欠陥住宅

「いい家」が欲しい。/談話室



K.S 2000/06/04(日) 21:10:05
松井さんへ
本日私たち夫婦は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律への疑問」というコラムを拝読しました。
次のところで私たちは体の奥底から震えてくるものを覚えました。
「欠陥は保証の問題とする前に刑事罰を課すこと、すなわち破廉恥罪として扱うべきものなのです。
ほとんどの欠陥は、未必の故意か重大な過失によって引き起こされているのです。たとえば半値八掛けで下請けに丸投げしたら、手抜きを誘発し、欠陥が生ずるであろうことは十分予想できることです。当然そうなるであろうことを承知の上で行うと、法律的には未必の故意があるとされます。
「広辞苑」によれば「故意に行う」ということは、「自己の行為が一定の結果を生ずることを認識して或る行為をした場合の心理状態。犯意。」であるとされています。
犯意があって行われる欠陥工事によって、住む人に多大な精神的苦痛を与え、財産的にも損害を与えておきながら、それが欠陥であると証明されたら10年間だけ無償で修繕させましょうなどという法律は、消費者を愚弄しているようなものです。
したがって、これから「10年間の瑕疵保証」を自慢するようなつくり手に出会ったら、まずその人の資質を疑ってみるべきです。」
このような考えで家をつくってくださる方がいるのですね。
私たちは、今から4年程前に住宅展示場に出かけて一番信頼できると思ったメーカーにつくってもらったのですが、結果は欠陥住宅を手に入れることでした。
もう何十回交渉したことでしょう。その顛末を記したノートは、6冊目になりました。
どこがどのように悪いと言うようなことを記すのはもう疲れました。
明らかに分かったことは松井さんがおっしゃられている通りです。私たちがその証人になります。
「ほとんどの欠陥は、未必の故意か重大な過失によって引き起こされているのです。たとえば半値八掛けで下請けに丸投げしたら、手抜きを誘発し、欠陥が生ずるであろうことは十分予想できることです。当然そうなるであろうことを承知の上で行うと、法律的には未必の故意があるとされます。」
私たちが3年かかっていろいろと調べたり、実際につくった下請けの工務店主からかろうじて聞き出すことが出来た本音の話などを総合しますと、松井さんのこの見解ほど的確に現実を見据えたものはないと思われます。
毎月のように、そのメーカーの広告を目にするのですが、それを見た人たちが私たちと同じことにならなければよいのにと祈りたい心境です。
一日も早く、松井さんのお考えが認められて大量生産販売をして一万円でも余分に儲けたい一心で、下請けを使い、下請けをいじめて欠陥住宅をつくらざるをえないようにして、それが現実に発生すると、とぼけたり、おどしたり、なだめたり、いいわけしたりしてどこまでも逃げの一手を使う大手ハウスメーカーに鉄槌が下る日を待ち望んでいます。


吉田 厚 E-Mail: ayoshida@gol.com
2000/06/09(金) 11:13:14
K.Sご夫妻へ
1.拝読しました。大変なご苦労をなさいましたね。犯罪被害者のいわゆるPTSDのように長期にわたる苦しみを負われたともおもわれます。とりわけ知的レベルの高い消費者ほど痛みが大きいはずです。
2.昨夏大手メーカーに九分九厘発注を決意した妻を説得して地場工務店を使いソーラーサーキット工法で建てることに方針転換をして年末工事に着手しました。
3.年間50棟以上の施工能力を誇る業者ということで頭から信用して契約書などろくに検討せずに調印しました。反省ばかりです。
4.それでも生涯、後悔をいだいて暮らすのはいやです。重大な決意と参考書50冊読破の素人なりの知的武装で、一旦工事を中止させての交渉を重ねました。
5.事態は改善するかにみえても全く油断はなりません。ほとんどの内壁の下地に石膏ボードを貼りめぐらせています。ところが防火上最も肝心の台所がなんと合板下地でシステムキチンを設置しました。家内が現場監督に注意すると「当社ではすべてこういう施工です」という。役所に照会したら建築確認申請書の内部仕様は台所の壁は石膏ボード12mm貼り一部磁器タイルとなっているのでそのとおり施工させなさい。当然のことですが。
5.工期は1ヶ月以上遅延しています。商売上手な業者ですから他の現場の棟上げで頻繁に大工が留守、施主に文書で注意されて今度は見た事もない職人を増員して大慌て。まあこんな具合が着工以来続いています。
6.K.Sご夫妻の悩みにくらべれば些細な事象にすぎません。あなたの投稿が松井さんあてだったせいでしょうか、どなたも書き込みしないので、胸のつかえを癒す一助にはおよびもつかないことを承知で一筆啓上しました。


まゆつば 2000/06/09(金) 11:28:27

SCだからって、依頼先によっては「いい家」にはならないということですか...
そりゃそうか。工法によって工務店の性根が変わるわけでもないですね。



もやもや 2000/06/09(金) 19:37:43
 松井氏のコラムでの「品確法」についての決意を拝読したあと、やはり氏はすばらしい工務店さん(人間)とうなっていたところへ吉田氏の苦言を読みましたーー建てられたのはいい家の会員工務店なのでしょうか?  
 私もこれから建てる者ですが地元の(会員)工務店さんは必ずしも松井さんと同じ考えでは無い様に思っています。施主としてはいい家の会員なら当然定期的に勉強会をして切磋琢磨しておられるはずだと思ってしまい、ほっておいてもまつみハウジングさんと同様にすばらしい家が
建つと期待して発注するのも無理からぬところではないでしょうか。ですがやはりここにはかなりの注意が要ると言うこと?

 いい家をつくる会は会員さんのレベルアップを図られる活動はなさって見えるのでしょうか?それともグルーピングのみですか。

 いい家をつくるには施工主も工務店レベルの知識がいると
思えているこの頃ですがこれでは働き盛りで本当に仕事に打ち込んでいる人間にいい家は持てません。そんなひまはないです。。
 ほっておいてもいい家を造られるのがいい家をつくる会の工務店さんではないでしょうか。
施主が深く仕様を追求しないから手を抜くなんてのはプレハブメーカーそのものです。       徹底して正しましょう。
「品確法」も最低のレベルを
悪化させないという点で弱い立場の施主を守ってくれそうに思えるのですが間違いですか? 
勝手なことを施工主サイドで書いてますが私は工務店さんに良い家を建てて貰いたいのです。
  


吉田 厚 E-Mail: ayoshida@gol.com
2000/06/09(金) 23:30:43
まゆつばさんへ
おっしゃるとおりです。SC工法だからといって、いい家の会員だからといって簡単に良い家が手に入るわけではないことをただいま授業料をはらって学習中です。松井修三さんが依頼先との相性を慎重に検討せよと言われる意味の奥深さをやっと知りました。私の松井修三氏に対する敬意はしたがってゆらぐことはありません。

もやもやさん
1.あなたのコメントの鋭い切り口から働き盛りで本当に仕事にうちこんでいる優秀な人間の姿を感じます。そんなひまがないのも当然です。しかしあなたがほっておいても満足のゆく家を造ってくれる業者を探すのもまた至難の業です。いい家の勉強会では情報の交換や相応の技術面での成果はえられても、各地のすぐれて個性的な工務店主の経営哲学というか請負業のこころざしまで影響を及ぼすことは困難です。
2.あなたがたまたま優れた工務店主をに出会い彼を100%信頼なさっても、現場は多くの職人さんたちの数多くの工程をへてはじめて形ができてゆきます。意図的であると否とを問わずかならずエラーが発生します。誰もコントロールできない天候の影響もまともにうけます。
3.私の働き盛りに3回の大普請と建売住宅の購入売却1回をほとんど妻に任せてやりました。だから今回のSCの家もきわめて楽観しておりましたが残念ながら案に相違しました。
4.本来普請は実に楽しいものです。しかし他の顧客向けの造作材がどうやら指図されて我が家の現場に搬入されたのを知ったときなど、とても妻にあずけておけるような事業ではないと痛感しました。
5.もやもやさん あなたはどういう選択をなさいますか。業者に任せて妥協すべきはするか、信頼の置けるかたに本当の設計監理をしていただくか、あるいはあなたのハッピーリタイアメントを待ってじっくり家つくりをお楽しみなさるか。新法もどうやら消費者の味方ではなさそうですね。ではまた。


toncho 2000/06/10(土) 06:33:09
なるほど、「いい家を作る会」といっても「いい家」を「作れる」
かどうかはわからんということか。やっぱりもやもやしてますね。

品確法が消費者保護になっていないというのなら「いい家会」も
消費者保護になっていないことになる。結局、責任のなすりあいに
なってしまうのが本当のところでしょう。誰だっていやなことは
責任をとりたくないからね。


おいぼれ 2000/06/10(土) 07:53:30
消費者保護などと甘えた考えは持たないことだ。
家を建てるということは、自己責任で行うべきことなのだ。
法律だ、制度に頼り、作り手におんぶにだっこを求め、
ちょつとでも気に入らなければ、欠陥だーと騒ぎ立てる。
このホームページの冒頭に「ご挨拶」があり、
「いい家をつくる会」のはじめにも断り書きがあるではないか!
きちんと相手の主張や考えに耳を傾け、自分の力で判断すること。
それがめんどうで、できないなら文句は言わないことだ。
やれ大手は悪だ、工務店は信用できない、自分しか信用できないなら
自分でつくればいいのだ。
甘えるでない!
もう一度くりかえす。
家を建てようとする者が、自分を消費者と思い、大切に保護
して欲しいなどと求めるのは笑止のかぎりというものだ。

そういう私は、築75年の家に住んでいる。
現在68才。
せがれ夫婦が建替えたいと言っている。
これは彼に先日言ってやったこと。
自己責任を忘れるでない。


リストラ設計士 2000/06/10(土) 08:52:15
おいぼれさん、なんだかそう呼んでは失礼な気がするのですが
まことにおっしゃるとおりですね。
松井さんは、欠陥住宅をつくるということは犯罪行為であると
言われています。
ということは、吉田さんは犯罪者と出会い、犯罪者をいい人と
勘違いして工事を依頼したことになるのかと思われます。
そうであるとすれば、おいぼれさんの言われるとおり自己責任
で処理すべきであって、この談話室に訴えるよりも警察か弁護
士さんのところに相談に行くべきでしょう。
もっとも、この談話室の入り口には「ここはクレーム相談所で
はありません」との断り書きがありますが。
しかし、問題は「いい家をつくる会」の会員に犯罪者がいると
したらどうなのかということです。
その観点から、過去の吉田さんの書込みを検索し、検討を加え
みますと、要は話し合いの不足が原因であり、ご自分の考えが
いくつか実現不足になっているという結果にご立腹の様子が分
かります。
そうであるなら、それらの問題はその工務店ともっとよく話し
合われるならば解決可能なことではないでしょうか?
失礼な表現かもしれませんが、その程度のことで欠陥つまり犯
罪であると決めつけられてしまっては、つくる側がお気の毒す
ぎるように思えるのですがいかがでしょうか?
現在工事中の様子ですが、談話室にこのように欠陥住宅として
書き込まれたのでは、その工務店さんはさぞかしやる気を無く
していることでしょう。
松井さんが人と人との相性を大切にしなさいと言われているの
は、お互いの信頼関係を大切にと言われているのだと思います。
文面から勝手に推察しているのですが、吉田さんは大分短気な
ご性格の様子ですね。
家をつくるのには、短気は損にしかならないものです。
私は気長にお客様の言い分を聞きすぎるという理由で、リスト
ラされて現在失業中の身です。
すでに52才ですから仕方がなかったのだと思っていますがこれ
までに数々のお客様と接してきた経験からの感想です。


川上 2000/06/10(土) 12:58:15
ちょっと書き込みしますが、吉田さん、読んで怒らないで下さいね。

私は厄晴れのサラリーマンです。働き盛りで仕事に打ち込んでいる
つもりです。家作りは、若い頃はあこがれだけでしたが、実際に
取り組むとなると、こんなにおもしろいとは思いませんでした。
妻にまかそうなんて、考えもしませんでした。仕事で疲れていても
本を図書館からまとめて借りてきたり、資料を取り寄せ、ショールーム
へも何回も行きました。車で一時間の現場へ週一回ぐらい見に行って
打ち合わせをしています。どちらかと言えば、妻の方が子供会や
幼稚園小学校中学校の世話や集会で忙しいようです。

打ち合わせをしても、はっきりと決めきれないところはどうしても
でてきます。大手ハウスメーカーならラインナップの中からグレードを
決めるとかなりのものが自動的に決まります。設備カタログもグループ
会社のものになります。しかし、工務店であれば選択の幅が何倍にも
なります。その決めきれないところを、うまく話をすすめて納得いく
ものに仕上げていくのが工務店の力量ですし、依頼主との相性になる
のではないでしょうか。

ガスが床下配管というのが現在の標準というのを、吉田さんの書き込み
で予備知識がありましたので、ガス屋さんとの打ち合わせもパッと
終わりました。ありがとうございました。

ただ、ちょっと気になったのが、吉田さんの依頼された工務店が
年間50棟以上の施工能力というのは、反対に問題では?
建売と同じ注文住宅(ほとんど注文できない、しても特別料金)なら
わかりますが、本当の注文住宅は無理ではないかとシロート判断ですが。


めろん 2000/06/11(日) 05:40:53
おいぼれさんの発言の中に

 「消費者保護などと甘えた考えは持たないことだ。
  家を建てるということは、自己責任で行うべきことなのだ。
  法律だ、制度に頼り、作り手におんぶにだっこを求め、
  ちょつとでも気に入らなければ、欠陥だーと騒ぎ立てる。」

というくだりがありますが、これって欠陥住宅を売りつける悪徳
業者がうそぶいて言うセリフにそっくりですね。売りつけるときは
甘い言葉で言葉巧みに消費者を誘っておいて契約したとたんに高圧的に
なり、欠陥個所が出てもこういう言い方で消費者の気持ちを平気で
踏みにじる。

いい家会の会員の中にこういう考えの人がいるとは驚きました。
吉田さんが悪徳会員に当たってしまったのは偶然ではなく単に
確率の問題であることがわかりました。僕もひっかからないように
十分気を付けます。


ii-会員 2000/06/11(日) 06:27:33
工務店の消化能力は設計力、現場管理技術者の力量、人数、 協力業者の規模、力量、 施工システムの確率の程度など、もろもろの要素で決まってきます。
北米ではハウスビルダーというのが圧倒的多数で1年間に数棟を造るというのが多いそうです。社長はハンマーを片手にトラックで飛び回ります。
たくさん造る会社はデベロッパー(開発者?)と呼ばれているそうです。noahさんよろしいでしょうか

社長が陣頭指揮で造る家はおのずと数に限りがあります。


きゅうり 2000/06/11(日) 09:04:09
めろんさん、老いぼれさんの意見のその部分だけをつまみ出して
批判するとおかしなものになってしまいます。
おいぼれさんは、そのような悪徳業者の手玉に取られないですむ
考え方を教えてくださっているのですから。
たしかに、今の世の中は自己責任ということがあまりにもないが
しろにされすぎているようです。


したら 2000/06/11(日) 14:46:42
自己責任とは自分に対して言う言葉であって相手に対して
言う言葉では無いと思います。特に悪徳業者に対してはね。
それから工務店が施主に対しても言ったら責任逃れと言わ
れても仕方がない。

最低限、契約事項や法律は守って当たり前です。それでも
足りないものがある。だからトラブルが相次ぐんですよ。
それだけ消費者とは弱い立場なのです。

欧米では消費者保護が進んでいるのに、こうした弱者保護
を考慮しない心ない発言が相次ぐのは精神的に未熟だからで
しょうね。

 

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