家にもカルテが必要か。家の情報管理の必要性について

「いい家」が欲しい。/談話室



kei2@北関東 2002/11/30(土) 23:20:55
以前、家の保守のために図面を紙系と電子データ(Auto-CAD)で受領する
ことを書きました。

最近読んだ本
NPO法人 家づくり援護会編、「建てる前」に読む本、作品社、184pには、
家にもカルテが必要と述べていて、大変新鮮に感じました。

同会のHPにもその概要が載っていますが、家の図面、仕様書、保守記録
などを第三者に保管管理してもらうというものです。
家を建てて10年、20年するとこれらの情報が散逸したり紛失したりしがち
と思われますが、コレを未然にふせぐ保険のようなものです。
頼りの第三者が消滅したらダメですが。。。

みなさんは、家の情報管理についてどう思われますか。


kei2@北関東 2002/12/12(木) 07:48:42
う〜ん。
一件もレスをいただけないと寂しいので、一度だけ引き上げさせてください。

提案内容についてリンクを貼ります。
http://www.iengo.ne.jp/m04_depo.html


無口 2002/12/12(木) 11:26:38
「家の情報管理」とても重要だと思います。私のように既に家を建ててしまった人は、むしろこのことがこれからの最大関心事のような気がします。
かといってまだ系統立てて管理しているとまでは行っていないのですが、ゆくゆくは少なくとも、ファイリングなどをしっかりして、何時までも無くならないように、そして情報のメンテナンスが簡単に出来るような何か良い方法を考えようと思っています。
管理すべき家の情報とは、Kei2さんご紹介の、家の図面、仕様書、保守記録などがあると思いますが、加えて現在使っている全設備のカタログ、取説、改善のために独自にやっている内容やそのデータ、定期的点検している床下の状況、吸気流速測定、温度湿度の経緯なども管理して置きたいと思っています。
ご紹介のNPO法人など第三者に保管を依頼する手もあろうかとは思いますが、まずは手元に置いといて、出来るだけ頻繁にメンテしたいと今は思っています。
皆さんはどうされているのか私も知りたいです。


川上 2002/12/12(木) 11:28:29
佐賀んトス・男43・サラリーマン・家族6人・木造外断熱二重通気・築2年

このあたりは、個人の趣味というか、スタイルが反映されるので書込み少ないでしょう。
私は、車や家電製品を買ったときは、カタログと取扱い説明書、保証書、修理伝票など
をファイルボックスに保管しています。故障した時、付属の消耗品を買うとき、買い
替え時の性能比較には役立ちますが、妻からは「何これ?」「こんなん取っておく人
初めて見た」ですし、妻の友人達との会話のなかでも「へー」「信じられなーい」「まめ
よねー」と笑いものになっています。
自宅建築時の資料も少し整理して、段ボール2箱ぐらいになりました。住宅設備の設置
説明書や取扱説明書は残っています。取り付け業者の方は、梱包材と一緒に廃棄して
いたので拾ってきました。他の現場のものもあったりします?残念ながら、電気配線が
途中の変更がうまく伝わってないところがあり、現場で急遽6箇所ぐらい変更したので
図面に反映されていません。おそらく、多くの現場でも現地変更は多くあるので、図面
を保管しても、あまり役に立たないと思います。
役に立たないアドバイスとしては、採用した建材資材、設備などのカタログから設置
説明書、取扱説明書をペーパーベースとファイルで保管しておくこと。保守の記録と
いうよりは、日記をつけること。私の場合、入居時から10年日記をつけだしました。
毎日、3,4行くらいなのでなんとか続いています。どちらかいえば、ボケ防止が主。
付け忘れた時、おとといの晩御飯は?で脳みそがフル回転します。どこの電球がいつ
切れて交換したとか、エアコンやストーブの使い始め、ダンパーの開け閉めなどは、
通常保守の記録に残りませんしね。建築の契約時からはじめても良かったのですが、
中身が多くて書ききれなかったでしょうね。メールのやり取りやFAXはほぼ残って
いるので、もしかしたら、自分で建築日記をHPで公開・・・しないでしょう。ただ
お世話になった人への恩返しも含めて、なんらかのフィードバックというか、しろー
と相談をするかもしれませんけれど。
第三者に委託するのは、無料ですか?


Yahho! 2002/12/12(木) 11:45:02
川上さん
私は、どこまで管理するかはそれこそ個人の判断だと思いますが、最低限(つまりkei2さんが指摘された事項)は、残した方がよいと思っています。
川上さんは多分お考えないとは思いますが、私はイザというときに家を売り逃げしたいと思っています(これは誇張した言い方で、やむにやまれず家を手放さなくてはならないときにも備えたいという意味です)。その時に、メンテ履歴が残っている家の方が、安心して買ってもらえる可能性大だと思います。
例えば30年後に売ろうと思った時、取り壊しでなくnoahさんがおっしゃる中古リフォームしてもらえる可能性も上がると思います。現物を見ればわかるというのもそうでしょうが、少なくともプラスに働くと思います。



川上 2002/12/12(木) 12:09:33
Yahho!さん、毎度のことで雑な書き込みすいません。図面が不要だと言っている
のではありません。わたしも青焼きの設計図、CADの外観打ち出し、仕様書なども
持っています。しかし、設計図はあくまで建築確認用であって、実際異なるところもあり
ますし、窓の位置なども少し替わっていて違いますし、仕様書も現行にあわせて要修正
です。もし保管用とするならば、現場で現物を測って、図面を修正する必要があるで
しょう。我が家だけの話ではなくて、多くの工務店では手続きや完成までの叩き台の
位置付けと思っています。取っておいたが良いけれど、実際の改装、メンテにはあまり
役に立たないという個人的意見です。もし、現物どおりの図面を作成するとしたら、
経費割増になることは間違いありません。もし将来売る時に、図面やメンテ履歴があった
から有利ということも若干あるでしょうね。車の場合のワンオーナーカーのような?


Yahho! 2002/12/12(木) 12:49:08
川上さん、名指ししてしまいスミマセン。工務店さんですと、後で手直しというのがあるのですね。それは知りませんでした。私は最終図面があるものだと思っていましたから。工法がごく普通であれば、後からの細かい手直しはなくとも、基本構造がわかる図面があればよいのではないですか?増改築などでも役立つでしょう。
大手メーカの場合基本的に自社メンテなので、気にしなくとも良いのかもしれませんが、私は気にしたいと思っています。本当は、工法が特殊なのはベターでないと思っています。私の場合、イザというとき施工業者でないところでメンテが可能か、気になります。


noah 2002/12/12(木) 14:52:38
家のカルテなかなか良いではないですか。建築過程で見えなくなってしまうところのパイプや配線の位置関係、図面だけではなく、チェックを入れる意味でも写真で保存しておくと後で改築するときや水漏れ、音の問題など診断がやり易いです。
大体そういった書類はどんどん奥の方に押しやられてどこに行ったのか分からなくなる。増築改築、修理の履歴なども写真と修理見積もり領収書など保存してくれるところがあれば大助かりだ。

単に家が築30年だから評価ゼロと言う不合理な考え方を駆逐することにもなる。ちゃんと有効な管理と修理をやっておれば家なんて200年でも持ちますからね。
車だって部品さえあれば50年使える。
古いものをうまく使いこなす、愛着を持つ精神が大体日本人は欠けている。もっとも愛着もたれるような家あまり造ってないよね。これは大事に使われてメーカーは自分の首を絞める結果になる。

先日NHKの室生寺五重塔が台風で受けた被害からいかに再生したかを機中で見ました。面白かったです。なぜ約千二百年にわたって風雪に耐えることができたか。一本一本はずして修復の後の謎解きをやっていた。気の遠くなるような作業。1000年前からのカルテがあれば楽だったろうな。
プレハブでもカルテ作るほど立派だったら良いけど細い細い軽量鉄骨にうすい軽いグラスウールなんかだと興ざめして作る気きなくなってしまうよね。売るとき見せたくないもんね。


kei2@北関東 2002/12/15(日) 20:27:14
みなさん、書き込みありがとうございます。

私自身は、川上さんに近いところがあります。
趣味のアマチュア無線では、30年前の無線機の図面や取説をしっかりと保管しています。
仕事でも、電気設備の図面がないと責任を持って保守することができませんし、間違いを
起こすことにもなりますので、設備を改造したりした場合は必ず図面を修正します。

川上さん、
>もし保管用とするならば、現場で現物を測って、図面を修正する必要があるで
>しょう。我が家だけの話ではなくて、多くの工務店では手続きや完成までの叩き台の
>位置付けと思っています。取っておいたが良いけれど、実際の改装、メンテにはあまり
>役に立たないという個人的意見です。もし、現物どおりの図面を作成するとしたら、
>経費割増になることは間違いありません。

だんだんと見えてきました。このあたりをもうすこし議論させてください。
どのような情報を管理していく必要があるか。
あるいは、その情報管理には、コスト増に見合う価値があるのか。

ひとつの例をあげます。
数年前に家の境界を直しました。竹をヒモで結んだ柵が老朽化したため、隣と折半で直しました。
今度はブロック3段(1段目はほとんど地中)とアルミフェンスです。これは、図面もなく、
ファンスのカタログだけで口頭契約しました。
余談ですが、この出来上がりを見て隣接する一区画16軒は、1軒を除いてすべてこの仕様で工事を
しました。それを生業としているお宅のあるのですが、「うちではそんなに安くできない」と言って、
わが家と同じ工務店に発注したのには笑ってしまいました。

さて、
この程度のモノは、お金をかけて図面を作成して管理する必要がないと考えます。
その理由は、
1.見た目で、地震に倒れないと判断できた。(素人判断してしまった)
2.そんなに長寿命とは考えていない。
3.壊れたらまた直せば良い。修理費用もそれほど高くない。
4.直すのにも図面はあまり必要ない。
5.図面を作ることで費用が高くなる。
などからです。


kei2@北関東 2002/12/15(日) 20:35:43
川上さんの10年日記、面白いですね。
母が同じような日記を付けています。
大学ノートに5本くらい横線を引いて、書きながらその前後を読んでいます。
去年はいつ頃誰が尋ねてきたとか、今年の種まきは去年より何日遅いとか。
書くのも楽しみになって、長続きする秘けつみたいですね。
SC住人の場合には、ダンパーを開けたのは去年より早いとか、電気代がどうとか、
床下のコンクリートが乾いてきたとか、10年日記が参考になりそうですね。


kei2@北関東 2002/12/15(日) 20:37:48
kei2のクモの巣に飛び込んできてくれた、noahさんにお聞きしたいことがあります。

ハウスインスペクターについて教えてください。
1軒の家を作るのにどのくらい検査があるのですか(検査項目数あるいは所要日数など)
その検査結果は、施主にどのように返されるのですか。(合格通知のみ、詳細に写真付きで報告される?)
検査結果の記録保管はどのようになされるのでしょうか。
質問ばかりで申し訳ありませんが、お忙しいようでしたら、最後の質問だけでもお答えくださいます
よう、よろしくお願いします。


たがみ〜 2002/12/15(日) 21:41:59
kei2さんの趣旨とはちょっと違いますが、家の詳細図面の電子化が進んで、各自がHPで
公開してくれると、相当数に登ったときに好きに選べて良さそうですね。当然音楽の
著作権問題の様になって、設計士さん団体から訴えられる訳ですが。(^^;;
 
本題ですが、私もやはり最終的な家の仕様に合わせた設計仕様書が欲しいです。
先日トイレに埋め込み型の収納を取り付けたのですが、石膏ボードに穴を開ける
に当たって筋交いと間柱の入っている部分の本当の寸法が分からず、最良の位置に
あけることが出来ませんでした。(T-T)
設計士の間違いと、工務店のアドリブは結構多いですね。
 
電気配線、ダクト類、増し締めすべきボルトの位置とか、剥がす順番が分かる
正確な取り合いとか、経験と臨機応変で片付けられてしまっている多くの個所の、
ちゃんとしたデータは後々まで欲しいところです。

ただ図面も、単なる画ではなくて、柱や壁がオブジェクトになっていて後から
ネットリストに変換できるとか、デザインルールをチェックできるとか
(どちらも何につかうねん)、データベースとして有効なものがいいです。
 
車やバイクのサービスマニュアルでは、主要部品の耐用年数とか、消耗限界
(ある部分を測定して、偏差0.5mmで交換とか)が載っています。この情報が
あると、カルテもうまく活かせるような…。

で、「住宅カルテ〜これでマイホームのメンテは完璧〜」
というフリーソフトをkei2さんが開発することで決まりです。(笑)
 
使用した部材と工法や日当たりなどの条件を入力すると、月日と連動してメンテ個所と
ポイントを随時教えてくれて、データのバックアップもどこかのサーバーに構築する
ので火事になってもバッチリとか。(あんまり中身が無くてすいません)

 


kei2@北関東 2002/12/16(月) 08:06:48
仕事でCADを使っている人は、CADを完璧にメンテしようとすると、その面での
(それを効率的にしようという)苦労があると思います。
たがみ〜さんの問題解決には、レイヤーの統一など大変な課題がありそうです。

難しい話でなく、
1.こんな時に図面がなくてとても苦労した。
2.昔、どのように保守したかが分かれば、こんな時便利だと思う。
このようなご意見もお聞かせください。


川上 2002/12/16(月) 11:43:55
Kei2さん、カルテ以前にメンテ可能な構造かが大事だと思います。
車やバイクの整備でも、アッセンブリー交換でパーツ交換不可のものもありますし、
手や工具が入りにくいところは特殊工具が必要だったり、パイプなどを先に外さないと
いけないこともあります。住宅で手を加えるとしたら、配線配管あたりではないでしょう
か?実際の建築にあたっては、大工さんや工事するひとのアドリブだらけで、図面になら
ないと思います。ですから、事前に配線配管スペースとそれをメンテするスペースを確保
(CADの一番苦手なところ)して、後日変更や交換がしやすいようにしておけば、充分
という個人的意見です。壁も取り外し可能な構造が必要でしょうね。


noah 2002/12/16(月) 15:10:44
http://www.city.burnaby.bc.ca/cityhall/departments_building/bldng_artcls_prmtsn.html
以上に家の検査の詳しい内容が書かれています。これはバーナビー市のものですが、概ねこのようなものです。最終の入居許可がでるまで17回の検査だそうです。フーッ翻訳機でやくしてください。


noah 2002/12/17(火) 15:34:38
>その検査結果は、施主にどのように返されるのですか。(合格通知のみ、詳細に写真付きで報告される?)
検査結果の記録保管はどのようになされるのでしょうか。

kei2@北関東さんのご質問、まだ答えてなかったのでつけたし。
実際には検査回数は14,5回位ではと思います。検査申請は各工程の工事が終わるごとに申請、スケジュールさえあえば2日くらいですぐチェックを入れその場で駄目かどうか分かります。一時間くらい掛けて念入りにチェック項目をつぶしていって、パスしたら、検査員のサインをもらいOK.次の工程に移れます。パスできなかったら、また呼ばなくてはなりません。2回までは一定の検査費で済みますが、3回目から追加料が掛かります。
この合格表は市役所にファイルされます。市にとっても、ある意味で家は市の公的財産でもあるわけです。(市は固定資産税などいただけますから大切な収入源です!)
家は所詮、誰かが所有してもまた売られていきます。
だから、リノベーションとかちょっとガス管、水道管、部屋の間取りを変えるときなんかも許可が必要で検査され、ファイリングされていくんです。写真を撮って保管ということまでやりません。これは施工業者の方でやっていると思います。


kei2@北関東 2002/12/18(水) 08:01:39
川上さん、ありがとうございます。
わたしの頭の中では、木造軸組しか考えていませんでした。
日本式2x4などは、後から手を入れるのはやりにくそうですね。
逆に、木造軸組ですと図面がなくても施工業者が何とかしてしまうのですよね。
標準的には大体こんな作りだから、こうすれば大丈夫という感じで。

noahさん、ありがとうございます。
英語はダメなので、検査回数17回、あるいは14,5回と言うことで納得しました。

市役所と施工業者の保管というのは、良い考えですね。
国民性というか、家に対する考え方(ストックとフロー)の違いかと思います。

施工業者も図面や保守記録があることで、次の仕事をもらえる、次の仕事が楽になる
ということなら、保管の価値があるかも知れません。
修理や改造を依頼した業者が20年前の自宅の図面を持ってきたら。。。
わたしなら感激して、即時OKしてしまいそうです。


kei2@北関東 2003/01/15(水) 12:41:51
HPによると、サンヨーホームズ(旧クボタハウス)では、家の点検記録を作成して
いるようです。
でも、やっぱり住む人も保管しているべきでしょう。


kei2@北関東 2003/01/17(金) 07:54:37
上記のHPからCHS(センチュリー、ハウジング、システム)のことを知りました。
ベターリビングで行っているCHS認定制度では、
SI(スケルトン、インフィル)や、長期的な維持管理が考えられているようです。

http://www.blhp.org/nintei/century/index.htm
http://www.blhp.org/

実績がまだ少ないように感じるます。
住み心地の価値を評価する人と同様に、これに価値を求める人がまだまだ
少ないからでしょうか。


まさ 2003/01/17(金) 08:22:55
はじめて書き込みをします。私は近々に新居を立てようと現在検討中の者です。私の仕事がら自社の工場等を立案・発注などを主にしているのですが、通常会社系統の工場を建設するときは、建築業者は、必ず最終図面(途中で変更等があった際も網羅した物)をUTT等を含め全て提出してもらうのが普通だという感覚なのですが・・・。もちろん新居完成後には、全て出せるだけ出してもらう気だったのですが。経験上、施工業者倒産時、非常に図面の提出が中途半端なため苦労をしました。今後修理・改造(家であればリフォーム)する際必ず問題が発生するので。通常住宅では、難しいことなのでしょうか。予定図面で施工ミスが発覚した時には、少々なら壊してでも直させ、その経費は、施工者もち、施主ミスの再にはあきらめますが、要望に対しての設計ミスは、設計者・施工者協議の後手直しが通例なのですがどうなのでしょう?


川上 2003/01/22(水) 11:14:50
Kei2さん、どちらかいえば反対意見になりますか?
>修理や改造を依頼した業者が20年前の自宅の図面を持ってきたら。。。
>わたしなら感激して、即時OKしてしまいそうです。
まず、最終図面を持っていることは確率的に低いと思います。建築確認申請以後、全く
変更がなければ大丈夫ですが、ちょこちょこ変更した我が家の場合、配線工事の兄さん
が、変更前の図面を持って工事しているのを見たとき、気が遠くなりました。

>HPによると、サンヨーホームズ(旧クボタハウス)では、家の点検記録を作成して
>いるようです。
>でも、やっぱり住む人も保管しているべきでしょう。
去年、住宅性能保証?の2年目点検がありました。健康診断の問診と同じで、異常なし
ばっかりで何の役にも立ちません。血液検査みたいに、分析の数値が出れば前回と比較
できるのですが・・・お金が戻ってくるのなら、住宅性能保証を解約したいです。

まささん、
確か3000万円以上の建築工事は建業法でいろいろ制約があって、安全確保や下請けの
体制まできちんとしなければならないので、最終図面は必須です。(うろ覚え)一般の
住宅建築は、昔は自分で建てる人もいたし、大工さんが一人で建てる場合の図面は紙一枚
あるかないかだったと聞きました。現在建築確認の場合に図面が必要なだけで、あとは
無くても建ちます。リフォームの現場では現物合わせをするので、過去の図面はあっても
参考にする程度だと思います。


kei2@北関東 2003/01/27(月) 13:49:58
まささん、川上さん、書き込みありがとうございます。

電気関係の設計をやっていた事からすると正確な図面は命です。
修正すれば図面も直す。これを怠れば、保守できません。図面と現場が違えば、
感電、停電、誤操作、何が起こるか分からないので手が出せません。
図面と現場が違えばそれを発見するのには非常な労力が必要です。
寸法関係での現場合わせで数ミリのずれと言うのはあります。

土木や建築関係の現場合わせの多さは、とても不思議な世界です。
最初は異星人との交流(ET)のようでした。

川上さんの言われるような図面軽視の実態を知ったうえで、最近読んだ本からの引用です。
小林一元著、ローコスト住宅が危ない、エクスナレッジ発行、199pによれば、
> 住まいづくりは建物工事の完成時が終わりではありません。むしろ建物が完成した日こそ住
>まいの誕生日であり、ここから建主が住い手として住み続けながら、住まいを成長させていく
>のだと考えます。設計者と施工者を含めた共同作業はまだまだ続くのです。法的には確か5年間
>の保管義務があったように記憶していますが、多くの設計者がそうしているように、筆者の事務
>所でも独立してから手がけた仕事のすべての資料を保管しています。これらの資料はいわば住ま
>いのカルテですから、維持管理などで相談があったときにはすぐ対抗できるようにしています。
>この対応は、筆者が設計をしている限り続けるつもりです。

個人でやるには限界がありますが、できる範囲でやるところが偉いではないですか。
そして、文中の「多くの設計者」と言う言葉に、この方の周辺にはそのような方が
多いことが知らされ、少し未来が明るくなりました。
この方は、木造住宅私家版仕様書架構編の共著者でもありました。東京の家の設計を
されていたので東京在住と思っていましたら、埼玉の寄居在住でした。近くなので
うれしくなってしまいました。


ふんわり雲 2003/01/27(月) 22:05:02
こんばんわ、kei2さん。

>この方は、木造住宅私家版仕様書架構編の共著者でもありました。

「えっ?その本、持ってる・・・」見てみましたら、お名前発見しました。
今度その本(ローコスト住宅が危ない、エクスナレッジ発行)を読んでみようかな?と
思いましたが、なんだか最近、「そんなことしてもしょうがないのかな?」とも感じてます。

kei2さんが引用なさった部分で、わたしが感銘を受けた個所があります。
「そうかー!やっぱりー!」と思いました。
その個所とは…
> 住まいづくりは建物工事の完成時が終わりではありません。むしろ建物が完成した日こそ住
>まいの誕生日であり、ここから建主が住い手として住み続けながら、住まいを成長させていく
>のだと考えます。設計者と施工者を含めた共同作業はまだまだ続くのです。

です。
やっぱり読んでみることにします。

カルテについては、自分たちが住んでいるときよりも
よそ様に住んでいただくときにとっても必要だろうな、と思っています。
そりゃ、自分たちが住んでいるときにもあった方が絶対いいと思いますが、
今、実際ないですし、ないなりに自分たちでどうにかできるので。
(でも、本来はあるべきなのかな?と思ってる)
自分たちがいなくなった後のことを思うと、絶対に必要なのでしょうね、と思います。


kei2@北関東 2003/02/08(土) 08:21:02
ふんわり雲さんが、架構の本を読まれるとはちょっと意外でした。
そう言えば、以前にもご自分を論理的だとおっしゃっていたような気がします。

>よそ様に住んでいただくときにとっても必要だろうな、と思っています。

家を長持ちさせるにはやはり必要、一歩譲っても有った方が良いでしょうね。
このあたり、立場によってずいぶん変わってくるように思います。

建築家にとっては、設計図やはりは命なのでしょう。想像ですが。

請け負う工務店にとっては、そのとおりに造るための図面。造ってしまえば
もういらない、というよりも今度は別の図面に従わなくてならないから、
下手にとっておけば間違いの元。危険因子。

このあたりで、図面への価値観が違ってくるのかも知れません。

実は今度、
その著者である小林さんに時間をとっていただけることになりました。
お会いできるのがとても楽しみです。


ふんわり雲 2003/02/13(木) 23:09:35
kei2さん、こんばんわ

>ふんわり雲さんが、架構の本を読まれるとはちょっと意外でした。
 
わたしは、物の仕組みが知りたくなるんです。
特に、木造の住宅に関しては大好きなので、知りたいことだらけです。

車や機械、家電なども仕組みはどんななのだろう?と思いますが、
わたしの理解の範疇を超えているので、既に諦めてます。

>そう言えば、以前にもご自分を論理的だとおっしゃっていたような気がします。

わたしは、自分のことを論理的だとは言ってなかったような・・・
ただ、論理的な思考は好きなんです。わかりやすいから。
でも、自分が論理的に話しているかどうかはわかりません。

>建築家にとっては、設計図やはりは命なのでしょう。想像ですが。

わたしも、そのように思います。

> 請け負う工務店にとっては、そのとおりに造るための図面。
 造ってしまえばもういらない、というよりも今度は別の図面に従わなくてならないから、
 下手にとっておけば間違いの元。危険因子。

「うーん、なるほどー」です。

> 実は今度、
 その著者である小林さんに時間をとっていただけることになりました。
 お会いできるのがとても楽しみです。

ところでkei2さんは、確か今ご自宅を検討中なのでしたよね。
充実したお時間を過ごすことができたらいいですね。


kei2@北関東 2003/02/26(水) 07:58:42
>わたしは、自分のことを論理的だとは言ってなかったような・・・
>ただ、論理的な思考は好きなんです。わかりやすいから。

kei2の記憶違いでした。
間違ってごめんなさい。


小林さんに合って、色々とお話を伺ってきました。
今までに設計された図面も見せていただきました。
図面では、アンカーボルトの位置はもちろん指定してありましたし、土台の継ぎ手の位置も、
位置だけでなくその継ぎ方(継ぎ手、仕口)も指定してありました。
木拾いも自分でなさるそうです。それが設計だと。当然といえば当然かも知れません。
そんなこんなで、あっという間に、半日が過ぎてしまいました。


さて、ココからが本題です。
図面の話ですが、紙で渡すのはOKだが、電子データで渡すのは困ると言うことでした。
著作権の問題もあるし、そのデータを勝手に加工されても困るということでした。
(特に日本では著作権がないがしろにされていますからね、同感)
ただ、
もし、(図面を保有している)設計事務所が倒産したり、設計者が交通事故で亡くなった
りしても、建て主が家を守ってゆくために電子データがあると便利であることは理解して
くださいました。

kei2は、その利用に制限を付けてでも良いから、完成図の電子データを建て主へ渡せる
ようになれば良いと思いました。

ここで、設計に携わっている方の意見が聞けないのがさみしいです。




kei2@北関東 2003/03/06(木) 22:34:06
あまりご意見をいただけないので残念なのですが、
チェックを入れます。

初期コストが一番大事で、そこにばかり(99%)目がいってしまう。
メンテナンスコストがちょっとだけ(1%)気にかかる。
家の廃棄費用はマッタク考えない。

そんな日本に誰がした。

私的には、著作権のことを考えさせられたことが一番の収穫でした。
ご意見をいただいた皆さま、ありがとうございました。
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川上 2003/03/07(金) 10:59:46
解決後ですいません。設計をされている方は図面即命、みたいな感じでしょうが、実際に
施工する(私もちょっとだけまねごと)職人さんにはメモ書きにすぎないです。というの
は、精度の違いがあって、例えば法務局への表示登記は建物の場合、0.2ミリのペンで
250分の一の図面ですから、実際の建物は5センチの誤差まで許されます。役場から
固定資産税の担当者がきても、メジャーでシャーシャーやるだけです。自動車の個体差は
5ミリですから、実際の建物では、その倍で1センチの誤差は余裕で認められるはずです。しかし、施主は絶対許しませんから、1ミリでも隙間は隙間でクレームになります。
構造で1センチ、内装は0.5ミリの誤差になると、現場合わせしかありません。乾燥
していても、集成材でも数ミリは曲がったり反ったりしますから、現場合わせしないと
納まりません。経年劣化が進んで、建物が数ミリゆがんだら、新築時の図面は単なる確認
用でしかなく、リフォームには使えません。現場を知っている設計者は、そのことが
わかっているので図面をあまり大事にしないと思います。私が小林さんに会ったら、
「図面と完成したものに誤差があったときどうしますか?図面を実物に合わせて修正しま
すか?」と質問するかもしれません。いけず〜。
実際に作業に使った図面を、記念に取っておいて思い出にすれば充分ではないですか?
小林さんも記念品として保管されていると思います。


kei2@北関東 2003/03/10(月) 08:14:43
>解決後ですいません。設計をされている方は図面即命、みたいな感じでしょうが、実際に
>施工する(私もちょっとだけまねごと)職人さんにはメモ書きにすぎないです。

川上さん、解決後でも歓迎です。
同様に考えます。
職人さんにとっては、たくさんある内の一つの現場です。


>「図面と完成したものに誤差があったときどうしますか?図面を実物に合わせて修正しま
>すか?」と質問するかもしれません。いけず〜。

誤差と修正(設計変更)は別物と考えます。
誤差はおっしゃるように許容範囲があり修正しません。
重要な寸法は、縮尺を測るのではなく図示されたものを用い計算で求めます。
もし何かの都合でで設計変更したなら、それを訂正した図面にしておかないと意味が
ありませんし、間違いの元です。
建築業界では、現場の変更でも図面を訂正しなかったり、出願用の図面だけで、
まともな図面すらない建物も多いようでビックリします。

メンテの具体例で申し上げますと、
後からエアコンを取り付ける時、ココに筋交いがあるかどうかが図面で分かれば、
穴をを明けて良いかどうかが判断できます。
RC建物などで穴開けするときは、埋設配管に火災報知器やスプリンクラー起動の信号
があり、これを切るとエライことになります。

こういったことを防ぐためにも、5mmという精度はいらないと思いますが、現場の状態を
正しく反映した図面が欲しいと思うのであります。
最近のRCでは、露出配管が増えてきたように思います。メンテ重視の表れでしょうか。


fkin 2003/03/13(木) 07:32:49
川上氏 2003/03/07(金) 10:59:46
「設計をされている方は図面即命、みたいな感じでしょうが、実際に施工する(私もちょっとだけまねごと)職人さんにはメモ書きにすぎないです。というのは、精度の違いがあって、例えば法務局への表示登記は建物の場合、0.2ミリのペンで250分の一の図面ですから、実際の建物は5センチの誤差まで許されます。」について,図面について誤解されているようなので一言.図面は実物を単に縮尺したものではありませんので,これは違います.Kei2氏の言われるように許される寸法の範囲は「寸法公差」として基準寸法とともに指定します.

機械製図では,2次元の平面に描いた図(投影図)の組合せによって対象とする3次元の物体を表します.また,製図規則(JISでは B0001)に従って線の太さ(太線,細線)と種類(実線,破線,一点鎖線,二点鎖線など)によって表すものを区別します.また,寸法・寸法公差,面の肌,材料,加工法など必要な情報を加えます.直交する3方向からのいわゆる三面図が基本となりますが,表しきれない場合は必要に応じてこれ以外の方向から見た補助投影図や,断面図を加えることもあり,形が単純であれば1枚で済ますこともあります.

以上は機械製図の場合ですが,建築製図でも表すものによって線の太さと種類を変えるのは同様でしょう.したがって線の太さと寸法公差とは関係ないのです.

もうひとつ,「職人さんにはメモ書きにすぎないです」について.図面上の線や図形は「シンボル」です.例えば機械図面にねじが入る「ねじ穴」が描いてあっても,それはねじ穴の形状を表すのではありません.図面を見る側はそこに描かれた線や円の組合せから,そこにねじ穴があると認識しその近くに書いてある「M8」などの記号をみて大きさや種類を認識します.そして,図面には表されていない情報がたくさんあるということです.それらをいちいち図面に書くことはありません.正確な言葉ではありませんが「専門的知識」「約束事」として図面を読む方が当然知っているとして図面は描かれます.そして,「約束事」,言い換えると作図者と読図者の共通認識の上に立って図面は描かれ,これに反する部分について念入りに指示が記されます.図面を描く方,読む方とも,製図規則だけではなく実物に関する知識=「約束事」が必要になります.

「図面はシンボルの集まりですべてが書いてあるのではない」と私は考えているのですが,これに関連して次のような文章がありました.プレカット工法の必然性と可能性について述べられたものの一部です.前後のつながりから長くなっていますが,2番目の段落です。

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長年、工場生産に力を注いできたプレファブ住宅業界においても、従来の見込み生産方式に代わって、邸別受注生産が行なわれ始めたのは最近のことであり、しかもここまで柔軟性に富むCAD/CAM型の機械を装備している例は決して多くない。さらに、プレファブ住宅の場合、どんなに設計の自由度を増し、邸別受注生産を行なったとしても、「部品の種類」という概念があり、データベース内に納められた有限の部品種からの引当てという方法が基本になっているが、プレカットの場合、今加工している横架材と同じ加工内容の横架材をかつて加工したことがあるかないかなどは問題にならず、そのつどまったく新しい部品をつくり出している。したがって、「部品の種類」を意識することもない。では、なぜそれまで工場生産や機械加工とは無縁であった在来構法が、見込み生産の段階を踏まず、一足飛びにCAD/CAMを用いた邸別受注生産の段階、しかも「種類」という認識を必要としない進歩的な生産の段階に達し得たのであろうか。
 その最大の要因は、在来構法がもともともっていた「システム」としての優れた資質に求めるべきであろう。従来より大工の描いたごく簡潔な「板図」だけで大方の工事が進められてきたことも、こうした資質のあかしである。つまり、在来構法とは、長年社会的に蓄積されてきた約束事の積み重ねあるいはシステマティックなルールの構造といってもよいかもしれない。墨付け段階の工数と無用な誤りをなくす必要からCAD/CAM型の全自動加工機を指向した技術者たちが、その構造の一端を明らかにし、従来とは別のかたちでの利用の可能性を発見したのである。

松村秀一:「住宅ができる世界」のしくみ,彰国社(1998),p.98.
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ということで、建築の図面でも細かいところまですべてを図面に描くというわけではないと思います.共通認識として設計者も設計寸法と出来上がり寸法の違いがどれくらいなものか,当然知っていると思います.ですから特に守らないといけない部分だけ指定し,「あとは現場でお約束に従って」ということです.もの作りに必要な情報は図面に全て描いてあるわけではなく,ポイントだけが書いてあるのです.「職人さんにはメモ書きにすぎないです。」というのはそういう意味であって,現場が設計図面と違うことをやっている,やっていいということではないと私は思います.設計者の意図に反することを行ったり「約束ごと」を逸脱することを行ったら,その旨を当然記録に残しておくべきだと思います.


川上 2003/03/13(木) 17:39:21
fkinさん、ツッコミありがとうございます。毎度の雑な書き込みすいません。
例えが悪すぎました表示登記の部分は、私の意見でなくて、登記関係の書物をうろ
覚えで引用したものです。線の太さと倍率による誤差が解釈の定説らしいです。
寸法公差はありませんし、もともとの木造の家自体がアバウトで建てられていた
名残でしょう。確か現在でも、三千万以上の建設工事は建設業法でいろいろ制約が
ありますが、それ未満の工事は下請け保護と安全管理がうるさいくらいではない
ですか?完成図書の引渡しも保管も保護されていないので、扱いが雑になっている
と思います。
機械製図では、ねじれて曲がった柱は表せないでしょう。車の整備を台無しに
したのはCADのせいだ、と大昔のオートメカニックに書いてありました。軽量化
コンパクト化を進めると、エンジンルームに隙間が無くなり、汎用車なのに手も
工具も入らない、なんてことが時々あります。数年持てば買い替えの時期になる
ので、OKなんでしょうね。
図面がシンボルであり、専門的知識と約束事に則って作業されているのはわかり
ます。特に電気配線あたりは平面図だけで、スイッチやコンセントの高さは、
チョークで施主が指定するだけです。ですから、壁内の配線が具体的にどの部分
を通っているかは図面として何も残りません。剥がしてみないとわからない世界
です。現場のお約束も、マニュアルを使うのか、棟梁の教えによるのかなど、いろ
いろあるので、ケースバイケースの幅がかなりあるのが実態です。設計者の意図に
反するというよりも、設計自体に無理がある間抜けな場合は、記録に残りません。
設計士が大工に頭を下げてなんとかしてくれ、と頼むだけで設計士には理解でき
ないと思います。
fkinさんが引用されたとおり、現場に専門的知識と約束事があるので、現場に
疎い設計士が書いた図面は役に立たないし、保管する値打ちも無いと思います。
これからの設計士は、図面を引くと同時に、計測器で現場で寸法を測って図面を
起こす勉強も必要ではないでしょうか?
kei2さん、私は自分でエアコンを後付しました。合板の壁を剥がして、配管の
曲がり具合を考えて穴を開けて、試行錯誤して配管を内壁に納めました。図面不要
でした。

 

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