排気型と熱交換型換気の違いについて(1)

「いい家」が欲しい。/談話室



マイホーム ゲッツ!! 2004/02/13(金) 23:54:20
初歩的な質問で恐縮ですが、教えて下さい。
排気型換気と熱交換型換気では、どのように性能が違うのでしょうか?
又、体感出来るほどの違いがあるのでしょうか?
住宅会社の人には、体感出来るほどの違いはないと言われましたが、実際には違わないのでしょうか?


でよでよ 2004/02/14(土) 00:45:11
寒冷地の場合は体感上の違いがあるかもしれませんが、
比較的温暖な地方だったらそれほどでもないみたいです。
簡単ですみません。


天井断熱 2004/02/14(土) 05:55:37
 住宅の断熱性能によると思いますよ。設計の方に実際に建てる家の
窓、壁、床、天井、換気での熱損失を算出してもらい(Q値計算では
計算過程で算出します。)、熱交換型に変えた場合に、どの程度
改善効果があるのか、計算して示してもらえば良いとおもいます。
東京と仮定すると、次世代省エネ基準程度の家では、換気以外の
熱損失が大きいため、熱交換型にしても、余り効果ない場合が
多いようです。Q値が1.5近辺になってくると、熱交換の効果が
かなり出てくる場合が多いように感じます。
 
 別な観点として、熱交換しない場合は、吸気孔からの冷気侵入
が冬場に問題となります。外気温がマイナスになるような地域では
寝ていて冷気を感じて寒いという場合があります。
これを防ぐために、吸気孔とベットの配置や、吸気孔と暖房器具の設置位置関係、吸気の
取り入れ経路(外気直接、通気層、小屋裏、床下・・・)を考える必要があります。
 
 また、外部の騒音が大きいところでは、吸気孔から外部の音が
侵入して、寝ていて気になる場合もあります。その場合も、上記の
吸気経路を工夫する必要があります。風の強い地域で、風の影響を
受けたくない場合も同様です。
 
 熱交換は交換器の音が大きいため、設置場所を検討する必要があります。
ダクトの汚れの話がすぐに出ますが、顕熱型で、断熱されたダクトを使えば
問題無いと思います。あとランニングコストが熱交換無しに比べて
かかります。
 
 最後に、排気型(吸気ファンのない3種換気)の場合、気密性能である
C値が0.5くらいないと厳しいです。1種換気の熱交換型の場合、経験的に
C値が1を切ればOKと言われています。


ロスナイ 2004/02/14(土) 10:16:20
私は,昨年3種換気から1種換気装置に変更しました。
 
きっかけは,ロスナイが,インターネットオークションで2万で変えたことと,自分で
工事できそうだったからです。
 
工務店の換気工事のずさんさに,入居してから換気の不十分さを感じた為でもあります。
 
それと,高気密・高断熱にこだわっておきながら,3種では利にかないません。
 
断熱材や工法にこだわっても,サッシは安く済ましているようなものだと思います。
 

1種に変更して変わったことは,冬場の過乾燥が無くなったことです。(裏日本在住)
 

母も妻も乾燥にはデリケートで,3種換気の時は湿度45%以下で,はじめは洗濯物
が良く乾くし窓の結露も無いと喜んでいたのですが,そのうち咳やかさかさ(アトピーぎみ)がでて加湿器を導入してました。
 
今年は55%を加湿器なしですごしております。(窓は少し結露します)
 
加湿器の消費電力を考えてみると, 加熱式200〜400w
                 気化式100w以下(気化するときに部屋の温度を奪う
省エネ効果もこの分を考慮する必要があると感じます。
 
暖房費はまだ結果が出てませんが20〜30%は削減されてるようです。
 
湿度が上がったおかげで,前は23℃を切るとじじばばが寒いと言ってましたが,今は22℃でも文句いいません。(ただのなれかも)





かっち 2004/02/14(土) 16:57:54
天井断熱さん、教えて下さい。

 
>排気型(吸気ファンのない3種換気)の場合、気密性能である
>C値が0.5くらいないと厳しいです。1種換気の熱交換型の場合、経験的に
>C値が1を切ればOKと言われています。
 
3種の場合、C値0.5以上だと何が厳しいのでしょうか?
換気の効率ですか?
1種は熱交換できるという以外に3種より優れた点が
あるのですか?(この場合の3種は1種から吸気ファンと熱交換機を
取り去っただけであとは同じシステム、と仮定してください)
気が向いたらお返事下さい。
(マイホーム ゲッツ!!さん便乗質問すいません)


天井断熱 2004/02/14(土) 21:51:03
かっちさんへ
 
 3種換気の場合、排気のみ強制のため、家の中は常に負圧となります。
そのため、C値が大きいと、計画した吸(給)気孔以外のところ
からの吸気(隙間風)がおおくなり、正常な計画換気が難しいと
言われています。大方の意見として、0.5が目安と言われています。
(1.0や0.7とする意見もあります。)
C値が悪くなると、冬場に2Fの吸気孔からの流入が少なくなる
ことが、しばしば現象として観測されます。
 上記のようなことから、良いC値を施工保証できない住宅では、
1Fは自然吸気とし、2Fはファンで強制吸気するなどの手法が
よく使われます。
 
 1種の場合は、吸気も強制のため、隙間が多少あっても
計画的な換気が行い易くなります。家の中は負圧になりません。
C=1.0が目安というのは、1種で熱交換を行った場合に、
気密を良くして行って、C=1.0くらいから、経験的に省エネ改善効果が
頭打ちになってくると言われているためです。




本当? 2004/02/14(土) 21:59:00
>上記のようなことから、良いC値を施工保証できない住宅では、
>1Fは自然吸気とし、2Fはファンで強制吸気するなどの手法が
>よく使われます。
 
第3種換気を採用する工務店で気密に自信のない工務店、あるいは気密が出せなかった工務店が2階の吸気口からファンで強制換気する?それも世間で一般的に?俄かには信じがたい事実ですね。でも、本当に事実なのですか?


ひるごはん 2004/02/14(土) 22:45:14
はい。私はそうするつもりです。基本は第三種で一部一種ということです。
 
特に冬が、ということですが・・・うまく説明できるかな。
 
例えば断熱性に乏しい家で個室暖房しているとしますね。
ドアに隙間があったらどのように空気が流れるでしょうか。
下から冷たい空気が入ってきて、暖まった空気が上から抜けて行くでしょうね。
これを家全体に拡張して考えれば、まさに自然換気システムに相当します。
温度差を利用して吸気と排気をする・・・
つまり、冬場暖房して自然の摂理に任せると、1Fから吸気して2Fから排気することに
なるんですね。
だから、気密が出せなかった家ではひょっとしたら2Fの自然吸気口から計画通りに
吸気できなくて、自然の摂理に負けて排気してしまう場合も考えられます。
 
だからそれを補助するために2Fでは機械給気とします。経年変化で気密劣化することも視野に入れています。
 


なお、個別の部屋ごとに排気をするような第三種の場合(排気パイプファンをたくさんつけるとか、セントラルの排気ダクトを各部屋までたくさん這わせるとか)で、2Fの個室でも排気してるんなら機械吸気はもちろん不要ですね。説明は省きます。


気密と換気効率 2004/02/14(土) 22:55:44
 
かっちさん。下記HPが参考になるのでは?
 
http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/honnelink/20030703.htm



ひるごはん 2004/02/14(土) 23:11:34
補足しておきます。
気密劣化の要因として

 
・初期値からしていまいち
・気密の経年劣化
・誰かがどっかの窓を開けてるかも
・SCならダンパーの存在
 
などが考えられると思います。


天井断熱 2004/02/15(日) 07:00:16
本当?さんへ
 
 本当ですよ。そういう方法をとっているところは
多数ありますよ。良いか悪いかは別として。



かっち 2004/02/15(日) 07:45:56
天井断熱さん、ご回答ありがとうございます。
本当?さん、ひるごはんさん、気密と換気効率さん
書き込みありがとうございます。
 
なるほど、そういうことですか。勉強になりました。
拙宅はひるごはんさんの書かれた
>個別の部屋ごとに排気をするような第三種の場合(排気パイプファンをたくさんつける>とか、セントラルの排気ダクトを各部屋までたくさん這わせるとか)で、2Fの個室で>も排気してるんなら機械吸気はもちろん不要ですね
のセントラル排気ダクトの3種なので、これを念頭に置いて
質問にしました。この場合は熱交換がないだけで1種と
同じととらえてよいと理解しました。
意外だったのは、
>1種の場合は、吸気も強制のため、隙間が多少あっても
>計画的な換気が行い易くなります。家の中は負圧になりません。
です。
以前、この談話室で、室内正圧だと壁内に湿気が進入する
可能性があるので2種はあまり使われない(防湿層を
完璧に施工する自信があるか、樹脂板状断熱材はこの限りでは
無いかもしれませんが)と学びました。
なので、1種でも室内負圧がセオリーだと思っていたのですが
そうではないのでしょうか?
それと、
>C=1.0くらいから、経験的に省エネ改善効果が
>頭打ちになってくると言われているためです。
も意外でした。私はC値がよくなればなるほど
換気ロスの影響が大きくなり、1種の効果が大きく
効いてくる・・・と思っていました。
なにか、追加質問になってて申し訳ありませんが、
天井断熱さんはじめどなたかご教授くださるとうれしいです。


天井断熱 2004/02/15(日) 09:48:45
 かっちさんへ
 
 2種は、病院や製造工場などで使われていますが、
住宅では使わないようです。1種が微妙に負圧なのか
正圧になっているのかは、私にはわかりません。
ただ、3種ような負圧にはなりません。
 
 1種換気で、C値を良くすれば効果は大きくなりますが、
一般的な住宅の熱損失に対しての寄与分を考えた場合、
これ以上良くしても、比率的に改善効果が大きくないと
いうことだと思います。熱交換器や空調設備のランニング
コストの改善率等から、経験的に言われていることです。

 
 あくまで私個人の見解です。人によっていろいろな
意見がありますので、参考にされてはいかがでしょうか。


ひるごはん 2004/02/15(日) 14:09:07
二種の病院や工場というのは、無菌室やクリーンルームみたいなやつですかね。
住宅用ではOMソーラーが二種だと思いましたが、昨今のシックハウス防止法で状況が変わったかもしれません。
 
拙宅(計画中)のなんちゃって一種はあくまでも三種の補助的なものなので、室内は基本的に負圧です。でないと1Fの自然吸気口が機能しませんので。
ご指摘のように、壁内への湿気侵入抑止の点からも負圧気味にコントロールしたほうが良いと思います。
 
一体型の熱交換一種換気扇ではどうなんでしょう?
入出量は同一みたいな気がしますね。
でないと、自然吸気口が別途必要である旨をうたう必要がでてきますね。


かっち 2004/02/15(日) 14:39:24
天井断熱さん、ひるごはんさんありがとうございました。
 
最初の書き込みで、「拙宅は・・・」などと書きましたが、
正しくは「計画中の拙宅は・・・」でありまして、
実は午前中に地鎮祭を行い先程帰ってきました。
すごい風でしたが、何も飛ばされることなく何とか
無事に終了しました。(すいません。トピと全く
関係ないですね(^ ^);  )
 

質問の件、納得しました。
私は工場勤めなので2種の経験はあります。
高圧ガスを取り扱う工場ではガスの侵入防止のため、
計器室を正圧に保つ必要がありますので・・・
(これもほとんど関係ない話ですね。)
 
この前、ある工務店の構造見学会に行って来たら
各部屋個別の2種換気を採用していて、
「へ〜、こんな工務店もあるんだ」と
珍しく思いました。
 
いずれにしても、私のところは温暖なので
セントラル3種でOKだな、と再確認させていただくことが
できました。ありがとうございました。


ANN 2004/02/15(日) 22:09:57
熱交換型換気の省エネルギーに関し、Q値からの計算を提案されていますが(天井断熱さん)、Q値からの計算では顕熱交換効果しか分かりません。東京などの夏季は高温多湿のため換気による熱損失は顕熱よりも潜熱(湿気)のエネルギーの方が圧倒的に多いと推定されます。このために全熱交換のメリットが出てきます。しかし全熱交換型はこれまでは全て第1種換気でした。

 
「デライト換気システム」は世界初の全熱交換型の第3種換気システムです。本談話室の下記テーマでも話題になっていることを最近しりました。
1.給気口からの音     Jasper 2003.9.28
  2.基礎下断熱について  Jasper 2003.12.26
  3.お薦めのサッシは?  これからの建築予定者 2004.1.20  

 
「デライト換気システム」は排気ダクトに既存全熱交換型と同じ不織布を用いており、これに全熱交換の機能を持たせたものです。この排気ダクトを床下に設置することによって床下で給気の床下空気と排気とを全熱交換し床下空気を直接室内に給気する第3種換気システムです。全熱交換素子となるダクトの総面積が既存の全熱交換装置の約10倍以上になります。これで「デライト換気システム」は第3種なので消費電力が少なく冬季及び夏季の排気からのエネルギーを回収します。水蒸気交換(潜熱交換)は計算値と実測値が略一致します。
 

2重通気の住まいを望む場合は床下から壁内を経路として屋根裏まで通じ、1階および2階の天井から室内に給気し、各室の床下から排気する方式です。「デライト換気システム」によって換気とともに内通気層の換気が機械的に確実に行われます。以上開発者の立場からのコメントです。
http://www.mahbex.com



でよでよ 2004/02/15(日) 22:26:54
とても面白いシステムだと思います。

 
でも、床下の空気を吸気するんですか・・・?
コンクリート臭くないですか。
臭うとしても最初だけかな?


内側 2004/02/16(月) 00:21:55
たびたび、この掲示板に見に来ています、内側といいます。
床下を熱交換空間に利用するとは、ウン !!なかなか良い方法ですね。
フィルターつけて給気してるし縁の下もほこりっぽにならないことも期待
したいです。
床下の空気のにほいですが、今日、床下収納の容器を外して掃除をしてたら
結構木のかほりがしてGoodでしたよ。
でも換気している間に希釈されてしなくなるのでしょうね。
ただ、木材の防蟻剤の影響はどうなのかな?これも外気導入で無害な
ところまで希釈されるのかな?ちょっと心配なので書き込みしてみた
のですが、みなさんご伝授よろしくお願いします。
 
それと、計画換気についてですが、
日本でも、高気密化が進んで計画換気の条件が整いつつあるのですが、
気象条件、間取り、気密性能(窓やドアの経年変化)、給気口の開度調整
の良し悪し等、悪い条件が整ってしまって自然上昇する空気で2階部が正圧になり、2階給気口から空気が入ってこない可能性を想定してか、システムをパイプ
ファンで1種構成にするメーカーもありますね。3階建てだともっと深刻かも。
高い気密レベルを常に要求するメーカー、ある程度の漏気を容認しつつなるべく
条件に左右されにくい換気方法を取るメーカー、
そのあたり計画換気の考え方もガラリと違うものなのですね。
参考
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kankisen/kanki/seihin/system/air_f/b-air.html

http://www.arude.co.jp/menu_1.htm



ANN 2004/02/16(月) 15:14:24
気密がある基礎断熱で、高性能フィルターを得て給気される床下空間は人間が持ち込む埃や生活上で発生する臭いが無い分、室内よりもクリーンな空気と言えます。ただし床下空気が室給気となる場合には床下木材を防腐防蟻薬剤による処理を行ってはいけません。行わなくとも良いこと又はその手法や注意すべく点は他のトビや他のHPの談話室にて議論されていますのでご参考にしてください。


天井断熱 2004/02/16(月) 21:07:56
ANNさんへ
 
 たいへん工夫されたシステムですね。ダクト自体を交換膜にするなどの
発想や、臭気の問題も対処されているみたいで感心しています。
何点か質問があります。差し支えなければ教えて頂けないでしょうか。
 

 全熱交換は、どうも既存システムのフィルタの汚れをみると、
あまり気持ちとして感心しなかった(科学的でなくてすみません。)
のですが、透質ダクトは、このあたりはどうなのでしょうか。
また、ダクト(交換膜)の清掃が必要だと思うのですが、
どのような方法で清掃を行うのでしょうか。

 
 全熱交換は、潜熱交換という性質のためなのか、使われている交換膜の
問題なのかわかりませんが、交換時に汚染物質が給気に戻ってしまう率が、
顕熱交換に比べて非常に大きいとされています。ご紹介のシステムでは交換膜は
従来と同じものを使っているようですが、このあたりに関する
見解はいかがでしょうか。
 
 このシステムについて、今後の技術的な改良検討項目や課題といったものが、
もしあれば、教えていただけないでしょうか。
 

 以前ネットフォーラムで取り上げられたときからの疑問です。


ANN 2004/02/16(月) 22:55:35
>透湿ダクトの空気汚染について
 既存第1種全熱交換換気のフィルターは熱交換素子の前に装着されており、面積は500cm2程度です。ここに150㎥/hの大量の空気が透過しますので、フィルターに汚染と目詰りが起こります。透湿ダクトは空気が殆ど透過しませんので、透湿ダクトが既存全熱交換のフィルターのように汚れることはありません。ダクト内部は圧損のために負圧となりますので、排気中の埃が透湿ダクトの孔を詰めることもありません。
 

>熱交換膜におyる排気の給気への還元率
潜熱交換膜は多孔膜です。一方空気汚染物は揮発性有機化合物や炭酸ガスです。従って膜の表裏に濃度差があると必ず交換膜を透過します。その透過速度は透過化合物の分子量に比例すると考えられます。水蒸気18、空気29、ホリマリン30、アセトアルデヒド44、炭酸ガス44、トルエン92の順です。従って水蒸気は空気よりも1.6倍の透過速度のために潜熱交換が多いですが、ホルマリンでは空気と略等しい。炭酸ガスやアセトアルデヒドで0.65倍、トルエンでは0.3倍の速度です。ダクトからの排気量が多いので、排気ダクト中の優位外化合物の僅かな量は給気側の床下に還元しますが、給気側の空気を汚染する量とは考えておりません。
 
<今後の技術課題>
 換気設備選択のポイントは(1)健康(換気経路、排気の効率化、維持管理)(2)省エネルギー(消費電力と排熱回収) (3)快適(音と冷感) (4)デザイン及びコストです。これらの課題達成で販売としました。2重通気への応用は基礎及びトップダンパーなど余分な経費がかからず機械的に行われますので安定した1年を通して安定した地熱利用もできます。


マイホーム 2004/02/17(火) 00:07:19
いろいろなご意見ありがとうございました。
換気システムについては大変勉強になりました。
もう一度、質問させて下さい。
熱交換型と言う事だけで言うと、断熱性能が高い(Q値)家では、熱交換のメリットは発揮出来るが、断熱性能が低いと熱交換のメリットは発揮出来ないと言う事でしょうか? 又熱交換のメリットはどんな所なのでしょうか?
夏 涼しい 冬 暖かいなどの体感出来る違いはあるのでしょうか?
アドバイスをよろしくお願いします。


ANN 2004/02/17(火) 07:04:52
 
専門的な議論になってしまいました。マイホームさんの質問に責任上お応えします
 
>熱交換型と言う事だけで言うと……
家の空気は1時間に0.5回外気と入れ替えなければなりません。当然この換気によって冷暖房のエネルギーを浪費することになります。この換気によるエネルギー損失は家の断熱性能には関係なく一定です。従って家の気密や断熱性能が良くなると、家の壁や窓からの熱損失が少なくなりますから、結果的に換気によるエネルギー浪費の比率が高まるということです。
 
>熱交換のメリットはどんな所……
主なメリットは(1)冬季の寒外気が室内に給気されるときに排気熱で温められて室内に給気されますので、室内に直接給気されるときの冷不快感がない。(2)外気の給気口から室給気までの距離がありますので外部の騒音が直接給気口から入ってこない分静かである。(3)室への給気が確実に行われる。 最後に最大のメリットは(4)熱交換換気と排気型換気とでは明らかに熱交換型の方が排気から熱回収する分冷暖房費の節約になる。 但し東京のように冬季の暖房と夏季の冷房の両方の熱交換を望むならば全熱交換型でないと意味がありません。
 
全熱交換型のデメリットもありますので従来の熱交換型や排気型換気扇メーカー又は住宅会社の意見に惑わされないようにしなければなりません。全熱交換型は給気と排気の両方にファンを使用しますので排気型換気に比べてファン駆動の消費エネルギーは2倍かかります。このファン駆動のエネルギーが冷暖房エネルギーの消費が少ないところでは全熱交換によるエネルギーの回収とほぼ等しくなり全熱交換のメリットが少なくなります。

「デライト換気」は地熱を利用しながら従来の全熱交換型や排気型換気の両方のメリットを持つオリジナルのものです。全熱交換型であるために冬季および夏季の冷暖房のエネルギーを回収し、且つ排気型換気ですので消費電力が少ないのです。従来の換気に関するメリット・デメリットの議論は既存の全熱交換型と排気型換気のみですので新しい情報を提供しました。

マイホームさん 冬温かく、夏涼しい住宅で且つ電力やエネルギー消費の少ない住宅をお望みなら住宅の断熱・気密の性能は高いもでなければなりません。今後は次世代省エネルギーの現基準よりも高いものが望まれます。当然 換気や冷暖房設備も消費エネルギーの小さい地球環境に優しいものが望まれます。十分に検討され後悔しないマイホームを建築してください。


天井断熱 2004/02/17(火) 21:11:17
NNさん、回答ありがとうございました。

 
 透湿ダクトについては、負圧であり、かつダクトの進行方向への
流量が常に確保されているため、汚れず掃除は不要ということと
理解しました。
 

 汚染物質が交換膜を通して、給気にリターンする点に関しては、
シックハウス新法制定時に、議論されていた意見とは異なるようですね。
議論の過程では、全熱交換の汚染物質のリターン量は、ほぼ
熱交換率と同じ、すなわち50%以上になるという意見も出て
いたと、人から聞きました。交換膜が同じものであるということから、
膜の使い方の何らかの工夫で対策されているのかなと思っていました。
 私は、専門家でないので評価や判断は控えますが、説明頂いた
内容は、考え方として参考にさせて頂きます。

 
 今後の課題については、ご商売と言う点から、公の場では
述べにくいことだと思います。ただ、開発をされたということから
何らかの今後の発展について、お聞き出来ればと思いました。
 
 大変、興味をそそられるシステムですね。施工現場や、築年数が
経った検証結果を、いつか機会があったら見てみたいと思います。



ANN 2004/02/18(水) 00:33:21
天井断熱さん

 
ご関心頂き有難うございます。いつでもご案内はできます。
 
なお汚染物質のリターン率が熱交換率と同じというのは少し荒っぽい議論です。全熱交換で一般的に使用される多孔膜の場合、膜素材と透過物質との親和性が小さいと仮定しましても、孔を透過する物質の透過係数は2月16日に書きましたように透過する物質の質量に比例すると考えられます。従って例えばホルマリン、トルエンの透過係数は水蒸気(潜熱交換物質)の透過係数のそれぞれ0.6倍、0.2倍となり透過し難いものです。多孔膜を使用する限り、実際の室内空気においてホルマリンやトリエンはリターンしますが、最近の建材で建築される場合はその絶対濃度が小さいので若干のリターンによる空気汚染は実用上は問題にならないと考えております。


初心者 2004/02/18(水) 12:59:26
ANNさんにお聞きします。
HPを拝見しますとVOCや埃は低いところに・・・
各居室の排気口の位置は床・・・
とすると床下はほんとにクリーンな環境と言えるのでしょうか?
 
床下の利用と各居室の排気口の位置をどうするのがより良いか
判らなくなってしまいました。


ANN 2004/02/18(水) 22:47:21
初心者さんへ
 
デライト換気システムは外気が高性能フィルターを通って直接床下に給気されます。 高性能と言いますのは孔径が10μm(又は5μm)でフィルター面積が8m2(即ち80000cm2)です。他社換気装置の花粉フィルターの孔径は15μm(但し花粉フィルターを付けると直ぐに目つまりを起こすので殆どの場合は埃除去程度の目の粗いフィルターを付けている)で、フィルター面積は600cm2程度。従って市販フィルターより孔径は0.7〜0.3倍と小さく、かつフィルター面積は約120倍も大きいからです。このフィルターでろ過された空気は極めてクリーンです。室内と異なり床下には人間が埃やVOCを持ち込みませんので、基本的に床下は室内よりも埃やVOCが少ないクーリンな空間となります。このクリーンな空気が直接室内、又は壁内を通って室内に給気されます。
 
排気の位置ですが、室内の埃やVOCは全て空気よりも重いものですから、基本的に空気よりも重いものを天井から排気するのには無理があります。例えばトイレで臭気の発生源は床面から約30cmのところです。通常はこの空気よりも重い臭気を嗅ぎながら天井から排気しています。これに誰も疑問を持たず常識的に天井から排気しています。臭いが発生するとその発生源から最も近いところから排気するのが効率的な排気方法です。トイレは床から排気するのが理想的です。通常行われている部屋の高い壁から給気し、高い壁から排気するのでは床面付近は最も空気汚染が強いところです。従って寝ているときなど最も空気汚染の高い空気を吸っていることになります。床面はVOC発生も多いのです。換気扇は高いところと言う常識に囚われないで下さい。
私が推薦します換気経路ですが、室内の最も空気汚染し易いところから排気することです。従って最も湿気易くダニの成育しやすい押入から排気しながら換気するのは重要ポイントと考えます。換気経路には2通りがあって1階床からの給気と天井からの給気方法とがあります。話が横道にずれますので、これぐらいが談話室で記載できる限度ではないでしょうか。後は個別相談に応じたいと考えます?Binfo@mahbex.com


ANN 2004/02/19(木) 06:01:21
初心者さんへ
 
質問の意味を誤解しておりましたので、追加説明をします。
 
新鮮空気はフィルターを通って床下に入ります。床下からの新鮮空気は直接1階の床から部屋に入る場合と、ソーラーサーキットのように壁内を通ってから各部屋の壁又は天井から部屋に入る場合の2通りがあります。排気は部屋の床からダクトを通って外部に排出されます。ダクトは床下を通って外部に出るように工事されています。
従って床下でダクトを介して給気と排気との温度(熱)や湿度(水蒸気)を交換しますが、給気の新鮮空気とダクトの中の排気とが混じることはありません。床下は常に新鮮なのです。


天井断熱 2004/02/19(木) 23:10:38
 ANNさんご紹介のシステムですが、興味はありますが、
床下というコントロールや清掃の難しい空間を通しての
室内への給気は、最近疑問を個人的に持っていますので、
私自身は、使うことは当面無いと思います。
(床下暖房で、床下の空気を壁内だけとせず、室内に引き込む
 タイプについて、最近疑問を感じはじめました。床下を
 持たない基礎断熱(逆ベタ)の方が、床が室内の熱で暖まり
 やすいせいなのか、どうも床の冷たさが少ない場合が多い
 (必ずしもではありません。)などもあり、いったい、
 基礎断熱で床下が必要なのだろうかと言う、 根本的な
 ことに疑問を持ち始めています。)
 
 ところで、基礎断熱した床下に冬場外気を取り入れて
いるようですが、床の冷たさはどの程度対策されるのでしょうか。
基礎断熱しただけでは、床のひんやり感が残ることが多いようです。
室内の空気を床下に引き込む口と、床下から外へ排気する
を家の対角線に配置して、室内の空気を床下に流す方法を
とることがありますが、これでも、床の冷たさの軽減は
経験的に不十分な場合が多いようです。そのため、何らかの補助暖房が
必要で、床下暖房や床暖房を採用しているところが、多数あるのが
現状だと思います。従って、室内から床下への
給気がダクトになっていて全体に拡散する訳でもなく、
かつ外気を床下に直接給気していると言うことでは、いくら熱交換
しているとはいえ、上記よりは温度は下がるので、床温度
対策としては、どうなのかなと思いました。いろいろな
条件で変化しますので、一概には言えないとは思いますが。
 また、夏に外気を床下に取り入れるのは、いくら交換膜で
除湿効果があるといっても、外気を取り入れずに
室内と一緒または専用の床下除湿器でにエアコンで除湿した場合に
比べると、除湿という点では不利なのでは無いかという印象を
受けています。単に外気を取り入れるよりは、進んだ方法
だとは思いますが。
 
 たいへんユニークなシステムだと思いますので、思いつく
ままに書き込んでいますが、なんかネガティブな印象ばかり
みたいになってしまって申し訳ありません。



ANN 2004/02/20(金) 01:02:15
天井断熱さんへ
 
まず基礎断熱で床下空間の無用を言われていますが、床下は偶にトラブルが発生します。まず床下を薬剤処理又は物理的な方法にしろ絶対的なシロアリ対策がないことです。次は床下に多くの給排水管が配設されていますが、これも偶に水漏れトラブルは発生しています。これらは床下を定期的に点検し早期に見つけるしか方策がありません。住宅建築で絶対にしてはならないことの1つが床下点検のできない土台の隙間した空間のない逆ベタ建築です。車でも2年に一度の点検はするのです。自宅が大切なら最低2年に一度の点検をお勧めします。
 
基礎断熱の床下温度は他のトビでも議論されていますが、真冬で約15℃です。このため人によっては床のひんやり感はあります。冬季の日中、南側の床は床暖房が入っているのかと勘違いするほど温かい場合でも北側の床にひんやり感がするときがあります。このひんやり感対策としては床下暖房などするのでは無く、簡単な床下断熱を施します。床下が15℃程度もあるのですから、低い断熱性能で根太や土台との間に隙間ができても構いません。45坪程度の住いなら材工で5万円以下で施工ができます。これによって床のひんやり感はなくなり冬季の基礎断熱のメリットが倍増します。但し夏季のひんやり感が小さくなることのデメリットはありますが。床下暖房で床全体を均一に暖房するには数十万円の投資となりますし、運転経費がかかり、その上 床下木材の過乾燥で無垢板などのあばれなどのトラブルの発生もありあまりお勧めできません。
 
夏季床下の除湿能力は床下の湿度と室内の除湿程度によって異なりますが、1時間あたり300gから1.5kgとなります。これは室内の除湿された空気を駆動力とする無料でできる除湿性能です。天井断熱さんが言われる室内と一緒または床下専用の除湿機の使用で床下を除湿するには専用またはそれなりの設備費用とともに除湿の運転費用がかかります。無駄なことはやめましょう。エネルギーは地球環境からも大切に使用しましょう。



ずーっとめるく 2004/02/20(金) 12:25:42
ANNさん
 
デライト換気2重通気工法の場合、床下を暖房していないと15度くらいの
気流を断熱材の内側につくることになり、居室の暖房効率が悪くなるといっ
たことになってしまいませんか?


ANN 2004/02/20(金) 16:53:28
ずーっとめくるさん
 
壁内への流入する空気の速度が小さいことと空気の熱容量が小さいために壁内を冷やす熱量はありません。壁内に空気を流すことによる躯体長寿命化が目的です。実際、壁内の換気で内装壁表面の温度に変化はありません。
夏季は空気移動で外壁からの熱輻射の蓄積を無くすのが目的です。


天井断熱 2004/02/20(金) 22:58:18
ANNさん、説明ありがとうございました。
 
 逆ベタ基礎や、床下暖房を、私は有効な手段だと思っています。
床下へ一年中、外気をそのまま導入するのは、ちょっとウーンどうなのかな
とやっぱり思ってしまいます。
 意見は異なりますが、ご紹介のシステムや考え方は大変参考になりました。


初心者 2004/02/20(金) 23:57:23
VOCが低い所へという事で床下が危険な場所のイメージ
という事で床下暖房を使いたいが床下の暖気を室内へ導くのは迷いが・・・
しかしながら居室の排気口位置は上でも下でも都合の良い場所で可
というような解釈をしましたが間違ってますでしょうか?  


ANN 2004/02/21(土) 06:51:40
初心者さんへ: 
 
私のこれまでの説明が稚拙なためか、初心者さんが本システムの換気の経路を十分には理解されておられないように推察いたしましたので、簡略ですが再度ご説明いたします。
 
室内で発生する埃やVOCは床下に入りませんので、本システムの床下換気経路は理論的実験的に床下が住いのなかで最もクリーンなところです。このクリーンな空気が室内に給気されます。室内へは1階の床面又は壁内を経て各階の天井の給気口から給気されます。但し排気は全て各部屋の床面の排気口に取り付けられたダクトを通って直接外部に排気されます。どの換気システムよりもクリーンな換気経路と考えております。これ以上はHPの図で理解してもらえませんか。
 
床下が汚いとの従来のイメージを拭い去れない方(一般的表現でして、念のため、決して初心者さんのことではありません)には本システムの良さの理解は難しいのではないでしょうか。健康とは字のごとく人が好きになった建物に寄り添い住むことから始まりますので換気システムも各自が満足できる好きなを採用されることではないでしょうか。本システムはSラーキット、Oソーラー、F工法、W工法のようにこれまでにソーラーや地熱の利用及び室内の空気移動を十分に検討された方には極めて高い評価を得て採用されております。今は多忙でPR活動ができる状態ではありません。また本談話室で詳細な商品説明は管理者からお叱りを受けます。近々メディアなどで本システムのPRも開始予定ですので、その時はもう少し丁寧に直接ご説明できるのではないかと考えております。


えいこ E-Mail: okap@ps.ksky.ne.jp
2004/02/27(金) 08:34:25
デライト換気に興味を持ちました。採用を検討していますが、
 下記のことはいかがですか
 
   ・排気口に埃はたまらないか。
   ・排気口に物が落ちないか。
・メンテナンスの頻度は年に何度くらいか。
   ・送風音はうるさくないか。


ずーっとめるく 2004/02/29(日) 00:11:43
デライトはどんなものかとあるモデルハウスで確かめてきました。
排気口は埃が入る程度の隙間はありました。
排気口は小さな物が落ちる程度の隙間はありました。
音は床下をあけないと聞こえませんでした。
床下からの吸気口からは冷気がきていました。
1Fの排気口からも冷気がきていました。
2Fの排気口からも冷気がきていました。
床下暖房とセットで使った方が良いのではないかと感じました。








ANN 2004/02/29(日) 18:13:07
えいこさんへ
 
1)排気口に物が落ちないか
 
室内排気口には幅5mmの同芯円状の隙間が5本あります。この隙間の下には蝶々の羽根形状の開閉板があります。従いまして、開閉板を全開状態にした場合、直径5mm以下の棒状の物を垂直に落とせば排気口からダクトには落下します。通常は排気口は押入、クローゼット、トイレ、下駄箱及び洗面脱衣室のコーナーに設置しますので物を落としてダクトが破損した経験はありません。
たとえ1階の床下に鋭利なものが落ちて、ダクトが破損した場合はそこだけ粘着テープで補修することができます。
 
2)排気口に埃はたまらないか

入居初期で特別な埃発生とか非定常運転の時には埃が隙間に付くことはありますが、通常の使い方では埃は目立ちません。埃がついても掃除機で簡単にとれます。
 
3)メンテナンスの頻度は

通常の機械のメンテナンスは不要ですが、外部に設置のフィルターは半年に一度程度点検をします。汚れていればガソリンスタンドのコンプレッサーで付着物を除去します。

 
4)送風音はどうか

セントラル換気のなかでは最も静かでしょう。以前デライトを設置したお施主さんからファンの音がしないので送風機の故障でないかとの連絡をもらったことがあります。実際は順調に運転中でした。このぐらい通常の生活ではファンの音は聞こえ無い程静かです。

 

ずーとめるくさんへ
1)床下から冷気がきていました。

冬季は15℃程度の空気(外気が0℃でも)が床下から室内に給気されます。15℃で風速が1m近くなると手をあてると冷気を感じます。給気口はこの冷気を感じないような位置に設置するようにします。FFヒーターの前などに設置すれば全く問題にはなりません。北海道ではFFヒーターの前に設置しています。

なお本システムを採用の工務店さんの住いは断熱気密が良く、健康指向で、住まい方の指導も適度の冷暖房を勧めるところが多いです。モデルハウスの暖房も多分通常の展示場のモデルハウスよりも室温が低いところが多く、小さいヒーターを1台で暖房しているところが多いです。普通の生活で給気口の冷気を感じることはありません。ご安心ください。

 

2)1F、2Fの排気口から冷気がきていました

1F、2Fの排気口は室内から排気口への排気ですので排気口から冷気がでてくることはありません。空気の風速1m程度で2,3℃温度が低く感じることがありますので、多分排気の風速ではないかと思います。通常排気口の風速は1m/s以下ですが。

 

3)床下暖房との併用での使用

既に記載しましたように、床下暖房との併用はしなくとも簡単な床下断熱だけで十分です。局所的床下暖房の場合は土台や床への弊害もあります。


体感は百聞にしかず 2004/02/29(日) 22:31:02
冷気を感じたという事実は、いくら対策を百万回説明しても、そのお客さんにとっては覆らないですね。
それよりも、人によって感じ方は違うのですから、体感して納得してくれたお客さんを追うべきでしょう。体感で宣伝するのでしたら、そのくらいの覚悟は必要でしょう。
納得する人が少なければ、改良するなり、床下断熱を併用してセットで提供することを考えればよいのですから。


ツッコミマン 2004/02/29(日) 22:48:21
「百聞は体感に如かず」じゃないのかな?


ANN 2004/03/02(火) 19:46:34
従来の基礎断熱だけの外断熱で床に冷感を感じる方に異論はありません。私の提案している基礎断熱に付加的に簡単な床断熱を行った住いで床に冷感を感じる方がおられたら申し出てください。


kei2@北関東 2004/03/15(月) 18:45:10
最下段になってしまったのですが、ANNさんに質問したいことがあるので、
時間稼ぎで引き上げさせていただきます。
ごめんなさい。


kei2@北関東 2004/03/20(土) 23:22:43
マイホーム ゲッツ!!さんが提起された最初の話題と違ってしまうのですが、
ここでANNさんに質問させてください。
 
ANNさんの書き込み 2004/02/16(月) 22:55:35
>>熱交換膜におyる排気の給気への還元率
>潜熱交換膜は多孔膜です。一方空気汚染物は揮発性有機化合物や炭酸ガスです。従って膜の表裏に濃度差があると必ず交換膜を透過します。その透過速度は透過化合物の分子量に比例すると考えられます。水蒸気18、空気29、ホリマリン30、アセトアルデヒド44、炭酸ガス44、トルエン92の順です。従って水蒸気は空気よりも1.6倍の透過速度のために潜熱交換が多いですが、ホルマリンでは空気と略等しい。炭酸ガスやアセトアルデヒドで0.65倍、トルエンでは0.3倍の速度です。ダクトからの排気量が多いので、排気ダクト中の優位外化合物の僅かな量は給気側の床下に還元しますが、給気側の空気を汚染する量とは考えておりません。
 
>その透過速度は透過化合物の分子量に比例すると考えられます。
 
一般的に、分子の運動は軽い(=分子量が少ない)ものが速く、重いものが
遅いということだと思います。分子運動論とか言ったような。
その速度は普通の状態(常温付近)では水素が毎秒1800m程度,酸素が460m
程度だったと思います。現実には1ミリの千分の1と行かないうちにぶつかり、
それが「圧力」を生じている元になっていると思います。
ここで、速度は速く透過するとしても、その量としてはどうなのでしょうか。
水蒸気の「分子」が空気(=酸素&窒素)よりも速く移動すると思います。
しかし、それだけで潜熱の方が顕熱よりも多いということになるのでしょうか。
この点について、もう少し分かりやすく教えてください。
 
床からの排気についても質問がありますが、後ほど質問させていただきます。





ANN 2004/03/21(日) 07:05:08
kei2@北関東さん

 
質問に対し正確にお応えするためには夏季の空調における (1)顕熱と潜熱の大きさ、(2)多孔膜を用いる潜熱交換における水蒸気量と空気汚染物質の透過量とに分けてお応えしなければなりません。

(1)夏季の高温高湿時の空調時の顕熱と潜熱交換量について
 
例えば分かり易く、100立方メートルの気積の部屋で、33℃、70%の高温高湿の外気を、26℃、50%の快適室内雰囲気に空調する場合の顕熱交換量と潜熱交換量を空気の比熱や除去水蒸気量より計算します。(詳細にはメールでの質問があればお応えします) その結果は顕熱は203Kcalで、潜熱は811Kcalとなり、潜熱は顕熱の4倍もあります。即ち高温多湿の夏季は33℃の外気を26℃に温度を下げるエネルギー(電気代)よりも、湿度70%の外気を湿度50%に下げるエネルギーの方が4倍多く使用していることがわかります。従って夏季における換気で熱交換によって省エネルギーとするには顕熱と潜熱の両方を交換する全熱交換型でないと効果がありません。
顕熱交換型では全く無意味で、顕熱交換型の第1種換気などを使用しますと、給気と排気の両方に送風エネルギーを使用しますので、熱交換型を使用することによって、逆に省エネルギーではなく、送風エネルギーも回収できない消(費)エネルギーとなる場合も考えられます。顕熱交換型は寒冷地向きで、冬季の室内外の温度差が大きく、夏季の空調が必要でない場合には有効です。
 
(2)多孔膜を使用する潜熱交換について
全熱交換型換気装置(海外の一部製品は除く)の熱交換素子には和紙や不織布の多孔膜を使用します。これは給気側と排気側とで孔を通して水蒸気を交換し、その結果として潜熱交換を行いエネルギーを回収します。膜を介して物質が透過するその透過量は膜の表裏の濃度差と膜を透過する透過係数との掛算で算出できます。全熱交換型で使用する多孔膜(顕微鏡で観察できる孔がある場合)の場合の透過係数は分子量に比例すると言われています。従って膜の両側の濃度差が同じであれが分子量が小さい水蒸気の透過量が最も多くなります。(但し 膜素材と透過物質との親和性などの物理化学的な影響がないと仮定します) 

 
余談ですが、ウランの235Uと238Uとで膜分離方式(実用的には遠心分離方式と思いますが)とはこのような原理を使用したものです。

 

全熱交換型の場合の熱回収は顕熱と潜熱の両方を回収し、しかも潜熱交換では水蒸気回収率は他の空気汚染物質の回収率よりも多いのです。以前 「全熱交換型の場合は空気汚染物質のリターン量は、ほぼ熱交換率と同じ」との意見がありましたので、それは議論が荒っぽいとお応えした理由です。








kei2@北関東 2004/03/21(日) 19:47:14
ANNさん、丁寧に説明いただき、ありがとうございます。
 
まる1は、水の場合は比熱よりも気化熱が大きいことと、内田秀雄の湿り空気線図
により理解したつもりになっています。
 
まる2は、ANNさんの説明を熟読してみます。
 
とり急ぎお礼まで。


もうすぐ家持ちです 2004/03/22(月) 16:09:33
突然の割り込み、申し訳ありません。お許しください。。
換気については素人にはかなり難しく、悩んでおります。
気密がどれぐらいとれるか不明なため、第3種が理想と思いながらも
現在松下のQーhiファン(FYー6V)で計画中です。
松下の換気扇ターというところで換気計画を出してもらったのですが、
その際、部屋は正圧がもっとも好ましく、負圧は良くないといわれたのですが、
この欄では逆の説明があり、実際はどちらなのでしょうか?
基本的なことで申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。


kei2@北関東 2004/03/22(月) 23:35:58
パナホームは第二種換気で室内を僅かに加圧しているので、そのような
説明をしているのだと思います。
 
>気密がどれぐらいとれるか不明なため、第3種が理想と思いながらも
 
この条件では、第一種換気がもっとも確実でしょう。
C値が悪いと第三種では確実な換気ができません。
うまくゆかない実例は、南雄三著、高断熱高気密バイブル、2200円、を
ご覧ください。


もうすぐ家持ちです 2004/03/29(月) 13:08:12
ありがとうございました


はじめまして 2004/04/08(木) 08:40:37
ごめんなさい、難しすぎてわかりません。
気密が悪いと使えない換気装置ってあるのですか?
この談話室にもいろいろ換気装置が登場していますが、みんな気密レベルの影響を受けるのですか?


はじめまして 2004/04/15(木) 21:27:28
誰も教えてくれないのでさみしいですが
もうひとつ教えてください。
2重通気って、どんなんですか。


kei2@北関東 2004/04/16(金) 08:04:43
>気密が悪いと使えない換気装置ってあるのですか?
 
第3種換気とは、ストローで水を飲むようなものです。
ストローの途中に小さな穴があると、飲むのに苦労すると思います。
家のあちこちに隙間があると、吸気口以外の所から空気が吸い込まれますので、
換気(?)はできても「計画」換気ができない、できにくいということです。
 
紹介した本では、実際にC値が悪いと、2階の吸気口から吸気されない、
温度差換気で吸気口から排気されてしまう例が載っています。
ご一読ください。


小禿げ 2004/04/20(火) 00:31:04
ANNさん
 
>なお汚染物質のリターン率が熱交換率と同じというのは少し荒っぽい議論です。
 
それほど荒っぽい議論ではないように思われます。
http://www.iesu.co.jp/shinbun/2003_10_25/031025HP-02.htm
 
>全熱タイプは・・・水蒸気と同じかそれより小さい化学物質などは、
>水蒸気とともに紙の熱交換素子を通って新鮮空気に入り込んでしまう。
>そしてその混入率は熱交換率とほぼ同じと言われている。
>つまり汚染空気の五割程度が新鮮空気に混入してしまうのだ
 
>水蒸気は一般的に0.04ミクロン程度と言われており、
>最小単位が0.0003ミクロンでホルムアルデヒドとほぼ同じ大きさ。
(ホルムアルデヒドの大きさは約0.0002〜0.0005ミクロン)
 
なお、
>膜の両側の濃度差が同じであれば
>分子量が小さい水蒸気の透過量が最も多くなります。
 
というのは、透過が単分子として行われる場合でしょう。
けれども、水蒸気分子は極性分子で、酸素側がマイナスに
2つの水素側がプラスに帯電しています。
そのため、水蒸気分子は、お互いにくっつきやすく、
単分子として振る舞うよりも、
水蒸気分子群として集団で振る舞うことが多いようです。
 
水蒸気分子群が大きくなって、
何となく視覚に影響を及ぼすようになったのが、靄や霞であり、
さらに大きな群れになったのが霧、
肉眼ではっきり見えるほど多数の水蒸気分子が群がったものが
雨粒でしょう。結露も、最後の類だと考えます。
 
上に引用した水蒸気物質の大きさが
0.0003ミクロン〜0.04ミクロンにばらついているのは、
水蒸気分子が単分子として振る舞う場合と、
分子群として振る舞う場合があるからでしょう。
 
水蒸気が分子群として全熱交換膜を透過するとき、
透過速度はホルムアルデヒドよりも小さくなり、
その結果、水蒸気において、
単分子と分子群の透過速度を平均したものは、
ホルムアルデヒドの透過速度と似たような値になる。
だから、水蒸気のリターン率と、
ホルムアルデヒドのリターン率が
ほぼ等しい大きさ(50%程度)を示す。
 
この見解に対するご意見をお聞かせ願えれば幸いです。
 
なお、全熱換気におけるホルムアルデヒドのリターン率が
水蒸気の交換率と略等しい50%であるという報道の
リンク先を消してしまいました。
どなたかご存じの方、教えて下さい。


空屋 2004/04/20(火) 09:22:24
小禿げさん
>どなたかご存じの方、教えて下さい。
 
もしかして北海道住宅新聞
http://www.iesu.co.jp/index2.htm

 
http://www.iesu.co.jp/shinbun/2003_10_25/031025HP-02.htm
の記事の事ですかね。


小禿げ 2004/04/21(水) 19:10:59
空屋さん
 
ご指摘のアドレスは私も保存しているのですが
出典が分からなくなっていました。
北海道住宅新聞だったのですね。
 
ありがとうございました。


ANN 2004/04/29(木) 21:54:57
小禿げさん
 
>なお汚染物質のリターン率が熱交換率と同じというのは少し荒っぽい議論です。
 
全熱交換は顕熱と潜熱の両方の交換を行います。多孔膜で水蒸気と空気汚染物質の分離率が1(透過速度が等しい)即ち還元率が同じ即ち潜熱交換と空気汚染物質のリターン率は同じと仮定しても顕熱交換分は差が出てきます。
 
なお多孔膜を物質が透過する速度は分子量が小さいほどその速度は大きい。これを利用してウランの同位元素であるU235とU238を多孔膜を用いて分離濃縮します(ガス拡散法)。http://www.page.sannet.ne.jp/sachiro/ge5.htm

 
水蒸気と空気汚染物質との分離係数は必ずしも分子量比例ではなさそうです。(以前の書き込みで分子量比例としたのは、20年前の記憶で、若干不確かなものでした) しかし空気汚染物質は必ず水蒸気よりも分子量が大きいので透過速度は水蒸気よりも小さい。従って水蒸気のリターん率が空気汚染物質より大きい分潜熱交換率は大きい。従って空気汚染物質のリターン率が熱交換率と同じで有り得ない。必ず熱交換率が大きい。
 

室内の空気汚染物質の濃度を低下させるには若干の換気量を増加させれば良いことである。寧ろ実際の室内の空気汚染物質濃度は極めて小さいのでその濃度が20%増加しても分析精度の誤差範囲である場合が多く、問題とならないケースが多い。
 
>水蒸気は一般的に0.04ミクロン程度と言われており、
>最小単位が0.0003ミクロンでホルムアルデヒドとほぼ同じ大きさ。
(ホルムアルデヒドの大きさは約0.0002〜0.0005ミクロン)
 
極性は水蒸気だけではないでしょう。酸素、や炭化水素のような非極性物質は別ですが、空気汚染部室物質は殆どが極性物質です。ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどは簡単に3量体になる性質を持っています。
 
水蒸気の粒子径は水蒸気濃度によるでしょう。0.04ミクロンは水蒸気濃度が高く、分子の衝突頻度が高い時の値でしょう。室温で相対湿度が50%程度では単分子サイズではないでしょうか。たとえクラスター状のものが有ってもその比率は小さいので水蒸気の平均透過速度には関係ないでは無いでしょうか。
 
>靄や霞であり、霧
これらは冬季の夜に放射冷却で空気中の水蒸気が過飽和状態となり、空気中浮遊の微粒子を核とした言わば結露状態です。水蒸気とは性状が異なります。
 
全熱交換換気システムで排気から給気側への水蒸気リターンは大きく、その効果は夏の省エネや冬季の室内の過乾燥防止に明らかな効果があるが、空気中のホルマリンなどの濃度上昇はご絶対濃度が小さいので分析測定の誤差範囲が多いと思われます。


管理者 2004/05/02(日) 12:00:00
排気型と熱交換型換気の違いについて(2)に続きます。

 

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