとかはさほどの問題にはなりません。
AホームズのH社長は、「いい家」づくりにかける情熱と知識と経験では全国でも5本の指に入る方ですし、K工務店の社長は、いち早くグラスウール断熱材と決別した住む人想いの方です。
たとえば予算の都合上「梅」をえらばなければならないとしても、ソーラーサーキット風の造りの方が、綿状断熱材を用いる内断熱工法を選ぶよりもはるかに得することです。

カネカの対応について、納得できないと思われている方もいらっしゃるようですが、全国から毎日私の本を読まれた方々からの問い合わせだけでも相当数あるようで、お一人に20分から30分ぐらいをかけてお話していると、ソーラーサーキット担当の社員さん達は、他の仕事がほとんどできない状態が続いているようです。
毎月定期的に開催している会員に対する技術研修だけでも大変な時間とエネルギーを注いでいるのですから、体制が十分整うまでは仕方がないと思うのです。
工務店紹介を求めるとAホームズを指定するケースが多いというのは、非難されることではなく前述のH社長にお会いになれば十分納得できることでしょう。

今のところ「いい家」を造れる工務店が無いという答えは、「その工務店が絶対大丈夫であることを保証してくれますか?」というように念を押されると、応対したカネカの社員としてはそのように答えざるを得なかったのだと思います。
工務店を紹介する場合に、私も保証を求められては困りますし、カネカも同じはずです。
四つの相性を確認する責任はあくまでもお客様にあるということをご了承下さい。
また、外周の壁の下地板を斜め45度に貼って耐震性を高めるTIP構法は、ソーラーサーキットシステムとは直接関係がありません。
それは、それぞれの工務店が取り入れている付加価値の一つであって、そうしないからソーラーサーキットの家が耐震的に弱いとか、住み心地が劣ることになるというようなことはないのです。
新耐震基準を守って造りさえすれば、阪神大地震程度ではさしたる被害を受けないということが、木造住宅の実大振動実験で十分確かめられています。

何はともあれ、とにかく外断熱工法そのものが知られていな過ぎるのです。それがために、いろいろな風評が巻き起こっているのですが、しかし、やがてそれも一つのきっかけになってこの国に「いい家」づくりが定着していくことでしょう。そうなる日が、1日も早く来ますことを切に願いつつこの欄を閉めくらせていただきます。

 

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