暗渠排水工事

「いい家」が欲しい。/談話室



レッド 2003/07/19(土) 18:30:25
どなたかご存知の方教えてください。
購入を予定している土地の水はけが悪そうです。
暗渠排水工事を行うと大丈夫と聞いたのですが、
費用はどれくらいかかるのでしょうか?
土地は約70坪です。
また、その他の水はけ対策の良い方法が
あれば教えてください。


レオ 2003/07/20(日) 13:05:09
外溝工事の際に入れる土に気をつけたら
大丈夫ではないでしょうか?
暗渠排水については、昔水田だった土地
でよく聞きますね。


サガントス 2003/07/20(日) 21:09:43
佐賀ん鳥栖・男44・サラリーマン・家族6人・木造外断熱二重通気・築2.5年
 
建てた後で見つけたところです。
基礎工事と一緒にやれば、そんなに費用はかからないと思います。
工務店側も、建材置き場がどろどろで、雨が降ったら簡単にスタックするより
効率よくなるはずです。日本のあちこちに土管を扱うところはありそうです。
http://www2.saganet.ne.jp/haniwa/index.html
 
植木の関係で読んだ本では、植物を植えて根を張ると水はけが良くなるとの
こと。トマトやナスでも、5、6メートルは根を張るそうです。まあ、これは
何年もかかりますけれど・・・


レッド 2003/07/20(日) 23:01:39
レオさんサガン鳥栖さんありがとうございます。
 
土管を埋める場合、基礎の下にも埋め込むのでしょうか?
費用がちょっと心配です。
植木は地道にやって行きたいと思います。


サガントス 2003/07/21(月) 12:18:49
レッドさん、もし土管を埋めるとしたら、犬走りや基礎から50センチ離した
ところで、ぐるり一周として雨水排水も連動してよいと思います。基礎の下は
不要です。基礎工事のときに、ほんのちょっと広めに掘ってもらって、一緒に
埋設できればそんなにかかりませんよ。ただ、工務店さんがめんどくさがると
難しいでしょうね。お断りの見積もりは、施主があきらめるぐらいの高さです。


某加盟店(SC以外) 2003/07/21(月) 13:18:47
水はけをよくするためには、暗渠の排水だけでは効果は限定的です。また土管等が目詰ま
りすればそれまでです。効果的な排水をするには、少なくとも暗渠部分から上の土壌を水
はけの良いものに替えてやる必要があります。
 
具体的には、暗渠周囲は吸い出し防止措置をし、砕石等の水はけのよい材料で覆います。
もみがらなども良いといわれます。更に地盤面までの埋め戻しも水はけの良い砕石や砂質
土で埋め戻します。表面も水はけを良くしたい範囲の土壌は、土を入れ替える必要があります。購入される土地が、盛土を必要とする場合は、その土質を選ばれることです。
 
簡便な方法としては、サガントス様ご指摘のように雨水排水を利用するのは手軽です。雨
水ますは、最近ほとんど塩ビ製ですので、ますの横に穴をいくつか空けることは容易で
す。ますのまわりは吸い出し防止マットをあて、砕石で埋め戻せば簡単な暗渠排水のでき
あがりです。また、土管など使わなくても、有孔の塩ビ管や樹脂管を雨水排水管に使え
ば、コストも施工性もそれほど違いません。家の周囲程度であれば、十分です。
 
広い庭などの場合、表面に水はけの良い土を使い、その下に溝状に砕石層などを設けるだ
けでもかなり排水効果があります。
 
いずれにしても水は高いところから低いところへ流れます。その流れをスムーズにすれば
良いことです。いくら暗渠をつくっても地下水位の高い場所で水位より下の暗渠は無意味
ですし、排水先が低くなければ、ポンプでも使わなければ排水できません。排水側溝より
ある程度高い土地でない限り、スムーズな排水は望めません。



レッド 2003/07/21(月) 15:12:48
サガントスさん、某加盟店さんありがとうございます。
いろんな方法がありそうで助かりました。
施工業者と話し合いながらやっていこうと
思います。


小禿げ E-Mail: hryk5625@ybb.ne.jp
2003/07/21(月) 16:01:08
レッドさん
 
 原稿を書いているうちに「済み」になってしまいましたが、せっかく書いたので一応送らせていただきます。
 
 少し不正確なことに目をつぶってざっくり言ってしまいましょう。暗渠排水とは、排水用暗渠を用いて、土壌中の過剰水すなわち地下水を抜くことです。地下水には二種類あります。一つは、雨の後一時的に地下に溜まる水。もう一つは、地下の水脈を伝って遠くから来る水です。
 
 暗渠排水の設計で一番問題になるのは、暗渠に入ってきた地下水を排出する先があるかどうかです。お宅の近くに公共下水道が来ていて、そこに暗渠の水を落とし込めれば一番好ましいと思います。その場合の費用はたいしたことがありません。ご心配の基礎の下も含め、5m間隔で敷地全体に施工したとしても10万円行くかどうかでしょう。もっとも、工務店のもっているバックホーではうまくいかず、専用の暗渠施工機をレンタルする場合にはその費用(主として運送費)が別にかかりますが。
 
 公共下水道が来ていないときはケース・バイ・ケースです。場合によっては、地下枡(ます)を作って、屋根に降った雨水と一緒に暗渠の水を集め、水中ポンプで花壇の水やりや、洗車、トイレの洗浄水に再利用することも考えられます。そうなると、暗渠施工費だけの話でなくなります。
 
 一般に暗渠の検討では次の6点が重要です。
(1)材料、(2)(管なら)内径、(3)設置深さ、(4)設置間隔、(5)勾配、(6)被覆材。
 
(1)材料:管と砂利があります。管には土管とプラスチック管(以下プラ管と略)があります。土管の長さはメーカーによって異なりますが30〜60cmです。管と管との継ぎ目は原理的にしっかり留まらない構造になります(サガントスさんご紹介のHPをごらんください)。なぜなら、土中過剰水(地下水)が継ぎ目から管内に入るからです。管が長いほど継ぎ目が減るので水の取り込みが悪くなり、管が短いほど継ぎ目が多くなる一方、地震などで管がずれる確率が高くなります。
 
 プラ管は、表面に多数の吸水孔があいており、地下水の取り込み効率は土管より遙かに勝ります。また、管の長さは4mが普通ですが、継ぎ目がしっかり留まるソケットになっているので、事実上無限の長さを得ることができます。暗渠排水管で検索すると色々出てきますが、予断と偏見で2社ほど挙げておきます。
http://www.toyo-chem.co.jp/(環境資材部門)
http://www.takiron.co.jp/product/product_09/syuuhaisui_2.html
 
 管を使うのなら、サガントスさんには悪いのですが、プラスチック管をお薦めします。理由は二つあります。1)土管は原理的に継ぎ目が甘く、しかも多数あるので、何十年かの間に、管がずれてしまう懸念があること。2)過剰水を管に取り込むための開口面積(1m当たり)が、プラ管の方が10倍ほど多いこと。 以上の二つです。
 けれども、私が自分でやるとしたら砂利にします。複数の砂利暗渠が取り込んだ水を1本の管に集め、排水路(公共下水道)に落とすやり方です。
 
(2)内径:下水道とのつなぎ口は80〜100mm、地下水を取り込む部分(吸水渠と呼びます)に管を使うとしたら、そこの管経は60mmでいいでしょう。
(3)設置深さ:最浅部の底で1100mmはほしいところです。
 
(4)設置間隔:一般には4m〜5mがいいでしょう。ただ、土壌と地形によっては(例えば、傾斜地を造成した土地で、上部の土地から水が来るような場合)、暗渠は1本で済むこともあります。やはり、設計士や工務店と相談してください。
(5)勾配:あまり緩いと管内に泥が溜まります。1/100〜1/300くらい欲しいところです。
(6)被覆材:13〜20mmの砕石が最適です。吸水渠に管を使う場合、管上に少なくとも30cm埋め立てるのが望ましいと思います。
 
 余談ですが、暗渠渠は「水路」という意味です。地上にある溝状の水路は明るいので明渠と言います。それに蓋をすれば暗渠に変わります。大都市の川を横切って道路を通すとき、川は道路の下に埋められ大口径のヒューム管を流す設計にすることが多くなりました。このとき、川の大部分は明渠ですが、道路の下だけは暗渠ということになります。
 水道管も暗渠です。ただし用途は送水用。このトピの暗渠は、排水用の暗渠です。
 
 ここに書いた程度の情報があれば、工務店と話が通じると思います。よく相談して、悔いのないお家を建ててください。私も、土地までは手に入れたのですが、地盤調査をしたら、限りなく軟弱に近い正常地盤で、できれば地盤改良をしては?との診断が出て迷っています。メンテナンスフリーの外装材や屋根材も、なかなか「これで決まり!」というのにぶつかりません。考えるのは、楽しいと言えば楽しいのですが、時々投げ出したくなりますね。


小禿げ E-Mail: hryk5625@ybb.ne.jp
2003/07/21(月) 16:07:00
上の発言で、〔暗渠渠は「水路」という意味〕→〔暗渠の渠は「水路」という意味〕に修正してください。


サガントス 2003/07/21(月) 16:40:40
レッドさん、解決後ですいません。某加盟店(SC以外)さん、小禿げさんの
書き込みに答えて少しだけ。
 
レッドさんの土地が以前は水田か沼、現在も周りが水田とかであれば、暗渠排水
に限界があります。表面排水の補助として、排水可能な深さを設定することに
なるでしょう。土管屋さんで教えてもらったのは、サイトには埋設材としてモミ
ガラがあるけれど、実際は使えないとのことでした。どんどん沈下してしまうの
と腐敗してなくなってしまうからです。埋設材は土管と同じものが良いという
ことで、土管製造の失敗というかガラをたくさん頂いて来ました。産業廃棄物に
なるので処理に困っているそうです。我が家では、これから畑に埋設予定・・・
 
小禿げさんは樹脂管をおすすめですが、土地の質?によってはボロボロになる
こともあるそうで、肥料や農薬と反応するのかわかりません。
土管の場合、継ぎ目から過剰水を吸い込むのでなくて、表面からなのはプラ管と
同じですけれど。穴がない分詰まりにくいと聞きました。
プラ管をすすめるとしたら、スーパックEDというゴルフ場で使用しているもの
があります。詳しくは載っていませんが、検索したらこれくらい。資料請求先。
http://www.dyjuno.co.jp/shohin/dobo.htm
丸管でなくて、下が丸くて上部が縦に板状になっているので効率はすごいです。
小売の場合最低ロットが大きい巻きなので、どこか土建業者経由になるでしょう
が・・・
レッドさんが、いろいろ調べて、情報を上げて、熱意を示すと工務店もその気に
なると思います。がんばって。


某加盟店(SC以外) 2003/07/21(月) 16:42:29
小禿げ様へ
>公共下水道が来ていて、そこに暗渠の水を落とし込めれば一番好ましいと思います。
公共下水道で、暗渠の水を落とし込めるケースは、珍しいと思います。日本の下水道の多
くは分流式で、汚水のみしか流せません。有名なパリなどの下水道は、雨水なども一緒に流れるため、映画でも人間が中に入ったりできますが、日本ではほとんどの場合汚水専用
で径も200〜250程度しかありません。


某加盟店(SC以外) 2003/07/21(月) 16:54:55
>サイトには埋設材としてモミガラがあるけれど、実際は使えないとのことでした。どん>どん沈下してしまうのと腐敗してなくなってしまうからです。
 
20年以上経過したモミガラの埋設材が、実際に有効に機能しているのを見たことがあり
ます。不思議と土中では腐敗しないようです。また、モミガラは、軽いので沈下すること
は通常の土中では考えられません。


レッド 2003/07/21(月) 17:35:13
皆さんありがとうございます。
土地は、昔水田とかではなく、
どちらかというと山を整地した土地です。
 
>私も、土地までは手に入れたのですが、地盤調査をしたら、限りなく軟弱に近い正常地盤で、できれば地盤改良をしては?との診断が出て迷っています。
大変ですね・・・ 購入前に地盤調査をお願いしようとおもいます。
 
>レッドさんが、いろいろ調べて、情報を上げて、熱意を示すと工務店もその気に
なると思います。がんばって。
 
ありがとうございます。家は一生ものなんで、
ここで勉強して良い家を目指してがんばります。


サガントス 2003/07/21(月) 18:25:18
レッドさん、さらに続けてすいません。
 
某加盟店さん、確かに下水道工事は雨水分が計算に入っていないので、処理量を
超えて水害の原因になったりすると思います。というのは、近所まで下水工事が
きているので、団地内の一部の高低差で集中汚水処理できなかった数軒について
市に問い合わせたところ、工事前に何軒分か想定して設計しているので、追加は
難しいという返事でした。新たに農地売って家建てたら、下水処理は自己解決?
 
モミガラの埋設材が20年有効ですか・・・私の知識はあくまで受け売りで、
土管との相性なのかわかりません。近所からモミガラ貰えるので、自宅の庭で
試してみます。情報ありがとうございました。ただし、車が出入りするところは、
モミガラでは、いくらなんでも無理ですよね。


小禿げ 2003/07/21(月) 23:00:46
 暗渠排水を含む農地整備(土地改良)に関する技術開発の仕事について30年になります。農地を整備するときは、道路や用水路と同じ優先度で排水路を設けます。ですから、暗渠排水口の突き出し先の心配はありません。真っ先に用意してありますので。

>日本ではほとんどの場合汚水専用で径も200〜250程度しかありません。
 そうですか。道路側溝の雨水もどこかで公共下水道に落とすのかと思っていたものですから。ついでに教えていただきたいのですが、宅地に降った雨水や宅地の浸透水を道路側溝に排水するのは、違法になりますか?

>樹脂管をおすすめですが、土地の質?によってはボロボロになることもあるそうで、肥料や農薬と反応するのかわかりません

 土管やさんの中にはそんなことを言う人もいるようですが、暗渠排水に用いられる樹脂管の材料は、塩ビかポリエチレンです。これらの材料は腐食に対する耐久性が極めて高く、農薬や肥料でぼろぼろになることはあり得ません。もしも土中に埋設されたポリエチレン管をぼろぼろにするような強い農薬や肥料があったとしたら、そこにできた作物を食べた人は、きっとひどい腹痛を起こしているでしょう。人間の胃腸は、ポリエチレンよりもずっと腐食に対する耐性が低いですから。
 市場で問題なく売れるような作物ができているなら、樹脂管がぼろぼろになる心配は無用だと思われます。

>土管の場合、継ぎ目から過剰水を吸い込むのでなくて、表面からなのはプラ管と
同じですけれど。穴がない分詰まりにくいと聞きました。

 これも土管やさん特有の営業トークです。いや、土管やさん自身が本気でそう信じているのかもしれませんね。私も学校で教わるまで、地下水が素焼きの隙間を浸透して土管の中に入るのだと思いこんでいましたから。

 もし素焼き土管のかけらがあったら、その上に水をためて、下面から水がしたたり落ちるかどうか観察してください。土管にひびでも入っていない限り、したたり落ちることはないのが分かるでしょう。
 この現象(土管の中には隙間からしか地下水が入らないこと)は、事実としては1世紀以上前に知られており、理論的な根拠は半世紀以上前に解明されました。

>サイトには埋設材としてモミガラがあるけれど、実際は使えないとのことでした。どんどん沈下してしまうのと腐敗してなくなってしまうからです。
 これは多くの場合事実です。

>20年以上経過したモミガラの埋設材が、実際に有効に機能しているのを見たことがあります。不思議と土中では腐敗しないようです。
 モミガラは、濡れたり乾いたりを繰り返すと腐ります。しかし、常時水中にあるか、常時乾燥状態にあれば腐りません。特に寒冷地ではそうです。
 常時水中にあるとは、暗渠があるにもかかわらず地下水位が下がらないことを意味します。これは、暗渠の栓(水甲と言います)を開いていないか、排水路に泥がたまって暗渠の排水口がふさがったときに生じます。いずれの場合も、暗渠は「実際に有効に機能」しないはずですが、機能していることをどうやって確かめられたのでしょうか。

 常時乾燥状態にあるとは、地下水面が常時暗渠の深度以下にあることを意味します。つまり、暗渠の必要がないところに施工したのだと考えられます。この場合も暗渠は「実際に有効に機能」しないはずです。

 今思いつきました。もう一つの可能性として、暗渠の上に10cmくらいしかモミガラを入れていないケースも考えられます。この場合は、酸素の供給源である地面からモミガラまでの距離が遠いので、腐朽菌の活動が鈍く、結果としてモミガラの分解が遅れたのかもしれません。地温の低い寒冷地では特にあり得ることです。しかし、モミガラの使用量が少なければ、暗渠の排水量も少ないはずです。やはり「実際に有効に機能している」というのは、疑わしく思われます。

>また、モミガラは、軽いので沈下することは通常の土中では考えられません。
 籾殻の上には通常土が載ります。その土の重みで沈下します。事例は数多く観察されています。







 


サガントス 2003/07/21(月) 23:59:03
おおーっ、小禿げさん、プロの方ですね。残念ながら、現場の方でなくて
R&Dの人?ごめんなさい。昔仕事で、研究開発部門の方々と、いろいろ
契約の関係等やりあってきたものですから、過去を思い出してどっと疲れが
出てきます。
化学はさっぱりなので、架橋ポリエチレンが耐久性があるのは知ってますが
そんな昔から使われていますか・・・
実家が農家なもので、除草剤にベトナム戦で使用された枯葉剤とかを使って
いる話を聞いたことがあります。腹痛はないにしても、二個が一個になった
イチゴがとれたりするそうです。余計な話ですいません。劇薬も口に入る前に
使用しなければ安全といわれてます。
土管屋さんの営業トークはあるにしても、小売と製造を一緒にやられている
ので、技術開発されている方よりは体を張った知識と経験があると思います。
大学で教えていることを、そのまま信じるのは宗教と紙一重だと個人的意見です。
いずれにせよ、なんでも話半分ということでしょうか?


某加盟店(SC以外) 2003/07/22(火) 10:52:04
小禿げ様
小禿げ様のご見識には敬服しています。モミガラの件など改めて調べてみたいと思いま
す。

>道路側溝の雨水もどこかで公共下水道に落とすのかと思っていたものですから。
この件につきましては、下水道には大きく分けて合流式と分流式(用語が正確かどうかわかりません)の2とおりがあります。合流式とは雨水と汚水を一緒に流すもので、分流式
は汚水専用となります。そして日本の公共下水の多くは、後者になります。分流式では全
ての処理水を終末汚水処理場で処理してから、河川や海に放流します。

分流式のメリットは小口径の管路で済み、建設費が安価です。また処理施設も当然小さく
て済みます。我が国のような降水量の多い地域で合流式にすれば、下水道の断面は、下流
では、おそらく隅田川か荒川程度の断面が必要となるでしょう。場合によっては調整池も
必要でしょう。

合流式のメリットは、落ち葉や道路の汚れなど全て洗い流すことができます。公園や街路
樹の多いヨーロッパの美しい町並みで、落ち葉の掃除はさぞかし大変だろうと思われたこ
とはありませんか。こんな街の多くは合流式下水でつくられています。落ち葉は自然流下
で、下水に流れ込みます。

ついでですが、自然流下の下水道は、安定した流量が必須条件です。流量変化が大きいと
設備が過剰に大きくなります。また、流量は少なすぎても汚物が流れにくく、流速が早す
ぎても上手く流れません。公共下水の設計は‰(千分の一)単位の勾配で設計されます。


サガントス 2003/07/22(火) 15:07:08
小禿げさん、前回の書き込みは本当につまらんものですいません。開発担当者と
仕様や価格で激しくやりあっている時に「君に私たちの考えていることは、
間違いなく理解できない」「私たちを遊ばせておくことは、会社の損失になる」
なんてよく言われてました。こちらも、「値引きの差額分が大したこと無いと
いうのなら、飛び込みで稼いでこんね」「セットアップもできんで、何いっとる」
「手続きでたらめなら、開発したものもたかがしれとる」と負けてませんでした。
おかげで、数年で髪の毛が真っ白になりました。

土管について検索してみると、おっしゃるとおり、継ぎ目から大部分吸水している
ようですね。ただ樹脂間の穴から中に土砂が流れ込んで、配管自体が凸凹になり
機能しなくなる場合があるようでした。埋設の仕方に左右されるということで、
土管の方が少し高い分丁寧で基本どおりと、いう感じがします。


小禿げ 2003/07/22(火) 18:56:54
某加盟店(SC以外)さま

>我が国のような降水量の多い地域で合流式にすれば、下水道の断面は、下流では、おそらく隅田川か荒川程度の断面が必要となるでしょう。場合によっては調整池も必要でしょう。

なるほどです。日本は、雨量がヨーロッパの2〜3倍ある上に、地形が急で降った雨がどっと流れてきますからね。ご教示ありがとうございました。それにしても、側溝の水はどこに行くのでしょうね。

サガントスさま
私の書き込みにもちょっと問題があったようです。私の職場はどの企業にも偏ってはならない中立機関です。それなのに、読み返してみると、私はまるで樹脂管メーカーの回し者みたいですよね。あらためて申し上げますが、私は樹脂管万能主義ではありません。土管の名誉回復のために土管の長所を挙げておきます。(1)自然素材なので、石油起源の樹脂管に較べて環境に優しいです。(2)土管は地場の粘土を焼いて作るので、地場産業の振興につながります。(3)地下水に対する開口率は樹脂管の1〜2割しかありませんが、農地の地下水排除にはそれで十分です。樹脂管と土管とで排水量の差は殆どありません。

ただ、埋設は施工業者がやることです。樹脂管でも丁寧に施工する業者もいれば、土管でも雑に施工する業者もいます。施工の良否は、業者の技術と誠意で決まることで、管種とは直接関係ないのではないでしょうか。
 この頃はレーザーを利用して、一定勾配で掘削する機械が普及してきたので、以前ほど業者による腕の差はなくなってきたようですが。


某加盟店(SC以外) 2003/07/24(木) 09:48:19
解決後に本題からそれた書込で恐縮ですが、乗りかかった船ということでお許し下さい。
>それにしても、側溝の水はどこに行くのでしょうね。

側溝の水は、勿論河川や海に放流されています。田舎の人間にはすぐ理解できることです
が、都会や整備された造成地にお住まいの方は、雨水排水も下水管に流入しているような
誤解をされているのでしょう。整備された地域では、雨水も下水と同じような管渠(暗
渠)になっています。道路脇のL字の側溝には一定間隔で水の落ちる桝設置してあり、そこから雨水用管渠に流れ落ちます。下水管渠との違いは、管径が大きいこと(φ300〜6
00おきなところは900以上や河川そのもの)。勾配はそれほど精度はなく、ほどほど
に流れています。材質もコンクリートヒューム管などが多く使われます。郊外ではすぐに
開渠(中小河川)に放流されますが、都会では、中小河川も暗渠になっていることが多いと思います。中小の河川からは、洪水調整のための調整池などを経由して河川や海に放流
ということになります。名古屋市などでは調整池すら有名な100m道路の下にあったり
して一般の人からは見えません。



小禿げ 2003/07/24(木) 11:32:23
トピ主さま
解決後になのに恐縮ですが、私に対するレスなので、書き込みをお許し下さい。

某加盟店(SC以外)さま
>整備された地域では、雨水も下水と同じような管渠(暗渠)になっています。道路脇の>L字の側溝には一定間隔で水の落ちる桝設置してあり、そこから雨水用管渠に流れ落ち>ます。下水管渠との違いは、管径が大きいこと(φ300〜600おきなところは900>以上や河川そのもの)。勾配はそれほど精度はなく、ほどほどに流れています。材質も>コンクリートヒューム管などが多く使われます。

丁寧なご説明ありがとうございました。
私は雨水管も「公共下水管」に含まれると思いこんでいました。つまり、公共下水管には二種類あって、一方が汚水管であり、もう一方が雨水管であると。そして、宅地からの排水は、地表水であろうと暗渠水であろうと雨水管に落とし込めれば一番好ましいのではないかと考えていました。でも、それは誤解で、雨水管に落とし込んではならないということのようですね。
 私の宅地から排水する必要が出てきたら、もっと詳しく具体的に勉強してみます。勉強のきっかけになる情報をありがとうございました。

トピ主さま
これで退散いたします。


レッド 2003/07/24(木) 20:03:09
皆さん気になさらないで下さい。

直接家作りには影響しないかも知れませんが、
こんなに詳しいお話は他では聞けるとは思えません。
私の疑問点からここまで話の内容が拡がり、
非常に嬉しく思います。


 

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