外断熱の欠点?

「いい家」が欲しい。/談話室



SS 2000/06/12(月) 14:23:23
足立さんの本に次のような記述があります。
構造体は室内環境と空間を共用するが、
木材は大半が輸入材であるため防腐処理やシロアリ駆除剤で処理されていて
有機リン酸系の薬品が用いられている。

木材処理の薬品の残留ガスが室内に溜まる。

外壁を固定する際、釘が長いと施工も大変、断熱材の厚さは50mmが限界。

厳冬期床板が冷たかったり足元が冷える。

気密を外で取るため床下も高気密になるので床下の換気が問題。
床下は地熱の影響で年中比較的低い温度になっていることが多く、
室内の暖かい空気が侵入すると床下で結露が生じる恐れ。

床下には薬品処理されていないシロアリに強いヒノキやヒバを用いるべき。

これらの指摘は正しいのでしょうか。


kato 2000/06/12(月) 14:55:43
>構造体は室内環境と空間を共用するが、木材は大半が輸入材であるため防腐
>処理やシロアリ駆除剤で処理されていて有機リン酸系の薬品が用いられてい
>る。
厳密に言えば、施工が完全でなければ内断熱でも同様だと思います。
有機リン酸系の防腐・防蟻処理はやってはいけないでしょう。以前OMソーラ
ーで事件になっているはずです。

>外壁を固定する際、釘が長いと施工も大変、断熱材の厚さは50mmが限界。
限界かどうかはわかりませんが、造作材のコスト上からいって経済的に無理
ということはあると思います。サイディングの釘止めは、確かに不安ですね。

>厳冬期床板が冷たかったり足元が冷える。
これは、SCの家で住人がベースダンパーを冬でも開けっ放しにしていたの
が原因だと思います。私邸は床下換気口が全くないので、そんなことにはな
らないと思いますし、外断熱の欠点ではないでしょう...

>木材処理の薬品の残留ガスが室内に溜まる。
>気密を外で取るため床下も高気密になるので床下の換気が問題。
残留ガスとは、防腐・防蟻処理の関係かと思いますが、24時間計画換気を
やっていますし、床下にもダクトを2本入れて換気しているので大丈夫だと
考えています。

>床下は地熱の影響で年中比較的低い温度になっていることが多く、室内の
>暖かい空気が侵入すると床下で結露が生じる恐れ。
地域にもよりますが、基礎断熱で基礎下の地熱を利用した場合は、基礎コン
のベース部分は13〜15゜前後になっているはずですが、床下は居室と空
間を共有しているので、適切な暖房をしていれば15〜16゜くらいにでき
ると考えています。もちろん、住まい方が悪ければ危険な状態にもなり得ま
すが、内断熱の場合で床下換気口が開けっ放しの床下に、施工不良で床下に
隙間ができている場合は、もっと危険でしょう...床下は外気温とほぼ同
じになっているはずですから。

>床下には薬品処理されていないシロアリに強いヒノキやヒバを用いるべき。
私は土台にヒバ材を使いました。基礎断熱で床下換気口がないので防蟻につい
ては心配していませんが、防腐についての安全率を高くしたかったからです。

外断熱特有の欠点は外壁の取付方法だけだと思います。


SS 2000/06/12(月) 16:25:27
Katoさんの書き込みはわかりやすくて助かります。
床下にダクトを入れてるというのはアルデのシステムとしてですか?
ちなみに土屋ホームでは床下専用の換気扇がついてます。

そもそも基礎断熱の床下に換気は必要ですか。
私は北海道で湿気はそれほどでもないのですが・・

外断熱の外壁の選択は慎重を要すると思いますが、
依頼を考えてる工務店はモルタルにこだわってます。
耐火性能はどうでしょうか。
またタイル張りは地震の衝撃でタイルが落ちることがある
と足立さんの本にあります。


K1 2000/06/12(月) 16:35:27
katoさんは外断熱で建てられたのですよねエ。実際に住んで居られる方の意見という事で、いつも大変ありがたく思っております。
>外断熱特有の欠点は外壁の取付方法だけだと思います。
確かに同感です。
外壁を固定する際、釘で止めることになると思いますが外壁に対する保持力が心配です。(実際にどういう止め方をしているのか見たことありませんので間違っていたら誰か訂正してください)釘は引き抜き力が弱いといいますしね。
SSさん
>これらの指摘は正しいのでしょうか。
ということですが正しいというより間違ってはいないと思います。ただし「外断熱の欠点?」という事ではないと思います。それは足立さんが考えているような建て方をすればその様な状況にはなると思いますが、それはkataさんの書き込みからもおわかりと思います。逆に欠点(指摘)があるということは対処方法もあるのではないかと考えております。
私は今新築を検討してますが単純に内・外のメリットが自分の生活感にどちらがあってるか考え、欠点は欠点で対処してこうと思ってます。


kato 2000/06/12(月) 16:47:42
>床下にダクトを入れてるというのはアルデのシステムとしてですか?
そうです。正確に言うと25m3/hのダクトを1階トイレとキッチンの床下
と浴室の床下に分岐しています。

>そもそも基礎断熱の床下に換気は必要ですか。
地域や立地条件によって一概には言えないことですが、新築時の基礎コン
クリートの水分放出や梅雨時に、居室内の湿度が高くなる場合は心配です。
居室を24時間計画換気で換気量を確保するとともに、空気を淀ませない
ように常に移動させておくことが重要だと思います。外断熱の場合は床下も
居室と同等と考えていますので、当然換気するべきだと思います。
空気が淀むとカビやダニが発生しやすくなるでしょう...

>外断熱の外壁の選択は慎重を要すると思いますが、依頼を考えてる工務
>店はモルタルにこだわってます。耐火性能はどうでしょうか。
耐火性能は問題ないと思いますが、ひび割れの補修などのメンテナンスが
必要だと思います。

>タイル張りは地震の衝撃でタイルが落ちることがあると足立さんの本に
>あります。
モルタルなどの湿式では、落下することもあるかも知れませんが、乾式な
ら問題ないでしょう。私邸はボンドでレンガを張っています。目地はモル
タルですが...


H.O 2000/06/12(月) 17:25:17
SSさん、足立さんの意見はすでにこの談話室で検討済みで、
物理学的にもおかしな考察によるとの結論が出ています。
高気密・高断熱の家に関する問題点は、ほとんど解明されつつあって
足立さんのそれらの意見はすでに過去のものとされています。
ところで、そうであるのなら足立さんはどのような家を推薦されているのかご存知ですか?
最近松井さんの本が世に出てから、足立さん推薦のものよりも外断熱工法が俄然注目されてきたので、足立さんも落ち着かない心境になられた様子で、ソーラーサーキットのモデルハウスを表面温度測定器を持参して偵察に歩かれているという話です。
まもなくその結果にもとづいて、また人目を引く題名を工夫されて本を出されるのではないでしょうか?
たしか窓開け換気をしている暑い日だったようですから、今度は頭部が暑く感じたと書かれていると思われます。
発売を楽しみにしていましょう。



SS 2000/06/13(火) 08:56:41
皆さんご意見ありがとうございます。
足立さんは外断熱を否定してるわけではないと思いますが、
それよりも内断熱のFPがいいと言う立場ですね。
物理学的にもおかしい、と言われたら足立さんもかわいそうですね。
あの人は大学時代物理学専攻でしたから(笑い)
結論を除くと氏の主張は納得できます。

さて我家は外断熱で立てることになりそうですが、
外のメリットについて工務店では断熱性能などは挙げません。
内壁が自由にできることがメリットだといってます。
そもそも外をはじめたのはコストが安くできるのではないかと思ったからだそうです。
私が外にこだわる理由と違うので、残念ですが
手間のかかるモルタルにこだわってるので良心的な工務店では
と思ってます。ウイルスボ配管も採用してるなど、
将来的なメンテナンスにも配慮してます。
年間約15棟、そのうち外で3棟くらい建てています。

ただ、断熱材がウレタン70mmなのをポリスチレンでやりたい
と言ったら100mm必要と言われました。
どちらも性能はそれほど変わらないと思いますが・・・

問題は100mmに対応するくぎ(ねじ)がないので調べるとの事。
内側には断熱というよりも遮音の意味でグラスウール50mm使うそうです。
ポリスチレン100mmと合わせ断熱性能はかなり良いと思うのですが。
やはり心配は外壁の固定です。

それと3種換気ですが極寒の地なので吸気口はマイナス○○度以下になると
閉じるものを使うようです。(結露防止)
基本的に閉じないと理解してたのですが、これでいいのでしょうか。


HHI 2000/06/14(水) 17:23:54
詳しい状況が分りませんが、グラスウールとプラスチック断熱材との間で壁内結露する可能性が考えられます。グラスウールを吸音材として用いても断熱材でも在る事を忘れるわけには行きません.外断熱の基本的な問題と思いますが.


kato 2000/06/14(水) 17:28:36
外断熱なら外壁は別として、その内側にある内壁内にグラスウールを
用いても大丈夫だと思います。ただ、結露以外の面で繊維系は使用し
たくなかったので、私は防音対策として、一部の壁を石膏ボードの2
重張りにしました。


HHI 2000/06/14(水) 19:22:15
外断熱だからこそ、この場合いは注意が必要です.初歩的な事ですが、設計の条件を明確にして、結露計算されてはいかがですか?もしされていたら失礼.北海道でのひとつの工法にこのようなものが在りましたが、結露問題とコストの事で少なくなりました.


kato 2000/06/15(木) 12:25:53
HHIさん、私も内壁内の空気層(通気層)を塞いでまで防音対策はしたくない
と考えました。しかし、内壁内にグラスウールを入れたからといって、壁内
結露が心配というのは、技術的にはおかしいと思います。
結露の危険が伴うほどの温度傾斜が居室間であるなんていうのは内断熱の家
の場合でしょう...私邸は外断熱ですが、居室間の温度差はせいぜい1〜
2゜でしかありません。寒冷地の外断熱の家の場合、冬は特に家全体の温度
管理を住人が行わなければならないと思います。
あれれ!
書いていて気が付いたのですが、もしかして、内壁ではなくて外壁のプラス
チック断熱材の内側にグラスウールを入れるのですか?
そうだとしたら、問題です。気密層の内側を断熱すると結露の心配がありま
す。それに、防音の強化のために外壁内部にグラスウールを入れるのはナン
センスです。やるなら、遮音性からいって壁よりも遙かに弱い、窓サッシや
吸気口といった部分を攻めるべきでしょう...


ぱんちょす 2000/06/15(木) 15:10:28
外壁(サイディング)の支持方法に疑問があります。
一般的に胴縁を用いて通気層を確保する外断熱工法で、外壁の支持を釘で行う場合、以下が考えられます。

(1)胴縁で支持する(但し、断熱材には到達させない。)
(2)柱で支持する (胴部→断熱材→柱を一気に貫通させる。釘の先端は柱に刺さる)

(1)ですと、釘の先端を胴縁のみで支持するのは不安な感じがします。かといって(2)では、胴縁の上からと
いっても断熱材を貫通させることになるので心配です。
一般論でかまいませんので、どなたか教えて下さい。


K1 2000/06/15(木) 16:07:06
ぱんちょすさんも心配ですか私もです。
過去に「かなり重い外壁材を使うには?」のところでの松井さんの回答からだと(2)みたいですよ。


ぱんちょす 2000/06/15(木) 18:08:01
K1さん
情報ありがとうございました。早速検索しましたところ、松井さんは以下(本文から抜粋)のように回答してました。
これから判断すると、方法(2)が望ましいようですね。やはり方法(1)だと駄目なのでしょうか? 実は、我が家は方法(1)  
を採用するようでして、かなり心配になってきました。ちなみに外壁はサイディング(厚さ12)を使用する予定です。
松井さんや、SC会員の方から御意見を頂ければありがたいのですが。よろしくお願いいたします。 


[外壁の加重に対する対応能力に関する実験方法について]
4寸の柱を一本用意して、そこに12ミリの板、50ミリの断熱材を当てて、21ミリ厚の竪胴縁を150ミリのクギで打ちつけて固定します。長
さは50センチ程度でよいでしよう。
その竪胴縁の先端にロープをかけて、受けざるを吊るし、その中に重りを載せていきます。
たった一本のクギで、優に80キロ以上の重さに耐えれることが証明されます。
乾式タイルの重いもので、u当たり約50キロでしょうか。
サイディングの厚さ21ミリもので、同じく約30キロでしょうか。
ソーラーサーキットの家の外壁は、u当たり少なくても6本のクギで支持されています。
したがって安心してタイルを貼ることができます。


ぱんちょす 2000/06/16(金) 14:29:46
工務店さんに確認したところ、胴縁に打つ釘のピッチを通常より狭めて、胴縁と柱の接合力をUPさせ、胴縁に外壁を釘打ちするとのことです。
これは外壁重量(私邸では12mm厚のものを予定してます。重量は?ですが。)から荷重計算をした結論だそうです。地震の際に心配な気が
しますが、逆に断熱材、柱へのストレスを軽減できるというメリットがあるのではないかと思います。どうでしょうか?それから、松井さんの
過去の書き込みから、外壁取り付け時の釘打ちを柱まで貫通させているのですね。と勝手に断定してしまいましたが、実際はどうなんでしょうか?
松井さん 教えて頂けませんでしょうか。よろしくお願いいたします。  


kato 2000/06/16(金) 14:57:11
12mm厚のサイディングで釘止めというのは、私はちょっと心配です。
薄いサイディングでは野球のボールが当たって穴があく場合があります。
サイディングを厚くするのは、衛撃の応力を大きくするより、波打ち現象
(サイディングの乾燥変形で下地と下地の間で凹凸がでる)を防ぐ事を目的
としているそうです。
サイディングの厚さが厚いものに、金具止めの物が多くありますが、金具は
サイディングの内倒に隠れるような構造となっており、風雨にさらされ難く
なります。一方、釘止めは脳天打ちともいいますが、サイディングの表面
から釘で打ち付けます。当然、その釘頭は表面に露出する事になります。
金具止めサイディングは高級品に多く、耐久性も高くなり、高価格とな
ります。釘止めには普及品が多く価格も安いのですが、耐久性も劣り、短期間
での手入れが必要となります。
金具止めや釘止めの方法が原因で、直接家に影響を与えるものではないでしょ
うが、風雨にさらされる外壁は、漏水や紫外線によって劣化し、結果として家
そのものにに大きな影響を与える部材ですから、耐久性を重視して決めたいと
考えています。高価格でも金具止めのサイディングの方がいいと思います。
軽さで言えば、カラー鋼板やアルミ、ステンレス製の金属サイディングもあり、
ほとんどは、釘が隠れるタイプです。メンテナンスが簡単で軽く施工性も高く、
低価格のものから高級品まで幅広くあります。でも、見栄えは良くないかも
知れません...

 

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