内断熱の気密性能について(1)

「いい家」が欲しい。/談話室



景 E-Mail: isoda@ccnet.ne.jp
2001/03/23(金) 01:37:41
土地を先頃購入して来年には念願のマイホームを手に入れようと
住宅展示場やハウスメーカーの現場見学会へ足を運び勉強中です。
いい家が欲しいも読ませて頂きこの談話室でも博識のみなさんのやり取り
は非常にためになります。30代、男、東海地方、建築予算2500万円
各ハウスメーカーの営業マンは自社のいい点を列挙するだけですので公平でないと
おもいはじめている状態です。お尋ね致したいことは建築途中の現場も5カ所
案内され拝見させて頂きました結果の疑問です。住み心地のいい家には高断熱
高気密で計画換気仕様は不可欠とおもっていますが気密性能を比較すると
内断熱のグラスウールやロックウールを使用した木造軸組や軽量鉄骨の家は
気密性能はあまり期待できないと現場を見た印象です。温暖な東海地区でもC値は
1.5以下は必要とおもってますが
 
疑問(1)内断熱でグラスウール、ロックウールを使用した木造軸組と軽量鉄骨の家で
C値1.5以下は果たして可能ですか。
 
疑問(2)木造軸組と軽量鉄骨の内断熱でグラス、ロックウール以外の充填断熱は
工法的に可能でしょうか。(構造用合板を外に張らないで)
ツーバイフォーは構造用合板があるので気密性は確保しやすいとおもっています。
 
疑問(3)木造軸組で柱の外側に構造用合板を張って気密性と耐震性を向上させた
内断熱工法の家もあり個人的には一石二鳥の気がして興味を持っていますが
他社の営業マンからは合板が腐朽しやすい、合板を張る釘が柱のためによくない
といいます。本当のところはどうなのでしょうか。
 
他にも質問したいこと
サッシの性能比や外断熱はありますがまずは3つの疑問について知りたいです。
最終的には個人の判断になりますが判断基準になるアドバイスを頂ければ
幸いです。


奈菜氏 2001/03/23(金) 19:15:41
基本的に気密防湿は断熱材の室内側でとるべきであり木造軸組みの外側に合板を
貼ってしまうとその他社の営業マンの言うおりだと思います。
加えて軽量鉄骨での内断熱高気密高断熱はかなり疑問を感じます。理由はヒート
ブリッジにより壁体内結露を起こしやすいと考えられるからです。
内断熱によりC値1.5以下が可能かどうかですが、施工次第では可能だと思います。
かなりつらいとは思われますが。


匿名切望 2001/03/23(金) 19:18:23
(1)可能ですが、相当慣れた大工じゃないと難しいかもしれません。
防湿気密シートの工事がポイントになります。
(2)セルロースファイバーなどの断熱材もあります。
(3)2x4で合板が腐ったと言う話は聞いた事がありません。
個人的には合板張って現場発泡ウレタンが一番いいと思います。
気密もしっかりとれますから。


景 2001/03/23(金) 23:20:03
奈菜氏さん、匿名切望さん
アドバイスありがとうございます。
構造用合板を貼ることについてですが木造軸組の外側に貼ると合板は腐りやすく
2×4は腐りにくいと理解すればよろしいですか。
発泡ウレタンは気密性と断熱性が高い家とおもっています。しかしイザットハウス
の方が言うことにはウレタンは10年もすると断熱性能が元の約60%に
落ちるからやめておいたほうが良いとの話をされました。本当ですか。
それぞれ自社の宣伝をして他の会社の欠点や短所を言うために混乱してます。
気密をとるためには合板を貼るのがよいとおもっておりますが、注意することは
ありますか、S×Lの合板は通気性があると聞いてますが合板に通気を与えると
気密性が低下するようにも思われます。
文章がまとまっていませんが宜しく追加アドバイスをお願いします。


反プレハブ 2001/03/24(土) 00:21:08
景さん

>木造軸組の外側に貼ると合板は腐りやすく
>2×4は腐りにくいと理解すればよろしいですか。
どちらも腐る可能性としては同じです。
むしろ、2×4の方が使われている柱(スタッド)が軸組みより細いので、合板が腐った場合に致命傷を受けると思います。

>発泡ウレタンは気密性と断熱性が高い家とおもっています。しかしイザットハウス
>の方が言うことにはウレタンは10年もすると断熱性能が元の約60%に
>落ちるからやめておいたほうが良いとの話をされました。本当ですか。
現場発泡ウレタンは気密性と断熱性を簡単に確保できますので、Uホームなどのローコスト住宅で採用されています。ただ、イザットハウスが言う60%はちょっと誇大なような気がしますが、比較的経年劣化が大きい断熱材であることは確かです。現場発泡ウレタンはウレタンの気泡が比較的大きいので断熱性が劣り、経年劣化しやすいという欠点があります。工場で生産されたウレタンボードであれば心配するほどのものでもないと思いますし、断熱性の申し分ありません。

>S×Lの合板は通気性があると聞いてますが合板に通気を与えると
>気密性が低下するようにも思われます。
大手住宅メーカーではこのように、和魂洋才と言うべき、なんとも曖昧な手法が用いられることが多いのです。たとえば、10年ぐらい前まで、大手メーカーのサッシには換気用スリットがついていました。これは冬場の結露を低減する為のものでした。本来ならば、断熱性の高いペアガラスや樹脂サッシを使用し、24時間換気システムを採用すれば結露の発生はほとんど無いはずですが、そこまで対策をするお金がなかったのでしょう。ということで、窓枠にスリットをつけてお茶を濁していたのです。本来ならばもっと根本的な対策をするべきなのです。S×Lの合板には孔が多数開いており、壁内換気用スペーサーも立派なものが使われています。しかし、断熱材にロックウールが使われている以上、壁内結露の危険性はつきまといます。とりあえず、裁判が起きるようなクレームが起きないようにという形でこのような対策をしているのでしょう。発泡樹脂系断熱材などを使用すれば、このような小細工は全く不要で長持ちするのです。


疑問1について
軽量鉄骨ではまず無理だと思います。メーカー公表では5.0程度が限界なようです。
木造軸組みの場合はピンキリです。0.2を自慢するところもあれば、次世代省エネ基準の5.0で事足れりとしているものもあります。

疑問2について
軽量鉄骨でウレタン充填を行っているのは北海道仕様ぐらいのようです。木造軸組みではFPやSWなどがウレタンパネル充填を行っていますし、普通の工務店でも依頼すれば発泡樹脂系断熱材をつめてくれるでしょう。

疑問3について
木造軸組みで構造用合板を貼り、内断熱、外断熱に関係無く、発泡樹脂系の断熱材を使用すれば、壁内結露による腐れの心配はまずありませんし、耐震性も抜群だと思います。
しかし、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー等の繊維系断熱材を使用した場合、合板が先に腐るような気がします。


タックス 2001/03/24(土) 00:55:11
(1)の気密性能については、それこそメーカーに可能かどうかを確認するの
が一番だと思います。費用は施主負担ででも測定を行うという前提で問い合わ
せれば、正直な回答が得られると思います。

(2)充てん断熱に使用する断熱材は、グラスウール・ロックウールに限らず
使用できます。押出発泡ポリスチレン+構造材との隙間を現場発泡ウレタンと
いう組み合わせの方法を採用している工務店もあると思います。ただし、現在
は樹脂系断熱材に防火性能の面で?マークが付けられているので推奨できませ
ん。建築主事が認めれば家は建つ、駄目と言われても文句が言えないというの
が現在の厳密な外壁構造の防火認定の解釈となっています。

(3)合板が腐朽しやすいのではなく、防湿気密シートの施工をきちんと行う
職方がいない(経験がない)ため、壁内結露を起こしやすいのです。ただし、
外壁通気工法と生活スタイルで相当程度防止できます。
合板が心配であれば、構造用MDFやダイライトを使用すれば透湿抵抗が合板
の1/10程度なので壁内結露は起こりにくくなります。
合板を打つ釘が良くないというのは、寝言ですね。何が良くないのか不明です
が、仮に錆であるならばステンレス製の釘を使用すれば済むことです。
ステンレスに変えたところで、差額は1棟で数万円程度です。坪数万円違えば
とんでもない金額ですが、1棟で数万円なら許容範囲と私は思います。
釘については大工さんが細い釘を使いたがることの方が問題になります。
構造用合板の固定に使用する釘は軸組でN50、2×4でCN50と決まっている
のですが、軸組の場合には守られないことが多いのです。
なお、気密性能は防湿気密シートがメインで、屋外側に張る構造用面材はあく
までも補助的なものと考える方が良いでしょう。


景 2001/03/24(土) 09:50:53
反プレハブさん タックスさん
貴重なお時間を割いてのアドバイスありがとうございます。
他人の話をすぐに信じてしまう質ですのでいろいろと教えて下さい。
>木造軸組みでC値0.2を自慢されているところ
(4)これは合板を貼った場合の値でしょうか。
現場を見る限りでは防湿シートで気密性を上げることは難しく合板を貼るほうが
確実とおもっていました。いままでC値2.0以下にする場合は合板を貼って対応
するか外断熱を採用しているとおもっていました。
みなさんの共通点はグラス、ロックウールより発泡樹脂系断熱材を使用
したほうが気密、断熱性のために優れている点です。
そこで質問ですが(5)発泡樹脂系断熱材を内断熱で使用する場合は外側に合板を
貼らないと出来ないとおもっていましたが合板を貼らなくても発泡樹脂系
断熱材は使用できますか。
重ねてで恐縮です、(6)現場発泡以外の工場で生産されたウレタンボードは
ハウスメーカーでない工務店で使用できるでしょうか。
自分で確認出来ればよいですが現在のところ展示場にあるハウスメーカー以外は
話しを聞いていません。
>気密性能はシートがメインで合板面材は補助的なもの
シートを丹念に張ることが要求されるようにおもいますが(7)外側の
構造面材の有無によってシートの施工が一緒の場合にC値はどの程度の
差が出るとおもわれますか。
質問ばかりして恐縮です。まさに文字通り お宅になりそうです。



タックス 2001/03/24(土) 16:39:42
景さんへ。
合板は気密材料ではありません。こだわられても、答えようがないです。
住宅の外部に合板を使うのは構造の補強が目的なのです。それに対して、
気密工事=防湿気密シート工事です。
あえて(7)について答えると、特に工夫しないで合板を張るのならば
C値の差は測定誤差範囲程度のはずです。

誤解されると困るので書きますが、私は発泡樹脂系の断熱材が優れている
とは思っていません。住宅の防火性能の低下を招く点と、長期耐久性の面
ではグラスウール・ロックウールよりも劣っていると考えています。
ただ、気密工事を行う場合に防湿気密シートを屋内に施工するよりも押出
発泡ポリスチレン+気密テープで外から行う方が工事が容易という主張を
否定はしません。


設計品質と施工品質 2001/03/24(土) 20:10:49
タックス様
>景さんへ。
>合板は気密材料ではありません。
多分、充填断熱では・・との前提条件が入ったご発言だと思いますが、

タックス様はご承知の事でしょうが、合板は一定条件下では気密部材となりますので、誤解を生じないために書かせていただきます。その一定条件は以下の通りです。

次世代省エネルギー基準で決められている気密材は、

 (1)C値5以下を前提とした気密材として
ア、0.1mm以上の防湿気密フィルム
イ、外張り断熱工法プラ系断熱材外側での使用を前提とした透湿防水シート(タイベックなど)
ウ、床断熱と外張り断熱工法での気密層での使用を前提とした合板
エ、吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材
オ、乾燥木材(20%以下、使用できる部位は横架材、真壁柱など)
カ、鋼製部材(鉄骨造下地、構造材、問題は接合部の隙間)
キ、コンクリート部材(密実な長期クラックの心配の無い品質が前提)
の6種類が規定されています。

また
(2)C値2以下を前提とした気密材として
ア、0.2mm以上の防湿気密フィルム
イ、床断熱と外張り断熱工法での気密層での使用を前提とした合板
ウ、コンクリート部材(密実な長期クラックの心配の無い品質が前提)
の3種類が仕様規定で認められています。

合板はある一定条件下ではC値5以下、2以下とも気密部材として使用されています。ご確認願います。


MISA 2001/03/24(土) 20:38:18
タックスさん
ツーバイフォーやパネル工法は木造軸組工法と比較して一般的に気密性が
良いと言われていますがこれは低気密状況下の環境と理解すれば良いですか。
例えばC値5以下を求めるには合板では役不足で5以下は気密シートに頼る
ことになるとおもいます。

長期耐久性はグラスウール、ロックウールより発泡樹脂系のほうが高いと
理解してました。この場合の耐久性は断熱性能のことですかそれとも
単体実験では繊維系が有利ですが発泡樹脂系の表面がビニールで包まれている
状態での比較は違った結果になりませんか。
以前、使っていない屋根付の犬小屋にA/板状ポリスチレンと
B/表面のビニールを剥がした板状ポリスチレンとC/銀膜で包まれた
グラスウールの3点を置いて1ヶ月後に見たらB→C→Aの順番で
見るからに断熱性能が低下している様でした。


タックス 2001/03/25(日) 00:32:40
設計品質と施工品質様
荒っぽい書き方だったのでフォローしていただきありがとうございます。
気密を防湿気密シートではなく合板で取れるのではないか、というように
受け取れる発言であったので、あのような書き方になってしまいました。

発泡プラスチック系断熱材を用いた外張断熱工法以外では気密部材として
認められていない、気密部材として使用する場合でも継ぎ手部に気密テー
プが必須である、に訂正します。

MISA様
> ツーバイフォーやパネル工法は木造軸組工法と比較して一般的に気密性が
> 良いと言われていますがこれは低気密状況下の環境と理解すれば良いですか。

気密工事を行っていない、低気密住宅(C値5以上を想定)の場合と理解
しています。
ただし、合板を外張りした場合でも木造軸組住宅の方が気密性は低くなる
と思っています。
プレカットの精度の関係で柱・間柱と横架材の面が合わないという点と、
木造軸組では金物の上から合板を施工する点が理由です。
2×4では金物は構造用合板の上から取り付けます。

断熱材の長期的な耐久性については、外張り断熱の場合を想定して書いて
しまいました。充てん断熱で用いる場合には発泡樹脂系の方が耐久性は高
いと思います。
耐久性は、材料としての耐久性をイメージしています。劣化要因は熱、水
分、外気、光などですが、充てん断熱では熱が緩和され外気と光が除外さ
れるので、樹脂系が有利ですね。


景 2001/03/25(日) 09:51:53
皆さん
マイホームの取得を計画している一個人のために発言ありがとうございます。
外断熱も候補に挙げていますが予算に合いそうにもないので内断熱の気密性に
ついて予備知識を得たいとおもってます。
現場を見た限りで内断熱のGW、RWの家の気密性がこれで本当に取れるのかと
疑問に思い合板の方が取れそうと感じたことが発端です。
設計品質と施工品質さんとタックスさんの発言から
内断熱でC値5以下を目指す家では合板は役に立たない、合板で気密性を持たせる
ためには継手部に気密テープが必須であると理解すれば宜しいですか。
合板を使用した家で継手部に気密テープを貼った現場はなかったです。
これはC値5以下を目指してないと理解することになりますか。
勝手な思い違いでしょうか。つくずく家は難しいです。
(8)予備知識で教えて頂きたいのですが内断熱の発泡樹脂系断熱材の家には
内部の気密シートは不要でしょうか。内断熱で気密シートでC値1.5以下を
目指すための現場でのポイントです。
予備知識があれば工事中に対応できるとおもっています。先の(5)(6)の
疑問も御返事が頂けたら嬉しいです。何卒個人の酔狂にお付き合いしても良い
という方アドバイスをよろしくお願いします。



設計品質と施工品質 2001/03/25(日) 10:58:41
景様
外壁合板のみで気密を取ると、内部結露の危険が高まりますので、お住まいの地域を考慮して壁断面を構成して下さい。本当は設計・施工者のアドバイスがいると思います。様々な論点が交錯していますので、焦点を気密(防湿)の場所の一点に絞らせていただきます。

★内部結露対策
室内側のポリフィルムには気密性と防湿性を持たせる役割があり、冬の場合の防露対策上は、室内側と室外側で透湿抵抗(湿気の通しにくさの数値です)が外側の方が開放されていなければなりません。よく言われる『外にいくほど開放』されていないと、湿気が抵抗の大きい部分で止まり結露してしまいます。外壁合板での気密を取る場合、透湿抵抗が大きい(10.3)ので、室内側で必ず合板より透湿抵抗の大きいポリエチレンフィルム(透湿抵抗260)を精密に施工させて下さい。ただ、寒冷地温暖地で透湿抵抗の安全な内外差比率は異なります。

★透湿抵抗内外差と室内側最低透湿抵抗値
この透湿抵抗の内外差は、寒冷地と温暖値では、安全比率が異なります。さらに室内側の内部結露防止に必要な透湿抵抗の目安も付記すると

★内外安全比率と室内側安全透湿抵抗目安
T地域では5:1 120以上
U地域では4:1 120以上
V地域では3:1 60以上
W地域では2:1 30以上
X地域では1:1 30以上
となります。当然、コンセントボックスや施工不良による穴が無い事が前提条件です。

★主要な材料の透湿抵抗値
モルタル20mm 4.25
アスファルトフェルト 5.0
タイベック 0.087
合板 9mm 10.3
石膏ボード9mm 0.78
防湿層付GW50mm 17.0
GW50mm 0.8
ポリエチレンシート 260

壁の断面を柱の外と内壁でこの数値合計の比較をして上記安全比率の中にあるか、室内側安全透湿抵抗以上あるかで結露に対して危険かどうか判断して下さい。

当然、透湿抵抗値は穴があると0に近くなりますので、その部所にて内部結露の危険が高まります。穴が無い事が条件です。




景 2001/03/26(月) 00:33:51
設計品質と施工品質さん
御丁寧な回答ありがとうございます。
合板のみで気密ををとることは内部結露の危険が高まるわけですね。
お聞きすることを絞りたいとおもいます。

GW、RWと発泡樹脂系とで同条件(安全比率)ではそれ自体で内部結露
の危険率が違ってくるとおもいますがいかがですか。
合板を貼らずにC値1.5以下にするためのポリエチレンフィルムを精密
に施工するには2重3重に貼ってもらうのは有効でしょうか?
コンセントボックスは専用品があるのでしょうか。
完成後に気密測定の結果が目標値C値1.5以下に届かなかった時例えば
C値が3.0以上だった場合ハウスメーカーにやり直しを請求できますか。
やり直しするには壁を剥がしてフィルムの点検と貼り直しをすることになる
のでしょうか。質問責めですが予算のため内断熱で気密性を高めたいと
おもっておりますのでお願いします。


設計品質と施工品質 2001/03/26(月) 06:38:25
景様
>GW、RWと発泡樹脂系とで同条件(安全比率)ではそれ自体で内部結露
の危険率が違ってくるとおもいますがいかがですか。
発砲ポリ系断熱材の透湿抵抗50mmはおおむね30から40です。この数値を室内側透湿抵抗合計に入れて計算してください。(ただ、この計算も簡易的ではありますが)安全比率は充填断熱の壁断面構成のあらゆる材料に当てはまります。室内側で抵抗が高くなると安全側に働きます。柱などとの隙間にご注意ください。

>合板を貼らずにC値1.5以下にするためのポリエチレンフィルムを精密
に施工するには2重3重に貼ってもらうのは有効でしょうか?
有効です。だた一重でも、細部で気を使う部分がありますので、施工がかなり大変であると思います。設計者・施工者との打ち合わせを行ってください。

>コンセントボックスは専用品があるのでしょうか。
専用コンセントがあります。施工マニュアルにそって行う必要があります。このコンセント周りは、気密と共に断熱の弱点になります。コンセントの裏側に断熱材を付加する事を忘れないようにしてください。コンセント周りで結露すると漏電の危険性もあります。次世代省エネルギー基準を取り寄せてよく施工注意点を勉強してください。

>完成後に気密測定の結果が目標値C値1.5以下に届かなかった時例えば
C値が3.0以上だった場合ハウスメーカーにやり直しを請求できますか。
これも施工者との約束・契約行為をどのようにするかで決まります。

>やり直しするには壁を剥がしてフィルムの点検と貼り直しをすることになる
のでしょうか。
通常気密を2以下に設定している施工者は、フィルム張り・外壁合板施工・サッシ取り付けなど終了した段階と完成時に2回、気密検査をすることが多いようです。気密がでないときには、中間段階で修正するようです。これも施工者との約束・契約行為のなかで取り決めなければなりません。5以下の気密のところ(メーカーも含め)は測定さえも行わないところが多いみたいです。

>質問責めですが予算のため内断熱で気密性を高めたいとおもっておりますのでお願いします
いい家を建てたいお気持ちが十分伝わり理解できます。今は気密に焦点がありますが、気密が高まると断熱・換気・冷暖房・音とからんできます。景様は真剣に考えていらっしゃいますのでご承知でしょうが、その他の住宅要素も全体トータルの中での判断が必要ですので、専門的に信頼できる設計者か施工者の方のアドバイスが必要と思います。まずその方をお探しになることをお勧めします。


透湿





外断熱の発展を願う者 2001/03/26(月) 15:29:33
防湿層の劣化に関して、教えて下さい。

「建築知識の新連載について」からの書き込みです。
記事のごとく、新築住宅では外断熱と、防湿層をしっかりと施行した充填断熱では壁内結露、又住み心地には差がないと思います。
ここで問題になることは、経年劣化の影響だと思います。リフォーム、釘打ち、追加工事等で防湿層(気密層)はどれくらい保たれるのでしょうか。
記事では自信を持って現在の防湿層を施行する充填断熱を進めていますが、何十年と住んでいったときの防湿層が破綻(劣化)が不安になります。
防湿層(気密層)の劣化状況が具体的にわかる方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。(劣化対策もわかりましたらよろしくお願いします。)

防湿(気密)層の重要性を挙げれば挙げるほど、その防湿層が劣化したときが心配になります。

外断熱の気密の劣化に関しては以下のような書き込みがありました。(真偽はわかりませんが)
トピック)気密性能は2ないし1以下が必要なのですか (2)
匿名希望 2001/03/08(木) 22:09:04
>ウエルダンの兼坂さんが書いた本「高気密高断熱の家ずくり」には、こう書いてありました。
日本と外国で学び、自ら設計した床暖房の家は快適では無かった。(この時のc値不明。)
その後、補修を繰り返し快適になった。(具体的補修方法不明)C=1.6であった。
その後、劣化によりC=2になった。



設計品質と施工品質 2001/03/27(火) 00:05:34
外断熱の発展を願う者様
ご要望の内容からは少しずれるかもしれませんが

次世代省エネ基準と指針のP200の中で

気密性能比較では、1995年の福島明氏他による住宅の気密性能の実態と簡易気密測定法(建築学会北海道支部研究報告集bS70)にて

c値測定結果として
木造充填工法14棟 平均c値2.3
2x4工法17棟 平均c値1.8
パネル化工法5棟 平均c値1.8
外張り工法12棟 平均c値1.3
が報告されています。

またこの中の工法はランダム抽出の9棟について、1年後に隙間量が平均100cm2増加した事を報告しています。海外(2x4気密シート張りと思われます)では1・2年後に2倍近く隙間が増え、その後は変化しないことが12棟の測定で確認されています。この原因は、木材の乾燥と窓や扉の摩耗と指摘されています。

また気密測定の季節によって、測定巾は20%〜30%の上下差があり、原因はやはり木材の収縮であると推察されています。時期の問題について今後の検討課題であるとしています。

どのような高気密高断熱工法でも、乾燥木材の使用が気密性能劣化に重要な要素となると思います。


匿名希望 2001/03/27(火) 00:50:39
設計品質と施工品質さん
毎回ためになる親切なアドバイス重ねてお礼申し上げます。
2ヶ月半前に総合展示場で子供向けの各種イベントの催しがあり家族サービスと
土地を購入したことだし家の勉強を兼ねて6つのメーカーのアンケートを記入
したことから現場を拝見させてもらったことは感謝していますがその後、営業
の方の電話や訪問DM攻勢が続いてます。今は工法について混乱している状態
ですので頭を冷やし、冷却期間を置き予備知識と理論武装するためにしきり直し
をしようとおもっています。引き続き頭の中を整理するための質問です。
防湿層の経年劣化のことも、もちろんお聞きしたいですが
>ポリエチレンフィルムの貼り方で細部で気を使う部分が有ります
細部で気を使う部分とは具体的にはどの部分ですか。

再度の確認ですが気密性能を左右するのはあくまでもシートの施工精度であり
GW、RWと発泡樹脂系の断熱材による差は無いということですね。
>専門的に信頼できる設計者か施工者の方のアドバイス
展示場のハウスメーカーにこだわってはいませんので
専門的に信頼できる設計者と施工者の探しかた、見分け方を教えて下さい。
設計事務所になりますか、漠然と設計士に依頼するのは予算のある方で
設計料が余分に掛かるイメージがありますが違いますか。
一般的に相性を確認するとか作品を見せてもらうと良いと聞きますが
予算がないのに話を聞くのも気が引けるし断り難そうです。
とりとめのない話になりましたがよろしくアドバイスをお願いします。



景 2001/03/27(火) 00:54:14
上の発言者は景です。


外断熱の発展を願う者 2001/03/27(火) 09:10:10
設計品質と施工品質様
ご回答ありがとうございました。

ご指摘のごとく、建築後の早期においては木材の乾燥による気密の劣化がポイントになると思われますが、
私が懸念するところは、10年単位での劣化(気密性能の低下)という点です。
外断熱住宅でも勿論同様の懸念はありますが、防湿層の低下の方が住宅に与える影響は大きいのではないかと予想されます。
防湿層を施行する充填断熱の「新在来工法」では、その防湿層の重要性を強調すればするほど、
防湿層が破綻したときには従来の低性能な住宅と同様の危険にさらされることになります。
「新在来工法」を積極的に進める方は、この何十年たった時の防湿層の劣化状況、劣化対策を具体的に挙げる義務があると思います。
新築時の性能比較だけの話ではないと思います。

上の意見に対しては、既に長年の経験を積んできた北海道や海外の住宅で問題がないことを挙げる方がいるでしょう。
しかし、北海道や、海外では終日暖房が主流だと思います。
たとえ防湿層の劣化があっても、終日暖房により壁内結露の危険は少ないでしょう。

間歇暖房が主流になる関東以西では防湿層が劣化した場合には壁内結露の危険が増える可能性があります。
以上から考えると「新在来工法」を採用する場合は、終日暖房を採用することが非常に重要である事まで言及する必要があるでしょう。


匿名切望 2001/03/27(火) 09:23:28
壁内結露の一番大きな要因は温度差です。
北海道のような寒い地域で終日暖房というのが一番壁体内結露が起きやすい設定になります。


J 2001/03/27(火) 10:18:53
匿名切望さん
結露が起きやすいではなく、起きづらいではないでしょうか

24時間暖房と言うと常時暖房してるようですが,
実際はサーモが働くので間欠暖房と言ってもいいのかもしれません。
高性能住宅では18度程度で快適です。
重要なのは家中の最低気温を、常時15度程度を保つことだと思います。(冬の場合)



匿名切望 2001/03/27(火) 10:43:19
窓の結露と壁体内結露を混同されているんではないでしょうか。
言葉が足りなかったので補足しますが、
壁体内結露の一番大きな要因は外気と室内の温度差です。
断熱構造の内側と外側の温度差です。
外気と室内の温度差が大きければ大きいほど壁体内結露は起きやすくなります。
したがって、北海道のような寒い地域で常時暖房していれば、常にこの温度差の
大きい状態が維持されますから、ひと冬の間、ずっと壁体内結露が起きやすい
状態になります。


tonko1st E-Mail: tonko1st@jeans.ocn.ne.jp
2001/03/27(火) 10:52:39
Jさん 
壁体内結露が発生しやすいのは 匿名切望さんがいわれているのが 正しいのではないでしょうか? 
史上最大のミステイクという本に 結露発生の 湿度温度差分布曲線がのっていますので それを 参考にされたらいかがでしょう
北海道で問題になったのは 室内の温度を Jさんが 主張されるように 室内最低温度を 上昇させた結果 壁のなかの 断熱材の室外側(外気に触れて冷たい)で
室内の空気(例え室内の湿度が低くても)がひやされ 飽和状態になり結露したのが 事の発端です。
純正北米式ツーバイは いかに 外気温と壁体内断熱材の室外がわの 温度差を少なくするかで 知恵を競っております。
外断熱が何故すぐれているか これは 家全体を断熱材で柱の外側で スッポリ 覆っているので 例え断熱材の外部側で 結露がしょうじても 構造材は 無関係になる点がすぐれているように 思います。
さらに かりに 内断熱方式のばあい 在来工法ですと 柱や 管柱が 断熱材で 覆われておりませんので そこが熱橋(実際は冷橋)となり 結果として 柱と接している断熱材に結露がしょうじる可能性が 大きいのです。
北米純正ツーバイは 2x4ではなく 2x6(壁) 2x8(屋根)に最近は変えている筈です。 6インチあれば 14−15センチですので 材木の断熱性も 4インチの5割増し 8インチですと 20センチですので 2倍の断熱性が 構造材にかぎれば 得られます。さらに その分 グラスウールの厚みも確保できます。

北米のツーバイの家は なんと 屋根に パイプが 数本突き出しているのがあります。
これは 壁や 屋根裏で万一発生した 湿気ぬきのパイプだそうです。
日本のツーバイでは 見た事がないので ビックリしました。


匿名切望 2001/03/27(火) 11:01:06
景さん
木造軸組の工務店では、断熱材の内側に張る気密防湿シートを知らない業者がいます。
構造用合板が腐るとしたら、防湿工事をした事がない業者だと思います。
そういう業者は、合板にも用途によって種類がある事を知らないので構造用合板を
使わず耐水性のない合板を使ったりします。
現場発砲ウレタンが10年で60%になったとしても、ポリスチレンと同程度の
断熱性能です。さらに隙間なく充填できるので、これだけで充分な気密が取れます。
さらに外側に構造用合板を張って現場発泡ウレタンを充填すると壁構造としては
非常に強固になるようです。
この方法だと防湿シートが要らないという話もあります。
でも張った方がベターだとは思います。
外側に合板を張れば、そのままの隙間は減るでしょうが充填断熱(内断熱)ではあくまでも
断熱材内側の防湿構造で気密防湿するのが原則です。
SxLはグラスウールの外側で通気させますから、壁内結露には有効でしょうが、断熱性能が低下します。寒い地域では販売していないと記憶しています。


J 2001/03/27(火) 11:06:04
すいません
私の頭ではよく理解できません。
室内外の温度差が大きいと壁内結露が起きやすい
これはわかるのですが
北海道の高性能住宅は24時間全室暖房が当たり前ですが
壁内結露の問題は起こってないと思いますが・・

窓と壁は違うというのも良くわかりません



tonko1st E-Mail: tonko1st@jeans.ocn.ne.jp
2001/03/27(火) 12:04:15
Jさん 
説明不足でごめんなさい。
じつは 北海道では充填断熱方式の家を建てるときは 付加断熱を あわせて施工しているから充填断熱材の 外側の気温が 相対的に低くならないのです。
いってみれば ツーバイや在来工法 ログハウス(スエーデンでは必ず施工されていると聞きました)の壁の外側へ 外胴縁を打ち その上に断熱材をまき その外側が 外壁仕上げとなっています。
但し 付加断熱材の内側へ 通気層を設けるのが 良いという人もあれば むしろ ないほうが いいという人もいて 決着はついていないようです。
これは むしろ 充填断熱材に透湿性のものを 用いたかどうかで 差がでるようです。これも 歴史が証明するのでしょうか?

これは 本題とは外れますが よく 北海道と本州は気候が違うと 本では書いてありますが 自分はもはや 北海道もかっての 気候の特徴はなくなっているのではとおもっている一人です。
理由は 不調といわれる北海道経済において ただ一種だけ 儲かって泣きたいくらいの業種があるそうです。
それは 電気屋さんです。なにせ 冷房クーラーの売れ行きがとまらないとのこと。
夏の 蒸し暑さが 本州並になりつつあります。
日本は これまで 亜熱帯地域に編入されておりましたが 本州以南は熱帯 北海道は いまが 温帯 そのうち 亜熱帯へ編入されると 想像しております。
本州は熱帯へ変更済みと思います。
みなさんは 大都会へ 住んでおられるので大きな気候変動には 御気付きになりにくいと 思いますが 日本の僻地の気候は この四−5年大変動を おこしております。 
この
ホームページの常連さんの ろくさんは たしか 長野県佐久だったと 思います。
この佐久市で なんと 生まれて初めて 雨が二月に降ったといって 私の友人は いきりたっております。
因みに 八ヶ岳 や 蓼科は従来積雪は 15センチー20センチしかない(雪も降らない程寒い)といわれておりました。ところが 4年前 ドカ雪がふって 地元の方はビックリされたのです。これは 単なる一過性のものとして せいぜい お茶間の話題で済んでおりましたが 今年は 4年前を 上回る積雪量を記録しています。
どうも 一過性ではなさそうだと地元工務店は心配しています。

私の別荘地は 蓼科にありますが(土地だけ)この冬 訪れた際 なんと 1メートル以上の積雪でした。
平地の都会にお住みになっている方は 雪が多いと寒いと想像されるでしょうが 実際は逆で 雪が降るほど 温暖化したという事です。

工務店の方々が心配されているのは 先ず屋根の勾配をもっと急にせねばいけない それから 基礎の高さも倍は必要になる あるいは 屋根の強度も積雪を考え強度を 上げる必要を感じだしたことです。基礎換気孔の 位置も もっと 上にせねばならぬ など いずれも まじめな 工務店さんにとっては 商売上頭が痛くなる事態が発生しています。

一方もっと 物騒な話は これは 素人地学者ですが 気候がそんなに 極端に変わる筈がない むしろ 富士火山帯(八ヶ岳も含めて)の地下温度が上昇したため 一帯の気候が一時的に変動したにすぎない、むしろ 休火山の噴火のほうへ 関心をもつべきではないかと うるさくいいます。(温度計を持って 計って来いといいたい)
関心をもっても 噴火の可能性が 小さくなる保証もないので 私は 気候変動説を 信じます。



匿名切望 2001/03/27(火) 12:13:55
外断熱の発展を願う者さんの次のような書き込みに対してコメントしました。
>しかし、北海道や、海外では終日暖房が主流だと思います。
>たとえ防湿層の劣化があっても、終日暖房により壁内結露の危険は少ないでしょう。

もし防湿層が劣化したら一番危険なのが北海道などの寒い地域なのです。
壁体内結露が大問題になったのが過去の北海道で、充分な対策をしたから問題が起きなく
なったのが今の北海道です。
充分な対策と言うのが防湿層の施工です。
ですから充填断熱の防湿層の劣化がどれほど問題になるのかは北海道を状況を見るだけで
充分なのです。

>窓と壁は違うというのも良くわかりません

水蒸気を含んだ空気が冷やされて露点に達すると結露する、という原理は変りません。
壁体内結露は室内の水蒸気が壁体内に侵入するかどうかがポイントになります。

窓の結露は生活の仕方で原因はいろいろです。
寝る前に暖房を切ったので明け方に室内の空気そのものが露点に近づき、断熱性能の
一番悪い窓に結露するケース。
窓に厚手のカーテンをしていて、窓付近の空気が滞留して結露するケース
鍋物を食べたので多量の水蒸気が発生して、室内空気が飽和して結露するケース
などです。



匿名切望 2001/03/27(火) 12:20:21
>水蒸気を含んだ空気が冷やされて露点に達すると結露する、という原理は変りません。

壁体内結露は「水蒸気を含んだ空気」が隙間から侵入する場合と、「水蒸気のみ」
が内壁を透過して侵入する場合がありますね。
少々訂正します。


設計品質と施工品質 2001/03/27(火) 13:21:59
景様
>>ポリエチレンフィルムの貼り方で細部で気を使う部分が有ります
>細部で気を使う部分とは具体的にはどの部分ですか。
言葉では、なかなか説明しにくいのですが
次世代省エネレベルの充填断熱での注意点を列挙します。他にもまだありますが、大所です。

1、壁内通風による断熱性能の低下
壁の中で通風が起こると断熱性能は15%から50%も落ちます。実際には、多くの充填断熱の家で期待した設計性能どおりでなく、半分近くの断熱性能の家が多く存在しています。断熱材の隙間や無理な押込みが原因です。また、壁の通気を抑制するために、床下・1階天井裏・2階小屋裏とのつながる部分で、壁の通気止めのための木材を打ち付けなければなりません。この通気止めをグラスウールなどで押込んでいる例もありますが、効果は疑わしいとされています。

2、内部結露の問題点
まず小屋裏内部での結露が最も多い被害例です。壁からの漏気、部屋からの漏気で小屋裏で冷やされる事で結露します。
梁、壁での内部結露も小屋裏結露と同じ理由で起こります。
次に南側壁での結露で冬の北風により、風下の南側壁の中に湿気を含んだ空気が入り込むために起こります。この部分の土台が腐ってしまいます。その他外壁下部での腐れは床下の高湿気の空気が壁の中に入る事で起こります。以上のように透湿よりも壁の中への、又は中からの『漏気』での結露被害が深刻な問題となります。そのため、隙間なく防湿シート張りするのに面倒な、
(1)床と壁の取合い
(2)梁と壁
(3)壁と天井
(4)内壁と床
(5)天井と内壁
(6)配管貫通部
(7)コンセント廻りダウンライト廻り
(8)窓廻り
(9)下屋と天井その他
が詳細施工マニュアルどおりに施工しチェックできなければなりません。


3、表面結露>下地裏面結露
特に石膏ボードや合板下地裏面での結露が問題で、床でも床下地と断熱材が密着していないで断熱材が垂れ下がって隙間がある事で結露が起こります。これは壁でも同じで、いくら防湿シートをきちんと隙間なく貼っても、中の断熱材と柱、間柱、梁、土台との間で隙間があると石膏ボード裏面で結露する危険が高くなります。

どうしても言葉では分かりづらいと思いますので、ぜひ、次世代省エネ基準を購入してチェックして下さい。

以下の質問は、かなり重要な要素をはらみますので、別のトピックで皆さんにお聞き下さい。その場で私なりの考えも伝えたいと思います。
>>専門的に信頼できる設計者か施工者の方のアドバイス
>展示場のハウスメーカーにこだわってはいませんので
>専門的に信頼できる設計者と施工者の探しかた、見分け方を教えて下さい。





たがみ〜 2001/03/27(火) 13:55:12
 Jさん個人宛ではありません念のため。既に大丈夫という実績があるものに対して、海外は湿気が少ないから大丈夫とか、北海道は雪がさらっとしてるから大丈夫とか、間欠暖房じゃないから大丈夫とか、いずれもイメージから導きだされた強引な解釈によるものと思います。「海外」って、日本の何百倍あるのやら…。
 暖房を切ったときは、もし換気が十分でなければ室内で冷えたものが結露しますが壁の中が暖房中よりも結露が起こる理由は無いと思います。
 また局所暖房は、部屋と部屋の温度差が大きくなって間仕切り壁の中に結露が起こるかもしれませんが、高高内断熱でも外断熱と同じくもともと防湿層は無い訳ですから関係無いと思います。
 余談ですが一部の人間が外断熱の良さを認めたがらないという話しが出ていますが、みな有利な点やメリットは認めていると思います。むしろ逆に、温度差の大きい過酷な条件で立派に耐えているものを認めたがらない人が何故多いのかな?と思いますが。
   
 本題に入りますが、施工問題と耐久性において安心感があるのは外断熱の方だと思います。安心感という精神的問題は個人差もありますが、住み心地に与える影響は大きいと察します。なので坪単価が数万円アップしてもその安心感に投資する価値と言うのはそれなりにあると思います。防湿層が雨漏りの発見を遅らせるというデメリットも残ってますし。
 ただ、外断熱でも例えばユニットバスの周辺に雨漏りした場合は発見が遅れるでしょうし、いろいろ考えると程度と重視するものの差かなと思います。ともに高分子で出来ているのに、防湿層だけが劣化してポリスチレンが劣化しない訳ではないですよね。
 そして例えば、30年後にリフォームすることにして、内断熱は石膏ボードも剥がしてダメになった断熱材を入替え、防湿シートも貼り直せば良いと思うのですがどうでしょうか?リフォーム無しで暮らせる家のないと思いますし。
 外断熱でも断熱材を釘が貫通する訳ですからその隙間がひろがったり釘の錆が(ステンレス限定でしたっけ?)ポリスチレンを劣化させたりとか、そんなことは全く無いのかもしれませんが、何もせず50年も100年も持つとは考えにくいです。
 リフォームの時に室内側から交換出来るものとそうでないものとでは値段も大きく違ってくると思いますので、現時点では外断熱有利でトータルでは差は小さくなるのではないかなぁ、と思ったりもするのですが…。
 最後に、もし内断熱にすることになったら相性のあまり良くない軸組みよりも2x4の方が良いのではないかと個人的には思ってます。


外断熱の発展を願う者 2001/03/27(火) 14:19:04
匿名切望様
おっしゃることがよくわかりました。
壁内結露と窓の結露の点で当方に誤解がありました。。
ご回答ありがとうございました。


J 2001/03/27(火) 16:23:09
少し理解できました。結露のことは難しいです。ありがとうございました。

私は先ほど「北海道の高性能住宅では24時間暖房が当たり前」と書きましたが,
正しくないですね。
高性能住宅にするために、24時間暖房が必要と言うことですね。
あと高断熱、高気密、計画換気を加えた4つがそろって
高性能住宅になると理解してます。

ちなみに建築中の我家はポリスチレン85MMの外断熱に
グラスウール50MMの充填断熱です。
結露の問題が起こるでしょうか。
グラスウールは断熱と言うよりも遮音が目的だそうです。


kei2@関東,40代 2001/03/27(火) 22:45:25
>この通気止めをグラスウールなどで押込んでいる例もありますが、効果は疑わしいとされています。

設計品質と施工品質さん、念のため確認させてください。
ファイヤーストップは、グラスウールをきちんと充填すれば良い、ですよね。
あくまで、(無知で)無理な詰め込みは、空気を止める効果が無いのでイケナイ、
ということですよね。




景 2001/03/28(水) 01:24:36
匿名切望さん、設計品質と施工品質さん
丁寧な説明を下さり毎度ありがとうございます。
>防湿シートをきちんと隙間なく貼っても中の断熱材と構造体が隙間がある
と石膏ボード裏面で結露する危険が高まる。
気密性と内部結露は表裏一体とおもっていましたが必ずしも一体でない
ことを知りました。
お二人の見解で少しずれがあるように受け取りました。

内断熱の気密性は防湿シートで確保するのであって断熱材で気密性を取らないと
理解していましたが現場発泡ウレタンで気密性能は上がるのでしょうか。
防湿シート貼りの面倒な(1)〜(9)は気の遠くなるような作業ではないですか。
これは結露防止の比重が高いですか、それか同時に気密性も高めて両立させる作業
ですか。
あらたな疑問があります。
C値5以下を目指すには外貼り合板では役不足で不充分と理解してます
外断熱も板状断熱材で気密を取ると解釈してますが同じ板状で合板は
5以下の気密性はとれなくて板状断熱材なら5以下を目指すことが可能である
の相違点は何でしょうか。
内部結露を起こさせない以上に気密性能が大事であると理解していますので
こだわってます。
信頼できる設計者と施工者を探すために予備知識を高めたいとおもってます。
しかし個人だけの力では困難とおもっている面もあります。




くない 2001/03/28(水) 06:48:06
SCの場合ですが,板状断熱材で気密をとるというのは,
正確には,板状断熱材のつなぎ目を気密テープで塞いで繋ぎます。

ですから,極端にいえば,断熱材をすべて1〜2センチの
すき間を開けて貼っても,テープで塞ぐので,気密性能は
落ちないはずだと思います。

合板についてはわかりませんが,つなぎ目をどうするかに
よるのではないでしょうか?


へい 2001/03/28(水) 10:16:35
景さん
何がなんでも高気密とこだわっておられるようですが地域性を考えれば夏場の遮熱や排熱の工夫をされたほうが良いと思います。理由は「SCと外断熱の特徴は」というトピでSC工務店殿がわかりやすく解説されていますので参考にされたほうが良いでしょう。例えば、断熱気密ラインを天井裏に設けるか屋根裏に設けるかの違いでも夏場の2階の「住み心地」は大きく違ってくるはずです。
ちなみに、現場発泡ウレタンは気密性に関してはかなり高いのですが初期の性能をどれだけ維持できるかが課題です。木材の収縮に追従できずに亀裂が入ってしまう等が典型的な問題例です。できれば火災時の有毒ガスを考慮すると難燃剤の入ったイソシアヌネレートフォームを採用された方が無難でしょう。


設計品質と施工品質 2001/03/28(水) 10:46:12
kei2様
>設計品質と施工品質さん、念のため確認させてください。
>ファイヤーストップは、グラスウールをきちんと充填すれば良い、ですよね。
一般公庫基準でのファイアーストップ材、または通気止めとしてグラスウールを壁の上部下部に折り曲げて充填する方法も記載されています。

ただ、高気密高断熱仕様である次世代省エネルギー基準レベルでは、従前から行われてた壁上下へのグラスウール詰め込みは、通気性を有する材料(グラスウール)での通気止め工事は、施工箇所が狭い場所で良好な施工が期待できない事も考え合わせて、効果を疑問視しています。そのため次世代基準での通気止めとしてはマニュアルには記載されませんでした。(あくまでも次世代型です)


設計品質と施工品質 2001/03/28(水) 11:23:19
景様
>>防湿シートをきちんと隙間なく貼っても中の断熱材と構造体が隙間がある
>>と石膏ボード裏面で結露する危険が高まる。
>気密性と内部結露は表裏一体とおもっていましたが必ずしも一体でない
>ことを知りました
この断熱材の隙間による石膏ボード裏面での結露は、内部結露の範疇ではなく、表面結露と見なされています。断熱材と、構造材や床や壁の下地との間で隙間があると、外部の冷気が壁や床に流れ込み、壁・床下地裏面で結露を起こします。気密防湿シートの精密な施工と共に、断熱材の施工にも隙間の無い精密な施工が求められます。

>防湿シート貼りの面倒な(1)〜(9)は気の遠くなるような作業ではないですか。
>これは結露防止の比重が高いですか、それか同時に気密性も高めて両立させる作業
>ですか。
次世代省エネ型では、気密シートの事を気密防湿シートと呼んで、気密性能と防湿性能、それに付随した漏気対策=各部所(1階壁内・床下・2階壁内・1階天井裏・2階小屋裏)をそれぞれ隔離独立させる事を目的としています。これらの機能を複合的に持たせています。充填断熱工法では非常に重要な工事となります。


kei2@関東,40代 2001/03/28(水) 23:47:22
設計品質と施工品質さん、解説ありがとうございました。
公庫仕様と次世代省エネ基準の違い、良く分かりました。


匿名切望 2001/03/29(木) 10:03:11
景さん
外張り合板での気密、という話が出ていますが、外張り断熱でも充填断熱でも
原則として、断熱材の内側が気密防湿層になります。

外張り合板の外側に断熱材を張れば(外張り断熱)合板の位置が気密防湿層の位置に
なりますから合板を気密材とする事が可能になります。

充填断熱の場合は、内壁の位置(石膏ボードの外側)が気密防湿層の位置になるので
気密と防湿を兼ねた防湿シートの施工が重要になります。

現場発泡ウレタンは断熱材が気密防湿層を兼ねることになりますが、内側に防湿シートを
張った方がよりいいとは思います。


景 2001/03/30(金) 00:47:02
みなさん 疑問の答えとアドバイスありがとうございます。

合板のつなぎ目に気密性のためにテープをしている現場はなかったです。
無いのは地域性のためですか。
>夏場の遮熱と排熱
遮熱は簾やよしづで対策を取ろうとおもいます。
排熱の工夫は思いつきません。教えて下さい。
>漏気対策
各部屋を独立させる目的の意味は何でしょうか。
発泡ウレタンは指摘された木材の収縮に追従できずに亀裂が入る問題は程度的に
致命的な欠点になりますか。
各ハウスメーカーのトークで混乱しています。直線的な短絡な質問です。
工法、構造、断熱方法でコストが掛からないでC値1.5以下を実現する
選択はどれかです。
グラスウールがもっとも低コストでしょうが防湿気密シートを貼る施工精度が
要求されます。
みなさんはC値より家の他の要素にこだわるべきとお考えですか。
お聞きしたいことが多すぎるのか、ばらばらになってますがよろしく
お願いします。


設計品質と施工品質 2001/03/30(金) 09:46:15
景様
私が関係する質問に直線的に答えます。
>合板のつなぎ目に気密性のためにテープをしている現場はなかったです。
>無いのは地域性のためですか。
合板を気密材とする外張り工法では、採用しているところもあります。充填断熱でテープを張ると結露に対し危険となります。

>>漏気対策
>各部屋を独立させる目的の意味は何でしょうか。
漏気対策のために隔離独立させるのは、壁内部・床下・天井裏内部です。
対策理由
1、充填断熱で断熱材の入っている壁の中に高湿気の空気が入る(漏気する)と結露します。
2、充填断熱の壁の中を空気が通過すると断熱性能が15%から50%低下します。
3、壁の中から空気が漏れると、壁の中に雨を入れ込む危険があります。(けっこう被害があるとの事です)

いろいろな情報で混乱されていると思えます。たしかに時間がかかりますが、情報の整理をする事を勧めます




景 2001/03/31(土) 13:06:39
設計品質と施工品質様
度重なる回答ありがとうございます。
情報を整理して予算との兼ね合いももう一度白紙に戻して考慮します。
合板を貼った充填内断熱でつなぎ目にテープを貼ると気密性は上がるが内部結露の
危険性もあがるとは思いもよりませんでした。
気密と結露予防の両立は難しそうです。
白紙から展開がありましたらまた報告します。ありがとうございました。


景 2001/03/31(土) 13:07:21
解決とします。


匿名切望 2001/03/31(土) 22:51:58
景さん

>合板を貼った充填内断熱でつなぎ目にテープを貼ると気密性は上がるが内部結露の
>危険性もあがるとは思いもよりませんでした。

この部分、誤解があると思いますのでコメントしておきます。
充填断熱の場合は気密防湿層が断熱材の内側なので、あくまでも断熱材の内側で気密防湿を行ないます。
ですから断熱材の外側にある構造用合板に気密テープは不要だという事です。
気密防湿層の外にある断熱材は「水蒸気的には外側に開放している」べきですから構造用合板に気密テープは不要なのです。

設計品質と施工品質さんが、
>充填断熱でテープを張ると結露に対し危険となります。

と書かれていますが、2x4の例でもわかるように継ぎ目部分にテープを貼ればその部分は
水蒸気的に密閉されます。
しかし合板部分の透湿抵抗がそれほど上昇するとは思えないので、危険と言うほどの話ではないと思います。必要ない、という程度ではないかと思いますがいかがですか。


設計品質と施工品質 2001/04/01(日) 10:45:42
解決の後に書き込むのは気が引けますが
匿名切望様
>設計品質と施工品質さんが、
>>充填断熱でテープを張ると結露に対し危険となります。

>と書かれていますが、2x4の例でもわかるように継ぎ目部分にテープを貼ればその
>部分は 水蒸気的に密閉されます。
>しかし合板部分の透湿抵抗がそれほど上昇するとは思えないので、危険と言うほどの
>話ではないと思います。必要ない、という程度ではないかと思いますがいかがですか

あまりにも直線的解答のため、たしかに誤解がある表現です。以前、私がタックス様に指摘したことを自らも行ない反省しています。

説明を加えます。
★次世代省エネレベルで、防湿気密層を断熱材室内側で設けずに、外壁に合板を貼りますと、透湿抵抗内外比が室内側で小さくなりますので、結露に対して危険になります。

★さらに気密性能を期待してテープで継ぎ目を貼ると、外壁合板のみでさえ危険ですので、さらに湿気の逃げ場が少なくなります(隙間が少なくなります)ので、湿気が隙間から逃げていた部分で、隙間が無くなり危険性が増します。

★次世代省エネレベルで、合板のように透湿抵抗の高い(10.3)材料を外壁側に施工する時は、必ず室内側にそれ以上の透湿抵抗の高い防湿気密層を施工して下さい。その透湿抵抗の内外比は、温暖地域、寒冷地域によって異なりますので、以前書きました内外比以上になるように断面を構成して下さい。ちなみに外部合板使用の時には、室内側には防湿シート(透湿抵抗260・厚さによって異なります)か、内部にも合板を貼る(室内側で気密テープ・パッキン等で隙間を無くす)か、にて内外比率の調整が必要です。

★これは合板の透湿抵抗の10.3の値が、住宅で普通に使用する内外装材料の中では、かなり透湿抵抗の高い材料となっているためです。

★前回書きました透湿抵抗のリスト以外の内外装材の透湿抵抗も参考に記載します。
防水塗膜 62〜183
石綿スレート3mm 2.44
土壁60mm 3.4
ALC板100mm〜105mm 4〜5.5
軽量コンクリートブロック200mm 54.3
鉄筋コンクリート100mm 69.9
木造モルタル外壁キズリからモルタルまで 17.1
アスファルトルーフィング 6〜137 施工制度でばらつく
アスファルトフェルト 3〜5
シージングボード12mm 2.9
ビニールシート 78.4
壁体用空気層10mm 0.24
壁体用通気層10mm 0.02
気密空気層 0.07〜0.42
室内側表面0.06(面風速0.3m/s)
室外側表面0.02 (面風速3.0m/s)



設計担当 2001/04/01(日) 20:46:12
「設計品質と施工品質」さん、いつもとっても勉強になっています。
これからも教えてください。私は縁あってグラスウールの家を設計しています。
外回りには合板を張っています。社長の考えでは、グラスウールが雨にあたることを防ぐことが大事だという発想ですが、内部からの水蒸気についてはおおらかです。
ここからプリントアウトして、社長の机の上に置くようにしています。現場では、防湿層の施工は一応はしているのですが現在以上に丁寧な仕事は頼みづらいものを感じています。そこで以前カナダでは、合板の真ん中を20ミリほど透かして水蒸気を壁体内から逃がすようにしているという写真を見ました。
社長にそうすることを提案したのですが、そんなことをしたら壁の強度が無くなってしまうし、雨水が浸入する危険性も大きいということで却下されました。
防湿工事が不完全という前提に立たなければならない場合に、壁体内の水蒸気の逃げ口を用意した方がよくないでしょうか?


mina 2001/04/01(日) 22:33:36
設計品質と施工品質さんではありませんが一言だけ。

>そこで以前カナダでは、合板の真ん中を20ミリほど透かして水蒸気を壁体内から
>逃がすようにしているという写真を見ました。

これは経年変化の木の縮みを考慮して合板の間隔に余裕を持たせているのです。
2x4では基本的なチェック点になります。

>社長にそうすることを提案したのですが、そんなことをしたら壁の強度が
>無くなってしまうし、雨水が浸入する危険性も大きいということで却下されました。

そのために合板の外側に透湿防水シート(タイベックなど)を張ります。

>防湿工事が不完全という前提に立たなければならない場合に、壁体内の水蒸気の逃げ口を用意した方がよくないでしょうか?

近い将来、欠陥住宅と呼ばれる可能性が極めて高いというリスクを背負う事に
なると思います。
防湿が不完全で外側に通気させると必要な断熱性能も出ない事になります。
高断熱高気密については、「建築知識'99年3月号」や「高断熱高気密バイブル」(建築技術)
が参考になります。


設計品質と施工品質 2001/04/02(月) 11:44:25
景様
トピ主の方の解決の後に書き込む事をお許し下さい。

設計担当様
>そこで以前カナダでは、合板の真ん中を20ミリほど透かして水蒸気を壁体内から
>逃がすようにしているという写真を見ました。
>社長にそうすることを提案したのですが、そんなことをしたら壁の強度が
>無くなってしまうし、雨水が浸入する危険性も大きいということで却下されました。
>防湿工事が不完全という前提に立たなければならない場合に、
>壁体内の水蒸気の逃げ口を用意した方がよくないでしょうか?

★当然、透湿抵抗の内外比を目論んだ性能で維持するためには、防湿シートのマニュアルどおりの施工と品質管理が絶対に必要です。大工さんが嫌がるから出来ないとの理由でいいかげんな施工では、結露の危険がありますので充填断熱では論外です。ただ、まったく防湿シートの隙間を無くす事が不可能なのも事実ですので、その時のための、合板の外側での透湿防風層(タイベック施工)と通気層施工が有力な湿気排出の仕様となります。

ここまでが教科書に書かれる話です。

★私の透湿抵抗の表にあるアスファルトルーフィングの透湿抵抗を見て下さい。
実は、アスファルトルーフィングの22kg品の材自体の透湿抵抗は、300です。
マニュアルどおり完全に施工されて137
雑に施工されて6.0
あまりに大きな差です。
これは隙間や重ね合せの不足による隙間の存在が原因でしょう。
このことが防湿気密シートにも施工品質の面でも言えると思います。このような施工バラツキをどうするか、外壁側の透湿抵抗低下のために、面剛性の確保との両立の中で

1、外壁合板に隙間を空ける。(設計担当様のご提案)
2、穴明き外壁合板を採用する(松下テクノストラクチャーで採用)
3、ダイケンダイライトを採用する
4、シージングボードを採用する
が考えられます。

★外部合板でなくても、通常のモルタル外壁総体の透湿抵抗は17.1ですので、その際も防湿気密シートの施工精度が重要です。
★気密防湿シートの重要性は、充填断熱では3点あることは、以前の景様への解答で記載しましたとおりです。
充填断熱工事には、施工者の教育と指導が不可欠で絶対に必要です。その教育課程の中で、内断熱・外断熱・パネル・2x4などの工法は、最終的には、造り手である施工者や大工さんという市場が、やり易いもの、金銭的メリットのあるものなど、製造者の市場原理の中で収斂すると考えています。どの工法であっても施工品質の確保が重要であり、机上の空論では品質確保はままならないと考えています。


設計担当 2001/04/02(月) 22:51:02
すいませんがまた教えてください。
外側に合板を張ったのでは、透湿しにくいから、結露の危険があるから、穴あき合板のようなものを使う、という考え方は防湿層を不要としているのでしょうか、それとも弊社のように不完全施工を前提にしているのでしょうか?
もしそうであるとすると、不完全施工を前提とする建材を生産販売することについて何かおかしなものを感じるのですが。
社長の考えは、完全を要求すれば大工さんを手放すことになる、家を造ることが目的なのに断熱の仕方で家が建たなくなってよいのかとのことです。
その社長にとっては喜ばしいことなので、早速四つの建材のどれかを採用するでしょう。
そうなると、私はどこかおかしく思いつつ仕事をしなければならなくなりそうです。


景 2001/04/02(月) 23:25:25
設計品質と施工品質様
一応解決としましたが気兼ねなく続けて下さい。別のテーマにありましたが
設計担当さんのような良心をお持ちの方が防湿層の施工について改善され
一軒でもたくさんの不完全施工の家が少なくなれば結構なことです。
それにしても
>現場では防湿層の施工は一応しているのですが現在以上に丁寧な仕事は
頼みづらい
は しみじみ重い言葉です。現状の防湿層の施工を言いあらわしています。
釈迦に説法になります。ダイライトは以前のテーマで透湿抵抗が
一般の合板より低い。あやふやな記憶ですが松井さんも3階建てには
採用している発言があったとおもいます。
シージングボードもたしか透湿抵抗が低かったとおもいますが値段が高い
と記憶してます。
過去検索でダイライトで出てくるはずです。最近のやり取りで思い出しました。
設計担当さん 社長に流されずに良心を持ち続けて家づくりに励んで
一軒でもたくさんの感謝と施主の笑顔を見て下さい。僭越ながら応援します。


設計品質と施工品質 2001/04/03(火) 17:42:08
景様
ご配慮ありがとうございます。
設計担当様
★私も誤解の恐れを感じつつ、私の発言の中で下のモルタル外壁と防湿気密シートの3つの重要性を記入する事で、誤解が生じないように配慮させて頂きました。
★付け加えると外壁合板とモルタル外壁の組み合わせ(通気層無し)、外壁合板と乾式タイルの下地サイディングを通気層無しで合板に直張りなどは、結露危険が高い組み合わせと言えます。阪神大震災後、高耐震住宅として木造に合板を使用した住宅が、大量に生産されていますが、外壁の組み合わせや外壁通気層が無い場合など、結露に対し危険側に働くと感じています。
★万一のシート施工不良や合板の透湿抵抗をいくらかでも緩和する意味合いから、4つの材料を提示しました。高気密高断熱の次世代型では、合板などの透湿抵抗が高い材料を使用する時には、防湿気密シートが必要であることは変わりありません。
★ただ、これら4つの材料の透湿抵抗を調査して、地域によっては、透湿抵抗が低い場合には、内外比から気密層の材料もシートでなくても良い場合が出てくる事も考えられます。(簡便な内外比だけではなく、防露設計の検証が必要でしょう)
★今までの議論は、透湿についての検証ですので、防湿気密層に施工不良や不測の穴が空いている時には、『漏気問題』が透湿以上に深刻な結露被害をもたらすので、どのような材料を気密層に使用しても、防湿気密層の入念な施工を必要とすることは変わりありません。


タックス 2001/04/03(火) 20:54:03
設計担当様

4つの材料以外に追加すると、構造用MDF(数社から販売)が透湿抵抗が
低い構造用面材です。
シージングボードは構造補強という点で他の材料よりも劣ります。

施工精度のお話ですが、施工は正確に行われないものだという認識が設計や
管理をする側には必要だと思います。
私の仕事の外壁材がらみですが、窯業系サイディングでは業界として施工士
という資格試験を行っていますが、学科ならともかく実技試験でも半数近い
不合格者がでています。
製品の反りのクレームで現場調査に行ったら、釘が不足していたとか合板に
しか釘を効かせていなかったというのは日常茶飯事です。

大工さんの場合も似たような事例は多いのですが、きちんと施工しない場合
にどんなことが起こるのかをきちんと説明できれば納得してもらえる場合が
多いです。
ただ、南関東から東海道以西では、壁内結露による腐朽の危険性というのは
納得してもらえないかもしれません。結露によるトラブルの経験は少ないで
しょうから。
合板の所で結露するから断熱材は合板に接してはいけないんだと主張してい
た大工さんもいました。合板の結露はその内に乾くから、接触さえしていな
ければ問題ないのだそうです。
もしかしたら、これも経験による知恵で、50mmのグラスウールが主体の内は
問題がなかったのかもしれません。


疑問者 2001/04/06(金) 13:15:50
外側に合板を張っての100mmのグラスウールはどうしても合板に接触しますね。
合板の内側にタイベックを貼ったらどうでしょうか。


ファイ 2001/04/06(金) 14:29:00
> 日本は これまで 亜熱帯地域に編入されておりましたが 本州以南は熱帯 北海道は 
> いまが 温帯 そのうち 亜熱帯へ編入されると 想像しております。

気になっていたのですが・・・
日本は本州が温帯、北海道は亜寒帯です。

気候図によれば北海道の90%以上は、亜寒帯多雨夏涼気候Dfb。
青森など東北地方の平野部は亜寒帯多雨夏高温気候(Dfa)。
津軽海峡を挟んで、気候が変るというのは分類上正しいです。

Dfb :最寒月の平均気温ー3℃以下。年中多雨。
最暖月の平均気温22℃以下&10℃以上の月4ヶ月以上。
(Dfa):一月の平均気温0℃以下。年中多雨。
最暖月の平均気温22℃以上。


匿名建坊 2001/04/06(金) 20:58:45
>津軽海峡を挟んで、気候が変わるというのは
分類上正しいです。

松井さんの「津軽海峡以西では、、、、」の
フォローだと思いますが、気候的に日本列島を
津軽海峡ではっきり2つに区分することは
出来ません。
北から南に徐々に気候が変化していくと言う方が
正確だとおもいます。
土地の内陸性や標高により、北海道と同じ気候が
本州にも広く分布しております。
また、松井さんは「高湿」であると言いたかった
のでしょうが、ケッペンの気候区分は主に気温と
降水量に着目したもので、湿度を計った結果では
ありません。
津軽海峡で日本を2つに区分するのは生物学の
プラキストン線で、これは日本列島生成の歴史、
海峡の出来た時期と関連する話です。


ファイ 2001/04/07(土) 18:03:12
>土地の内陸性や標高により、北海道と同じ気候が
>本州にも広く分布しております。

ただ、それはほとんど人の住まない高山地帯なんですよ。
だから北海道と同じ気候が広く分布という表現には語弊があります。
それに北海道と同じDfbではなく、(Dfb)だったりします。

一方、北海道に関して言えば大雪山のてっぺんぐらいを除きほぼ全域90%以上が
同じ気候区分であることは異様であり、津軽海峡以北は特別だなという印象です。


匿名建坊 2001/04/07(土) 19:36:31
北上山地と八ヶ岳山麓はDfbですが、高山地帯
ではありませんし、人も住んでいます。
たしかに標高は高いですが。
ケッペンの気候区分は主に気温と降水量に着目
したものです。
DfbとDfaの違いは気温だけです。
降雨の時期や、降水量が大きく異なる訳では
ありません。
特定の気温で線引きしたので、違って見える
だけです。
津軽海峡をはさむ青森と函館の緯度の差は1°で、
その平均気温の差は1.2℃です。
函館と網走の緯度差は2°12′、気温差は2.5℃
青森と仙台の緯度差は2°33′、気温差は2.2℃
となっています。
旭川は標高が高く、日本海側は海流が違うので比較するのを
やめました。
青森、函館ともに海流の影響が微妙な土地だと思いますので
あまり良い比較は出来なかったようですが。


ファイ 2001/04/09(月) 08:35:20
>また、松井さんは「高湿」であると言いたかった
>のでしょうが、ケッペンの気候区分は主に気温と
>降水量に着目したもので、湿度を計った結果では
>ありません。

どうやら、匿名建坊さんは、『いい家が欲しい』を読んでいない気がする。
北海道で開発された高断熱工法?を秋田や青森などへ持ってきたら、夏暑
くてどうしようもなかった・・・と書かれていたと思います

東北地方の気候区分ですが
1)平野部(Dfa)
2)中高地 Dfa
3)高地 Dfb

Dfbに指定された高地は奥羽山脈などの背骨にあたる細長く狭い領域です。
人が住んでいたとしたとしても非常に狭い。


匿名建坊 2001/04/09(月) 21:46:41
「その本」には、「網走の気候に合った高断熱住宅を
函館にもって来たら、夏暑くてどうしようもなかった」
とは書いてないのですか?。


ファイ 2001/04/10(火) 08:12:22
どうやら、私の直感は当たったようですね(笑)。
確かに北海道南端の、しかも日本海側の細長い領域に限って言えば、青森の平野部と同じ
(Dfa)が存在するのは事実です。ですが、北海道全体からすれば1%にも満たない狭
い領域です。



皮肉屋 2001/04/10(火) 09:23:11
なんどもいわれているけどファイさんてリバーサイドさんじゃないの?

いい家を建てるのに必要なのは、なまはんかな理科の知識を住宅工法の一派に対して
我田引水するんじゃなくて、ひとそれぞれ自分の家の理想像に合わせていろいろな
意見を取捨選択することじゃないですか?

"いい家”を聖書みたいに崇拝して、おまえは読んでないだろ!なんて魔女狩りじみた
批判は見苦しいからやめたほうがいいとおもいますよ?


ファイ 2001/04/10(火) 11:12:40
皮肉屋さん、見苦しい批判でしたか(笑)。
批判したつもりではなく、読まずに間違ったことをおっしゃるので指摘したまでです。
皮肉屋さん、読まずに批判するのは見苦しくありませんか。


匿名建坊 2001/04/10(火) 19:23:38
私は「その本」の事など一言も書いても、批判しても
いませんが?。
私は、「ガラス繊維協会のホームページを見て驚かされました」
の中での松井さんの発言「津軽海峡以西では、、、」
に対するファイさんのフォロー発言の内容がおかしい
と言っているだけです。
その時松井さんが言いたかった「高湿である」にたいし、
ケッペンの気候区分を持ち出しても全然フォローには
ならないと言っているだけです。
私は、特定の人間の利益の為に正当な科学的な知識
が歪曲されてはならないと思っているだけです。


秋田の工務店 2001/04/10(火) 21:06:45
当店はソーラーではありませんが、松井さんの本は読ませてもらいました。
そこで言われている津軽海峡以西ではという言い方は正しいものだと思います。
学問的な気候区分と家づくりの地域特性というものは別物です。
秋田にしろ、青森、岩手にしろ北海道の家づくりをそっくり真似したらみんな失敗でした。外断熱を採用しないのは、グラスウールの方が慣れているやりやすいと思っているからですが、そこだけは北海道と同じなために正直言って梅雨から夏が苦しいのです。


匿名建坊 2001/04/11(水) 00:33:26
秋田の工務店さん
私は岩手・青森・秋田には色々な季節に何度も
行っている(北海道は正月ばかり)ので、また、
テント泊り等が多い(平地でも)ので、その気候
についてかなり知っているつもりですが、
梅雨どきには行った事がありません。
そこで、理科年表を見たのですが、青森だけ
6〜7月の降水量が少ないのです。
道東や道南の都市に比べても少ないので、
青森には梅雨が無いのではないかと思えて
きました。
もし、ご存知でしたら教えていただけると
幸いです。



匿名建坊 2001/04/11(水) 00:56:58
秋田の工務店さん済みませんでした。
理科年表に「梅雨の時期の降水量」が有りました。
北海道を除く日本の各都市が載っておりました。
青森だけ他の都市より特別少ない降水量ですが、
表に載っているということは、梅雨があると解釈
するのが良いようです。


管理者 2001/04/11(水) 00:56:59
内断熱の気密性能について (2)に続きます。

 

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